ツリガネニンジン。キキョウ科ツリガネニンジン属。
「○○ニンジン」と呼ばれる花、人参と同じセリ科のものは、葉がニンジンに似るということでの命名。
キキョウ科のツリガネニンジン、ツルニンジンの場合は、根が朝鮮人参に似るところから「ニンジン」の名がつく。
ツリガネニンジンの根を乾燥させたものは「沙参(しゃじん)」と呼び、咳、痰の効く生薬となる。
ツリガネニンジンの芽出し。
ツリガネニンジンの葉は4~5枚が輪生する。
長楕円形で鋸歯縁だが、芽出し時には若干寸詰まりで粗い鋸歯が目立つ。
ツリガネニンジンの若芽は「ととき」と呼ばれる山菜。「山で旨いはオケラにトトキ」という言葉があるように、東北では人気の高い山菜である。札幌周辺では山菜にできるほど多くはない。
ツリガネニンジンの蕾。
茎頂に輪生する小枝の先に1~数個つけ、全体で円錐形となる。
その花のつき方が、蕾のときには良く分る。
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