ブログはなやさい

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ショートストーリー

2012年01月17日 17時12分40秒 | Weblog






トルーマン・カポーティの短編を2冊読んだ後、

続いてレイモンド・カーヴァーの短編を読みだした


半分ほど読んだところで年が明けた

だから今年最初に読んだ本は

カーヴァーの『大聖堂』ということになる




繊細でアカぬけたカポーティーに対し

カーヴァーの作品は泥臭くウェットだった


世知辛い世の中を描いている


うまくいかない人生だが

ほんの少しだけ救いがある


と言いたいところだが

必ずしもそうではない


ただカーヴァーの視線がとてつもなくあたたかい


それは確かに救いだなと思った



たて続けに素晴らしい短編小説を3冊読んだ

海外ものが続くとやはり日本のが読みたくなる







美文で綴られたこの短編集は

ある意味絵画だ

読むというより

眺めてしまう