武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

空蝉

2009年08月15日 | Weblog
文学に登場する昆虫はセミが一番多いとか・・・・万葉集・・・芭蕉に「閑かさやも岩にしみいる・・」とある。源氏物語、枕草子にも出てくる。土の中に七年もいて、地上では2週間。(種類にもよるが)
このはかなさが文学者の心をとらえるのだろうか。
地下にいる間は静かにしているかというとリンゴやナシの木の根にすいつき、木を弱らせることがある。地中だから農薬も届かない。このことは文学者はあまり知らない。
軒にアブラゼミがとんできてとまった。庭の穴から飛び出してきたのだろう。7年目に地上に出た。そうなると私が現役引退した時に生を受けたのだ。この蝉は。

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1 コメント

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Unknown (hotahirox)
2009-08-16 21:28:20
遠く離れた天体を眺めて、「あの北極星は鎌倉幕府のころ出発したのが今この地球に届いたんだ。そう思えば、この悩みはたいした事じゃない。」と自分に言い聞かせていた頃を思い出しました。
自然界の時間の尺度と、僕たちの尺度はかなり違いますね。
画楽多さんのブログはいつも奥が深い???
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