井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・レンプクソウ2

2019年12月13日 | 日記


レンプクソウの花。レンプクソウ科レンプクソウ属。
茎の頂部にサイコロ状の花床があって、茎につく面以外の5面に5個の花がつく。
頂部の1個は花冠が4個の4数性の花がつき、側部の4個は花冠が5個の5数性の花がつく。



レンプクソウの花後。
受粉後、花冠と雄しべは枯れ落ち、果実(子房)は萼と合着して鍋状になる。
レンプクソウのような1科1属1種のユニークな花。1科に1属とか、1属に1種というような仲間のない生物は、分類上「単型」「モノタイプ」と呼ぶ。
レンプクソウは1科1属1種で2階級にわたって「単一」、他に、草本ではシラネアオイ、木本ではイチョウなどがある。仲間がないということは、仲間が絶滅した生き残りで「生きた化石」とも言われる。



レンプクソウの果実。
果実は小核果(小石果)で、果実も核も小型。
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