ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『相棒21』#01~#02 

2022-10-24 10:55:10 | 刑事ドラマ2000年~

また始まっちゃいました。テレビ朝日&東映のドル箱シリーズ『相棒』のSeason21。最初の単発スペシャル放映から約22年、連ドラSeason1のスタートからちょうど20年!

何度も書いて来たように、日本の刑事ドラマを全て「刑事がただ突っ立って謎解きするだけの紙芝居」一色にしちゃったA級戦犯番組ですから、普段はほぼ無視してます。

が、今回だけは、とりあえず見届けたいと思わせる理由がありました。警視庁特命係・杉下右京(水谷 豊)の初代相棒=亀山 薫(寺脇康文)が、約14年振りに復帰するんですよね。



私はこの番組のファンじゃないから、亀山薫にも思い入れは無いんだけど、日テレの『刑事貴族』シリーズは好きでよく観てましたから、水谷さんと寺脇さんの掛け合いがまた見られることには、ちょっと感慨深いものがあるワケです。

念の為に書いておくと『太陽にほえろ!』の流れを汲む’90年代のアクションドラマ『刑事貴族』のパート2とパート3でお二人は共演され、その時のナイス・コンビネーションが『相棒』シリーズ誕生へと繋がった経緯がありました。

その寺脇さんが再びキャスティングされたのは、間違いなく「シリーズ完結」に向けての助走でしょう。だから、やっと終わってくれる!っていう感慨もありますw

このコンビでまた10年ぐらい居座る可能性も無くはないけど、水谷さんの年齢を考えればそこまで引っ張るのは難しい筈。

番組自体のパワーも明らかに衰えてると思います。今回の第1話と2話の前後編は、はっきり言って面白くなかった。



寺脇さんと一緒にレギュラー復帰の鈴木砂羽さんはじめ、森口瑤子さん、仲間由紀恵さん、木村佳乃さん、石坂浩二さん、杉本哲太さん、柄本明さんetc…と錚々たるレギュラー&セミレギュラー陣に加え、勝村政信さん、菊池麻衣子さん、そしてNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で絶賛ブレイク中の宮澤エマさん!と豪華ゲストも揃いながら、あまりワクワクもドキドキも出来ませんでした。



ファンでなくても観れば確実に楽しめる番組だと思ってたのに、初代相棒の復帰編でこのテンションだと、やっぱり先は永くないだろうと思わざるを得ません。

私が唯一面白いと感じたのは、犬猿の仲である亀山vs捜査一課刑事・伊丹(川原和久)のいがみ合い。伊丹は横柄なキャラで好きじゃないけど、対等に張り合える亀山が相手だとイヤな感じがしない。



杉下右京とのコンビネーションも、やっぱり亀山が一番しっくり来ます。杉下がただ突っ立って謎解きしてる横で、亀山がよく動いてくれるんですよね。

2代目以降の相棒はみんなインテリで動かないもんだから、余計に「紙芝居」のイメージを強くしちゃった。主人公がずっと突っ立ってる分、相棒がどんどん動かなきゃバランスがとれない。バカな人じゃないとダメなんですw

そういう意味でも真打ちの復活で、有終の美を飾る準備がこれで整ったワケです。



シリーズの原点回帰に合わせて、夕方枠では順次Season1の再放送が始まってます。なにせ20年前ですから、皆さんお若い!



初回ゲストの泉谷しげるさん、矢島健一さんも……いや、泉谷さんはそんなに変わってないかw



記念すべきSeason1ファーストエピソードの犯人役は、タカラジェンヌにしてNHK朝ドラ『ぴあの』のヒロイン、純名里沙さん。好きですw



なんにせよ、20年も高い人気を保ち続けてるのは快挙だし、創り続けてること、演じ続けてること自体が凄いですから、そこはリスペクトするしかありません。

だからこそ、惰性に陥る前に有終の美を飾って欲しいって、ほんと心から願ってます。その為の亀山薫復帰だと、私は信じてます。

てなワケでセクシーショットは、朝ドラ女優の純名里沙さんと、大河女優の宮澤エマさんです。


 

コメント (4)
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