井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

クルマバソウとオククルマムグラの見分け方

2011年07月10日 | 日記
クルマバソウとオククルマムグラの見分け方、は初夏の観察会の恰好のテーマとなる。



クルマバソウ花のアップです。アカネ科クルマバソウ属。
クルマバソウ属の花はロート型である。従って、花を横から覗けば一発でクルマバソウを見分けることが出来る。
(北海道のクルマバソウ属はクルマバソウ1種である。)



オククルマムグラ花のアップです。アカネ科ヤエムグラ属。
ヤエムグラ属の花は杯型(スープ皿状という言う人もある)で、クルマバソウとは直ぐに見分けがつく。ただ、クルマバソウと違ってヤエムグラ属には多くの仲間があるので、杯型の花というだけでオククルマムグラと断定することは出来ない。
葉が6枚あって、茎に下向きの刺があってザラザラすれば、オククルマムグラと言っていい。



ヤエムグラです。アカネ科ヤエムグラ属。
葉は8枚だが、花が杯型で茎にも葉にも刺が多く、クルマバソウとは明らかに違う。
この写真の個体の場合、葉のつく節から2本の枝を出していて、その部分の葉が本来の葉で、その他は托葉が変化したものである。
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