武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

天国へいく煙

2011年06月29日 | Weblog
本日は予約どうり埋葬センターで焼いていただいた。ここでは人間並みに丁寧に扱っていただいてた。それはそうだ。物でないのだ・・・・・・

万緑や煙一筋昇りけり

これはこの間の句会に出したものだ。緑濃い火葬場で、煙がスーーと昇る情景だ。今回の愛犬をイメージしたものではない。さて、愛犬の方はしっかり、こんがりと仕上がっていた。鉄板でしっかり焼いてある感覚だ。これだと煙なんぞ出ないよな。

わたしの小さい頃は、人間が亡くなると村内の焼き場で処理した。凹のような石積みの火葬場でわらで燃やしたのだ。これに火を付けると一気に燃えてしまうので、トタンをかぶせ水をかけながら燃やすのだ。一晩かかって焼くのだ。
内臓が病気の場合、そこ残って困るとか大人たちが言っていた。

この場所は学校の裏近くにあったので、風の具合で臭いが流れてくることがあった。

「今日はあそこのじいさんだぜ」とか言いあっていたな。