ブログはなやさい

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悪影響

2016年07月31日 10時12分59秒 | Weblog
お客さんが持ってきたCDは

私が小学生のころよく聴いたアルバムであった



YMOが大好きだったことから自然とスネークマンショウにもかぶれていった

クールというかシュールというか

実にかっこよくそして愉快なお笑いショウである


久しぶりに聴いてもそのネタをほとんど覚えていた

私の人格形成に多少影響を及ぼしたアルバムでもある

マカロニ

2016年07月31日 07時58分13秒 | Weblog
ここ最近では滅多にないことだが

仕事終わりに一人で飲みに行った

友人知人より感じの良い店と聞いている家の近所の焼き鳥屋さんで

私は初めて行く店である

カウンターだけのこじんまりとした店内で

私と同世代らしき店主が一人飄々と仕事をこなしている

出過ぎない接客もちょうどいい

3~4本の焼き鳥と焼酎をもらい、

店主にも一杯ごちそうし、

少しずつお互いの正体を明かしあった

日本酒にこだわっているのははなやさいと一緒だった

少し酔いが回ってきたころに一人の客がやって来た

店主セレクトの酒を飲むのが楽しみらしく

仕事を早めに切り上げてきたそうだ

こんな夜更けに仕事を切り上げる?

想像通り彼もまた同業者だった

聞くと街中に店を構えるイタリアンのオーナーシェフで

数年前まではこのあたりで経営していたらしい

店名を聞いて驚いた

大変評判の良いイタリアンだから、というだけではない

実はこのお店の店名が気になっていたからだ

いつか雑誌か何かで読んだのだが

イタリアの代表的なショートパスタと同じ名前のこのお店

実はその名の由来は映画だという

マストロヤンニとジャック・レモン

私の大好きな映画の一つだ

勝手に親近感を持った私は

一度その店の店主と話をしたいな、そう思っていたのだ

忘れたころにチャンスが訪れた

聞くと年齢も私と一緒、ちなみに焼き鳥屋の店主も同い年

で、三人とも一人で店を切り盛りしている

妙な偶然だ


結果飲み過ぎた

疲労島風

2016年07月31日 07時36分39秒 | Weblog
ただキャベツがある、というだけで今日の賄はお好み焼きになった

これでも学生時代2軒のお好み焼き屋でバイトをしたことがある

関西風ならチャチャッと作ることができる

だが今回は違った

猛烈に広島風を食べたくなった

もちろん作ったことはない

挑戦である

だが、いざ作ろうと思ったらそばがなかった

しかしここであきらめてはいけない

和そばがあったのでそれで代用した

予めボイルしておき、

水分を飛ばすため一旦フライパンで焼いた




広島風の生地はクレープ状なはずなので

緩い生地を作りフライパンに広げた



量が、足りない…

少し気持ちが乱れる



すぐ我に戻り、千切りキャベツと揚げ玉をオンする



ここで一瞬何をすればよいかを見失う

はたと気付きそばをオンする



画像の乱れは気持ちの乱れである

あ、卵はどう乗せよう?

別のフライパンで半熟状に焼き、さらにオンする





さて、ここからが真骨頂である

パエリアパンをかぶせ、



ひっくり返す



不細工である

気持ちを整え、押さえる



さらに押さえる





上部のキャベツに火が通らない

グリラーに入れてみる



このままでは焦げるので途中からアルミ箔を被せる



そして完成



キャベツの水分もうまく飛んでおり、なかなかイケる

だが疲れた

恐ろしく時間と神経を使った


もう作ることはないと思う

模様替え

2016年07月27日 16時45分01秒 | Weblog
お惣菜類のお持ち帰りをもっとスムーズに提供すべく、

ショーケース内をちょっとだけ改装






少量だが予めパック詰めしたものをご用意










ご好評いただいてるドレッシングに加え、マヨソースも販売開始




自家製ポン酢の横には

いわしバーグの真空パックも。(300円)





でも、表からはこのショーケースがよく見えないだろうから

お店の入り口付近にこんなサインを置いてみた







カポエラ

2016年07月26日 08時42分27秒 | Weblog
その瑞々しく繊細な文章は

夏目漱石をも唸らせたそうである

自身の幼年、少年時代をモチーフにした自伝的小説

物語自体に特に起伏はない

穏やかに流れる美しき小川のようである






そんな静かな物語を読んだ反動だろうか

次に呼んだのは久しぶりの中島らも、

奇想天外格闘技エンターテイメントである




主人公は狂人を職業とする老人である

戦時中は陸軍中野学校に在籍しており

サバイバル術にも長けている元警官、そしてブラジルの格闘技カポエラの使い手でもある

ちなみにカポエラは奴隷が発祥の格闘技

手が使えないことから足を使った技が発達している

技の練習も支配者たちに見つかったらお仕置きがあるので

ダンスをしながらこそっと技を磨いたらしい

ダンスのエッセンスと足技格闘技の融合、

これを80歳近い老人が駆使するのである

想像するだけで笑える

この小説はほとんどコメディである

気の利いた笑いを随所に散らばめた愉快痛快な物語である

だが笑ってばかりでもいられなかった

主人公、菅原法斎のぶれない生き方はなかなかのメッセージでもあった