いつもこのブログに載せてるセクシーショットは、大抵ネットで拾わせて頂いた画像なんだけど、古いドラマに登場する女優さんの場合、せっかく素晴らしいグラビアを発表されてるのに、まともな画像がアップされてないことも、ままあるワケです。
そんなとき、私はネットオークションを活用し、その写真が掲載された古雑誌を(ときには写真集まで)購入したりする。
いつぞや「ブログはお金がかからない趣味」って書きましたが、実はそういう部分で地味にお金をかけてます。ここでレビューする為に買ったDVD-BOXなんかも少なからずありますから。
まさにプロフェッショナル! ハリソン・フォード中のハリソン・フォード! 一銭のトクにもならないのに! なんでそこまでするのか自分でもサッパリ解らない!w
まあ単純に、楽しいからでしょう。それをちゃんと心底から楽しむべく、働いて給金を稼がなきゃいかんワケです。仕事における「やり甲斐」とはそういうもんでしょう。
というワケで週刊プレイボーイの1994年(平成6年)12月20日&27日合併号です。
総理大臣が細川護熙→羽田孜→村山富市と変遷し、松本サリン事件が起こり、巨人の槇原投手が完全試合を達成した’94年。バブル時代の象徴たる「ジュリアナ東京」が閉店したりもしてます。
エンタメ界ではドラマ『家なき子』がヒットして「同情するならカネをくれ」が流行語大賞を獲得し、刑事物だと『古畑任三郎』シリーズがスタートした年。ヒット曲は『ロマンスの神様』『恋しさと せつなさと 心強さと』『がんばりましょう』『春よ、来い』など。
今回のプレイボーイ誌から話題を拾えば、王貞治さんがダイエーホークスの監督に就任され、米米CLUBの石井竜也さんが映画『河童』を監督されたりしてます。
表紙と巻頭グラビアは、当時CMとドラマで引っ張りだこだった、一色紗英さん。
2番手は清純派からセクシー路線にシフトしつつあった時期の、喜多嶋舞さん。
3番手はヌードル(ヌード・アイドル)と称された三浦綾音さん。
なぜか女性からのバッシングが凄かった、裕木奈江さんの写真集告知を絡めたグラビアも載ってます。
タバコの広告における杉本哲太さんがやたら若い!
驚きなのは、永瀬正敏さんが洋酒、タバコ、腕時計など、男性向けアイテムの広告キャラに起用されまくってること。我々世代にとってのショーケンさんや優作さんみたいな存在?
映画『ゴジラVSスペースゴジラ』とJOMOステーションのコラボ広告には、中村雅俊さんや地井武男さんのお姿も。
集英社の新雑誌広告には牧瀬里穂さんも。
マニア誌以外にもトイガンの広告が載ってた時代です。
連載マンガは池沢さとしさんの『モデナの剣(サーキットの狼2)』ほか。
正月映画の目玉はキアヌ・リーブス&サンドラ・ブロックの『スピード』!
ジャッキー・チェンの『酔拳2』!
アーノルド・シュワルツェネッガーが妊娠しちゃうコメディー『ジュニア』に……
トム・クルーズ&ブラッド・ピット競演の『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』!
そして当時の正月興行に欠かせない存在だった私こと、ハリソン・フォード主演のジャック・ライアン シリーズ第2弾『今そこにある危機』! まだまだ洋画優勢の時代でした。
綴じ込み付録の1995年カレンダーには、葉月里緒奈、ともさかりえ、吉川ひなの、高橋かおり、篠原涼子、宝生舞、小島聖、吉野公佳、雛形あきこ、坂井真紀、鈴木杏樹、瀬戸朝香と、当時「旬」だった女性たちがズラリと勢揃い!
そして間もなく、阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件の’95年がやって来るワケです。皆がまだノーテンキでいられた、これが最後の年末だったかも知れません。いつかまた、明るい時代が訪れるんでしょうか?(……虚)