武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

梟と烏

2007年08月12日 | Weblog
ふくろうは昔は紺屋だった。その頃の烏
はまっ白の身体をしていた。・・・・・
染めを依頼されたふくろうは失敗して、
烏を真っ黒に染めてしまい、怒った烏に
行き会わないように、その時から夜がふ
くろうの活動時間になったという話です。

そのさし絵です。

夏祭り

2007年08月10日 | Weblog
やたらと花火があがっています。
夏の祭りが盛んですね。

村の祭りを彫りおこしてみました。
中央がごぞんじ、獅子舞。
左が笛ふく人。
右が獅子を先導する人。
多に狂拍子とか浦安の舞の少女が
笛や太鼓にあわせ、村を回ったものです。
もう、あんまり見られない風景です。

せんべい星

2007年08月10日 | Weblog
自作紙芝居「せんべい星」の挿絵の一部。
ある幼稚園で年中さんに見せたら、正直に
「おもしろくない」と言われた。
先生が同席していたら、こんな素直なコメントは
なかったかもしれないな・・・・

たしかに、あんまり面白くないかもな。
こどもの目線と違うかも。
どっちかというと自己満足の段階かな・・・・・

念仏

2007年08月08日 | Weblog
ちょい暗い作品ですが・・・
わたしの小さい頃には村のお堂の中で祖母たち
の読経が響く、そんな光景はよく見られました。
なにかの節目節目の寄り合いだったのでしょう。
時代は変わり、そんな風景はもう見れない。

そのお堂は、ごぜさが来て演じたかも
しれない。娯楽のない時代に村の衆はみんな集まった
のだろうか。
小さいころは、大きい建物と思っていたお堂は
今見ると、とても小さな建物に感じる。
時代の流れ・・・・・・

そこは、新潟に近い、街道筋の村ですから。

水仙月の四日

2007年08月06日 | Weblog
「カシオピイア
もう水仙が咲き出すぞ
おまえのガラスの水車
さっさとまわせ。
雪童子はまっ青な空を
見上げて見えない星に叫びました。」

雪婆んごや雪童子や雪狼という妖精たちが
登場します宮澤賢治の物語。
水仙月ってのも宮澤賢治の造語。
カレンダーの表紙に使いました。

午の版画板

2007年08月05日 | Weblog
この版木は裏に明治27年作と書かれて
いました。作は祖父の親父らしい?
私の覚えでは、小さい頃これに墨をぬって
紙にすり神社に持っていった記憶があります。
それが午年だったか。毎年のことだったか
定かではありません。
この板は朴の木で、虫も入っていず
今も堅牢です。しっかりと深彫りされており
もしかしたら最初の版画の出会いかもしれません。