井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

樹木ウォッチング冬から夏へ414ドロノキ3

2018年01月31日 | 日記


ドロノキの雌花序アップ。ヤナギ科ヤマナラシ属。
子房は緑色で花柱は3個、柱頭は黄色。



ドロノキの果実。
果実は蒴果で熟すと果皮が4個に裂けて白い綿毛のついた種子を多く出す。



ドロノキの種子。
左程大きくない蒴果からビックリするくらい大量の綿毛のついた種子をだす。
ヤナギの仲間は綿毛のついた種子を風に乗せて飛ばす。これを一般に「柳絮(りゅうじょ)」という。
絮の字は一般には余り使われていないが、「わた」とも呼び、「柳絮」は春の季語にもなっている。
中国では細葉の「柳」と、広葉の「楊」と使い分けていて、ドロノキの綿毛の方は「楊絮(ようじょ)」と使い分けることもある。
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