
オオバタネツケバナの越冬葉。アブラナ科タネツケバナ属。
タネツケバナ属には1・2年草のグループと多年草のグループがあり、オオバタネツケバナは多年草グループ。
秋に地上部は枯れるが、新しい葉をだしロゼット葉で越冬する。

オオバタネツケバナ。
湿地、沢沿いなど湿ったところを好む多年草。
葉は羽状複葉で、頂小葉が側小葉より大きく「頭大羽状複葉(とうだいうじょうふくよう)」と呼ばれる。
タネツケバナの茎や葉には多少とも毛がつくがオオバタネツケバナは無毛。
タネツケバナ同様食用になり、タネツケバナより柔らかく、辛味もマイルドで美味しいという。今でも刺身のツマに利用する地方もある。

オオバタネツケバナの花。
総状花序に普通20個程の花(十字花)をつける。周辺の花から咲き始め、花序を上に伸ばしながら開花していく。上部の花が咲く頃には下部の花は棒状の果実(長角果)になっていく。
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