江戸時代の出版物はもちろん木版だ。数的には結構多くて驚いた。
元禄五年の例だと、7300点だそうだ。きっと絵師とか彫師とか刷師が大勢いて活躍してたのだろう。人数が多いということは競争相手も多いと言うことだから、技量も競いあって高くなっていったのだろう。
そのうち「遊び」に関する本が1200点だそうだ。「遊び」といっても子供の遊びでなく、大人の遊びだ。そこには江戸の大人の遊びがつまっていた。
遊郭とか俳諧などになるとお金がかかるので、庶民はお金をかけず知的に遊ぶのが江戸人の心意気だったらしい。言葉遊びは回文とか、花見見物ではなく蓮見とか、手ぬぐいあわせとか、はさみを使ったきりぬきとか影絵とか・・・・・あらゆるところに遊びを見つけたようだ。しかし、これが西洋文化が押し寄せると、前近代的とすたれた・・・・ほそぼそ生きているものもあるけど。
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