
ナンテンハギの群落。マメ科ソラマメ属。
山野の日当たりの良い所に生える。木質の根茎があって、茎は直立または斜上し草丈40~100cmの多年草。
中国では根などを「三鈴子」と呼んで強壮に用いるという。

ナンテンハギの葉。
ナンテンハギの葉は2枚1対の偶数羽状複葉、ナンテン(メギ科)の小葉に似ているので「ナンテン萩」の名がついたという。但しナンテンは3回羽状複葉なので葉全体は必ずしも似ていない。
2枚1対の葉なので「双葉萩」の別名がある。
ナンテンハギの若葉は山菜として食べられ、「アズキナ」と呼ばれる。「アズキナ」と呼ばれる山菜、他にユリ科のユキザサがある。ナンテンハギは個体数も少ない方だが、同じソラマメ属のクサフジも山菜として食べられる。

ナンテンハギの托葉。
托葉は歯牙があるかまたは2裂。
2枚1対の複葉の基部には小さな刺状のものがあり、3出複葉の頂小葉が退化して名残として残ったものだという。
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