ブログはなやさい

福岡 桜坂 CAFE&DINER はなやさい
店主 大山博嗣のブログ 

… 本と映画と音楽と酒

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スリープ タイト

2014年01月29日 15時41分41秒 | Weblog
店からの帰り、

小腹がすいたので深夜までやってる飯屋に寄った

なかなかのちゃんぽんを喰わせる店と

この辺では言われている


先客が2人以下なら寄るのはよそう、そう決めていた


いつもは寡黙な大将だが、

客が少ない時は

けっこう積極的にこちら側に話しかける

恐ろしく耳が遠い大将は

こちら側の反応などお構いなしに

マイペースで話し続ける

結局、客が聞き役となる


今日はその元気がなかった

客が少なかったら帰ろう


運よく先客が4人いた

7席ほどの店だから

なかなかの入りだ

店に入ったが大将は私に気付かなかった

目の前の調理に集中しているのもあるが

耳が遠いのもあるだろう


このバタバタじゃ、注文したところでどうせ当分出てこないな


大将に声をかけるのを止め

カウンターの端っこに腰かけ

読みかけのハードカバーをバックから取り出した


2~3ページ読んだところで大将が私に気付いた


とりあえずビールだけ注文した

ちゃんぽんはもう少し店内が落ち着いてから頼むほうがいい

セルフのおでんをつまみながらビールを飲んだ


2人帰り、1人帰り、店内は私ともう1人になった

その1人のくちゃくちゃ食べる音だけが狭い店内に響いた

えらい静かだ

テレビは映っているが音がでていない

大将には音は必要ないのだろう

そろそろちゃんぽんを頼もうかとふと大将を見ると、

あろうことか椅子に座ってうとうとしはじめている

大将の手は空いているのだが、ものすごく頼みづらい

そのうち残りの1人が帰り支度を始めた

彼は680円のちゃんぽん代に対し

一万円札を出した


いちまんえん?!


寝起きの大将はあからさまに不機嫌な態度をとり


きゅーせんさんびゃくにじゅーえん!


と、ひと際大きな声で嫌みたっぷりにおつりを渡していた


客はおずおずと帰っていった

見ていて楽しいやり取りだった


少し本の世界に戻り、よし今度こそと大将を見たら

今度は完全に寝ていた


もうおかしくて仕方なかった

おかしかったのはちょうどこの本を読んでたからだ







ナルコレプシー持ちでところ構わず寝てしまうという色川武大と、

その取り巻きとの交流を描いている



ちょっと迷ったが

結局代金だけ置いてそっと店を出た

大将は寝たままだった


起きたらどう思うのだろう

まずは食い逃げと思うのかな

そうだとおもしろいだろうな


何か飲み足らなくて自宅で飲み直した

新聞と本を交互に眺めながら

書いてることとは別のことを考えながら飲んでた気がする



ふっと我に帰った

1時間ぐらい経っている

思考の世界にいたのではない


俺もいねむりだ
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うまいなぁ

2014年01月17日 01時25分14秒 | Weblog
これが率直な感想である


ムダのない文章、気の利いた表現。

行ったこともないくせに

勝手にイタリアにいる気になってしまった


イタリアでの、主にミラノでの日常を描いたエッセイである


しかし、作者はこの本でイタリアを描いているわけではない

彼女が描いているのは『人』である

イタリアはあくまで背景である


そして、その『人』への眼差しが途方もなくやさしい


10篇のエッセイを綴ったこの本は

10本の秀逸な短編映画を観ているようだった









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テイスティング

2014年01月17日 00時54分12秒 | Weblog
フランス帰りのお客様からチーズをいただいた








タイミングがいい

当店のグラスワインの赤の銘柄をもう一種類増やそうと、

ワインアドバイザーに相談して前日新入りを仕入れたばかり。


本場のチーズをかじりながらのテイスティング

最高である


ランチが終わるのを待ち、

ウキウキしながら準備して

呑んでかじって、また呑んだ


ワインはオーダー通りの少し重め

チーズはとてもあっさりしてて、舌に心地よかった


しかし、この爽やかなチーズにこのワインは少し重いようだ

白ワインの方が合うと思う


で、白を呑んだ


美味い

しかし白もいいけど、

これは日本酒でも合うんじゃないか


で、地酒を呑んだ


美味い

呑んだのは加熱処理をしていない生酒

今度は加熱処理をした火入れの酒を試してみる


美味い

今度はチーズに手を加えてみる

まずはオイルと塩をまぶす


そして先ほどと同様に和洋の醸造酒を合わせてみる

なるほどそうか、こんな塩梅か


さらにチーズに手を加え、

またまた酒と合わせてみる


そして一人楽しくなる


念のため言っておく

あくまでテイスティング

一人で宴会しているわけではない、





でもないか
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甘ちゃん

2014年01月09日 16時54分15秒 | Weblog
半年ほどの予定で広島へ研修に行っているというお客様が

土産を手に久しぶりに店にやってきた


持ってこられたのは、酒粕だった


彼女の広島の住まい近くには酒蔵がいくつかあり、

新酒が出だすこの時期は街中がにぎわっているそうだ

酒粕はそこでもらったものらしい


ちなみに、いくつかある酒蔵の一つに『竹鶴』で有名な竹鶴酒造もある

はなやさいでも入荷したことがある銘酒だ



酒粕をどう使うか?


粕汁、粕漬け、いろいろあるが

もうひとつ調理に慣れていない

とりあえず、簡単にできるものはないか?


そうだ、甘酒だ


水でのばし、甘を加えて一煮立ち

仕上げにしょうがのしぼり汁


だと思う

作ったことないけど


目分量で作ってみた



とろりとポタージュのような見てくれだ

これでいいのだろうか

何度も味見をしてるうち訳がわからなくなる

で、なぜか楽しくなる

一旦冷まして落ち着かせ

ちろりで湯煎した






最終的に出来たのは、パッと見チャイだ





とろりと濃厚

美味いかどうかがわからない

とにかく気分が高揚してきた




後で調べてみたら

私の作った甘酒は通常の甘酒の倍の濃度のようだった



どうりで酔っ払ったわけだ


しかし甘酒ごときで酔っ払うなんて



まだまだ甘ちゃんだ

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始動

2014年01月03日 22時50分10秒 | Weblog
1月4日11時半より


本年の営業開始いたします



今年もよろしくお願い申し上げます








* 1月5日(日)は今年最初のサンデーはなやさい

                   ぜひぜひ
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