
ヒメオドリコソウ。シソ科オドリコソウ属。
オドリコソウ属で草丈がオドリコソウの半分あるいはそれ以下というので「姫オドリコソウ」と呼ばれる。葉が十字対生で葉腋に花を環状に並ぶところはオドリコソウと同じだが、オドリコソウの場合節間が十分あって踊り子が並ぶ姿に見えるが、ヒメオドリコソウの場合は節間がつまっていてあまり踊り子らしくない。

ヒメオドリコソウの種子。
オドリコソウ属の種子にはエライオソームがついていてアリ散布になる。

ヒメオドリコソウの越冬葉。
オドリコソウは在来種でヒメオドリコソウは帰化種。オドリコソウが多年草であるのに対してヒメオドリコソウは2年草で秋に芽をだし越冬葉をつくる。
ヒメオドリコソウはオドリコソウ属の中でオドリコソウよりホトケノザに近い。それでも葉に柄がある点、上部の葉が紅色を帯びる点、閉鎖花を作らない点など相違点もある。
2年草であるので確実な種子づくりがより大事で、「同花受粉」も積極的に行う。
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