北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

陸上自衛隊宇治駐屯地一般開放 納涼盆踊り大会

2007-08-08 13:22:05 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

■関西補給本処

 八月七日、陸上自衛隊宇治駐屯地が一般開放された。一般開放というと駐屯地創設記念行事(駐屯地祭)を思い浮かべる方も多いかもしれないが、桜祭、納涼祭などでも駐屯地は一般開放されている。

Img_7974  1800~2100時までの間、一般開放され、1830時頃に少し雨があったが幸いすぐにあがった。写真は駐屯地の有志により構成される宇治太鼓。揮われる太鼓の撥が照明により軌跡を残している、ISO800で露光時間は0.6秒、夜間撮影ならではの情景である。

Img_7900_1  納涼盆踊りということで、一般に駐屯地祭において行われる観閲行進も装備品展示も、勿論訓練展示も行われないが、地元の人たちが集い、OBが旧交をあたためる、のんびりとした行事だ。なお、宇治駐屯地祭は11月に行われるとのことだ。

Img_7916  グラウンドには電燈が吊るされ、文字通り盆踊りの会場だ。会場の配置は、北側に模擬店などが軒を連ね、写真の南側が盆踊りの会場となっている。会場は駐屯地の中心部にあり、正門付近や会場付近には駐輪場があったが、JR黄檗駅、京阪黄檗駅から徒歩で3~5分程度と交通の利便性は高い。

Img_7991  到着が少し遅れてしまったが、盆踊りは、近傍自治体毎にまず代表が盆踊りを舞い、その後駐屯地隊員やOBによる盆踊り、そして全員の盆踊りという流れだったように記憶する。

 無論、飛び入り参加も自由であるとアナウンスされていた。

Img_7933  関西補給本処らしい出し物?、フォークリフトと補給物資とかかれたハリボテ、なんとも御茶目な情景だ。ちなみに、朝雲新聞社の“防衛ハンドブック”によれば、宇治駐屯地の本処の他、桂駐屯地に桂支処、祝園分屯地に祝園弾薬支処、三軒屋駐屯地に三軒屋弾薬支処が置かれているとある。

Img_7920  模擬店。ビールは無論、ヤキソバ、焼き鳥、フランクフルトソーセージ、焼きもろこし、綿菓子などが売られていたが、物凄い行列により1930時には完売の看板が多く掲げられていた。私事ながら書庫に篭って昼食を抜いた小生、空きっ腹にビールを立て続けに収めると、廻りは比較的速い。

Img_7953_1  保存車輌区に保存される61式戦車。

 考えてみると、駐屯地の夜景というのは初めてである。保存車輌として代表的な61式戦車は数多くの写真を撮ったが、昼間とはまた違った光具合。ISO200でAF値は3.5、露光時間は8秒間にて撮影。

Img_7996  祭事会場への通路脇に停車していた73式小型トラック。駐屯地らしい風景ということならば、やはりこの車輌である。JPEG方式ではなく、RAWでホワイトバランスを調整すると夜景撮影でも空が青く写る、とは写真のお師匠様である憲法の先生のアドバイスであるが、RAWはデータ容量が大きく、JPEG方式で撮影した。

Img_8006  レンガの給水塔、現在は資料館として用いられている。階段の周りにパネルが展示されている。最上階からの眺望は抜群であったが、残念ながら最上階からの撮影や望遠鏡、双眼鏡の使用は禁止。

 駐屯地一般開放、文字通りの祭りであるが、これこそまさに駐屯地と自治体の住民を結ぶ行事である。皆さんも、お近くの駐屯地で行われる納涼祭や盆踊りなど、足を運ばれてみては如何だろうか。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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