
オオウバユリの葉(未開花株)。ユリ科ウバユリ属。
オオウバユリは「1回繁殖型多年草」と紹介される。
多年草は3年以上生存し、複数回開花・結実するのが普通だが、1回繁殖型多年草の場合、1度開花・結実したら年々太らせてきた鱗茎は枯れ死する。
この写真の株は、根出葉を出すだけで茎を立ち上げていない。未開花株であり、光合成で稼いだ栄養分を鱗茎に貯め込んでいく。

オオウバユリの開花株
未開花株は根生葉のみだが、開花株は花茎を立ち上げ茎葉をつけ根生葉は付けない。
この後、茎頂に花序をつける。

オオウバユリの花。
花は横向きに咲く。ユリ属の花は放射相称となるが、ウバユリ属の花は左右相称に近い。
中央に柱頭を見せている雌しべを囲んで6個の雄しべ、長短がある。
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