絵手紙

パソコンによる絵手紙をはじめて・・・

ウメモドキ

2005-11-20 22:16:16 | 花おりおり
ウメモドキ (モチノキ科)
本州・九州・四国に分布。山中の湿地に生える落葉低木
高さ2~3m。葉や枝振りが梅に似ていることから「梅擬」
でもそんなによく似ているとは思えないのですが・・・
果実は鳥のおなかを通過しないと発芽しないそうです。
そこで美味しそうな赤い色で鳥を誘っている。なかなか賢い・・・
雌雄異株実がつくのは雌株。
道理でかなり昔自然に生えてきたウメモドキ、
花は咲けども実がならず、とうとう切ってしまいました。
雄株だったのだと今ごろ知りました。



流れる星は生きている   (藤原てい)

2005-11-18 20:58:35 | 読書
この本は、敗戦まじか昭和20年8月9日新京から釜山を経て、
苦難の末日本に引きあげてきた作者藤原ていさんの体験記です。
気象台の官舎にも立ち退きの勧告があり慌ただしく移動の準備
長男6歳、次男3歳、長女1ヶ月。寒さに備え持てるだけの荷物を持ち駅で夫(新田次郎)を待つ
しかし夫は気象台にまだ仕事が残っているので一緒に発てないと言う。
それからが苦難の連続・・・21年9月末日本の地を踏むまでの孤軍奮闘・・・
まだ幼い三人の子を引きつれ、よくぞ日本に辿り着けたものだと、母なる強さには頭が下がる。
故郷にたどり着いたときの安堵感・・・涙・涙・涙・・・
本当に無事帰ってこれて良かったですね~ご苦労様・・・
戦争は二度と御免です!
★★★★★

ニシキギ

2005-11-17 16:45:13 | 花おりおり
ニシキギ(ニシキギ科)  ニシキギ属
北海道から九州に分布し
朝鮮や中国にも生育する落葉低木
紅葉が美しいことから錦木と呼ばれ、
庭園や垣根などに用いられ、生け花などでも活躍する。
5~6月小さく目立たない花を咲かせます。
若枝は緑色ですがやがてコルク質の翼ができます。
実は可愛いのですが食べると腹痛を起こすそうです。

サンシュ

2005-11-16 22:28:59 | 花おりおり
サンシュ (ミズキ科) ミズキ属
新宿御苑でグミのように赤くて細長い実を沢山つけている木を見つけました。
サンシュと名札がついていてビックリ!
春一番に枝一杯に黄色い花を咲かせるあのサンシュだったのです。
サンシュがこんなに綺麗な実をつけるとは・・・驚きでした。
でも残念ながら実は食べられないそうです。
すみません・・食い意地が張っていて・・・

雨あがる   (山本周五郎)

2005-11-15 21:36:41 | 読書
日日平安、つゆのひぬま、なんの花か薫る、雨あがる、の短編集
「雨あがる」は映画化され「つゆのひぬま」はドラマ化されている。
周五郎の作品は市井の底辺に光を当てたものが多いような気がします。
雨あがるも立派な腕を持ちながらその力で出世出来ないめぐり合わせの悪い
浪人の話。最初は仕官してほしいと願っていた妻たえも次第に夫伊兵衛の
不器用な生き方に、人としての温かさを感じて
「他人を押除けず他人の席を奪わず、貧しいけれど真実な方たちに混じって、
機会さえあればみんなに喜びや望みをお与えなさる、このままの貴方も御立派ですわ」と共感していく。
温かさに溢れた物語です。
★★★★★

ピラカンサ

2005-11-14 23:34:07 | 花おりおり
ピラカンサ(バラ科) トキワサンザシ属
秋になると赤い実が目に付くようになります。
その代表的な赤い実ピラカンサ。 ピラカンサとは
トキワサンザシやタチバナモドキなどを含む属の総称。
*タチバナモドキ:実が黄色
*トキワサンザシ:実が燈赤色、果実同士が離れて密集
*ヒマラヤトキワサンザシ:実が鮮紅色、果実同士離れず密集、刺が小さい
これに照らし合わせると良く見るピラカンサは
ヒマラヤトキワサンザシ(ヒマラヤ常盤山査子)のようです。
語源は、ギリシャ語のpyro(炎)+acantha(刺)
炎のような真っ赤な実をつけ枝にはいっぱい刺があるところから。
今はまだ沢山実がついていますが
山に食べるものが少なくなる頃ヒヨドリや目白のご馳走となります。


ベニヒモノキ

2005-11-13 17:01:19 | 花おりおり
ベニヒモノキ(トウダイグサ科)  アカリファ属
赤いモールのような花穂が垂れ下がっている面白い花!
新宿御苑の温室で見つけました。
大きな木に何本もの赤い紐が下がっているようです。
その姿から紅紐の木と名がついたようです。
長いものでは、30~40cmにもなるそうです。

アサザ

2005-11-12 21:36:13 | 花おりおり
アサザ(ミツガシワ科)  アサザ属
かって全国の湖、沼、ため池など流れのゆるい
水域に生育していたが、水質汚濁、生育場所の消失
護岸のコンクリート化などによって
絶滅の危機にさらされているそうです。
開花期は6~8月ですが、新宿御苑の温室に
胡瓜のような可愛い花を咲かせていました。
最近ビオトープ作りで少し復活してきているようです。
植物に優しいということは、人にも優しい・・・に
繋がるような気がします。

ツワブキ(石蕗)

2005-11-11 16:15:00 | 花おりおり
ツワブキ(キク科) ツワブキ属
葉に光沢があるフキの意味の艶蕗がなまったといわれる。
他の花が終わった頃に咲き、初冬の季語になっている。
石蕗と書くことが多い。
石と相性?がよいようで(それで、石蕗と書くのでしょうか?)
お寺さんの庭でよく見かけます。
葉柄はフキと同じように、キャラブキとして食べられるそうです。
私は食べた事がないのですが(食用になるとは知りませんでした)
でも食べた事が在ると言う人が意外に多いのでビックリ!
九州西部にはオオツワブキが自生していて葉柄を
漬物に加工しているそうです。
又、葉に強い抗菌作用があり打撲、切り傷、できもの、湿疹などに
用いられ、乾燥した根茎も煎じて健胃、食あたり、下痢などにも
効果があるそうです。

茶の花

2005-11-11 00:54:50 | 花おりおり
茶の花 (ツバキ科) ツバキ属
食後やリラックスタイムに毎日お世話になるお茶!
そのお茶の花が咲いていました。
樹高は4~5mにもなるそうですが、茶畑では摘みやすいように
低く刈り込んでいます。
花期は11~12月、花径は直径2~3cm、花弁は5~7枚
白色の花弁に多数の葯がめだつ。
鎌倉初期(1191年)に臨済宗開祖「栄西」が宋から種子を
持ち帰ったとされる。
日本の栽培種は緑茶用に品種改良されて数十種類もあるそうです。
中国系のものは小さな葉を持ち、アッサム系のものは大きな葉。
アッサム系は紅茶に適している。
同じ茶葉でも発酵させ方でウーロン茶、紅茶などになる。
  不発酵茶:日本茶
  半発酵茶:ウーロン茶
  発酵茶 :紅茶
それぞれの地で独自な飲み物として発展
人の喉と心を潤す素敵な役割をになっています。