My Style

今日あった事、感じた事を自分の言葉で自然体で

『 キング・コング 』

2005-12-21 13:27:10 | entertainment
先週末は『キング・コング』を観てきた。

オリジナルを観て映画監督になろうと思ったと言うとおり
ピーター・ジャクソン監督のキング・コングへの大切な想いが
ぎっしりつめこんであった。
いい意味でも、そうでなくも・・・

<あらすじ>
ときは1933年、NY。映画監督のカール・デナムは出資者から
見放され、フィルムをもって逃げるが、地図にも海図にも存在しない
幻の孤島の地図を手にしていた。そこで、かつて誰も見たことの無い
冒険映画を撮影して最後の賭けに出ようとしていた。
偶然出会った売れない女優アン・ダロウを主演女優にと誘い、さらに
アンが憧れていた脚本家ジャック・ドリスコルを半ば騙し強行出航~
でもって、幻の孤島に向かい、そこで巨大な生き物と遭遇する。・・・
 

だって、なが~い。最初の1時間はキング・コング登場しないし。
と思っていたら、やっと孤島のスカルアイランド(髑髏島)に上陸!
ここからは、息つく暇もないほど目まぐるしい展開と迫力の映像
ちょっぴり眠くなりかけた目も一気に覚めた
キング・コングがやっとスクリーンに登場した時には、ヤッタ!!と
心の中でガッツポーズしてた。

それにしても、キングコングの動きは素早い!身軽だしねっ
島にいる恐竜もすごかった。ジュラシック・パーク級のが、次々と
襲ってくる。この映像、迫力満点これぞ大型スクリーンで
恐竜に狙われたアンを守る彼は、どんなに噛み付かれても無敵だった。
無敵にみえたかっこいい
島の王として、でもたった一人で生きてきた彼が、やはり孤独だった
アンとどんどん心を通わせていく様子、彼の仕草や表情もとても豊かで
ここは穏やか~な気持ちで観れた
いつもは一人でみているであろう夕日を(アレッ?朝日かな??)
アンと一緒に眺めて、彼女の「beautiful」にますます二人の距離は
近づいて・・・
が、しかし、あまりにも有名なこの話。
このあとの展開が分かっているだけに、運命の出会いは悲劇的なもの
にも感じられて

ジャックがアンを助けに来て・・・ここからもう悲しい

アンを必死で追いかけてくる彼は、カールの企みで生け捕りに。
クロロホルムで意識を失いつつも、アンを見つめる表情、その眼差しは
・・・せつない。

人間は自分の利益のために身勝手で傲慢な振る舞いをする。
一途にただアンを想う彼を見世物にし、逃げだしたら容赦なく攻撃。
アンと再会してスケートリンクではしゃぐ二人、ビルの上でまた一緒に
キレイな夕日を眺めてこの束の間の幸せの後、複葉機が。
それでも必死にアンを守る彼をみて「やめてー」と心で叫んだ自分。

は~、泣いてしまった

こんなに魅力的で表情のあるK・Kに監督のただならぬ思い入れを
感じずにはいられない。
大切な作品だからこそ、ひとつたりとも手を抜きたくなかったんだろう
けど、あの孤島に出てくる気持ち悪~い生物、巨大ムカデとか(ゾワ~)
水の中から出てくる不気味なヤツ、飛び回る大きい虫
これは個人的に非常にニガテ

にしても本当に大迫力の映像と、コングの眼差しに感動の超大作