ブログはなやさい

福岡 桜坂 CAFE&DINER はなやさい
店主 大山博嗣のブログ 

… 本と映画と音楽と酒

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あらかぶ検事奮戦記

2010年05月26日 01時24分49秒 | Weblog
フランキー堺…。

春から初夏にかけての旬といえば、あらかぶ。

「かさご」と言うところもある

煮付か唐揚げでのご提供ということで

さて、下ごしらえ

ウロコ取りで鱗をとったら、今度は出刃庖丁でエラとワタをとる

そして丁寧に水洗い

血合いもしっかり取り除く

キッチリ水気をとり、すぐ調理しないなら、ここでもうひと手間

キッチンペーパーで巻く

死んだ魚からは自然とドリップが染み出す

これはもう、どうしようもない

で、このドリップ、「生臭さ」というやっかいな匂いを伴ってる

だからキッチンペーパーに吸い取ってもらう

実に合理的



いつもは全身しっかり包むのですが

ちょっと顔がみたくなって、今回は顔だけ出してみました

すると ん?

何かに似てる




ETだ

失礼しました


「仕事が終わったら 冷えた生ビールを飲もう」

先日の夜遅くでした

一人でそう決心し、

ビールサーバーの洗浄だけを残して急ピッチで後片付け


凍ったジョッキに注がれた黒ラベル

少し眺めて満足し、

息を整え準備して

取っ手をつかんで

思い切りあおる


ゴク、ゴク、ゴク、ゴク

4回ほど喉を鳴らすともう息は続かない

この呼吸困難な感じがジョッキビールの醍醐味だと思う

さて、ビールを飲みながら何しようか?

わずかな時間しかないのだけれど

ふと目に入った文庫本



お気に入りの冒頭部分だけ読もうと思ったら

あれよあれよと、全部読んでしまった

短編なんで大したページ数ではないが

あまりの美しい文章に時を忘れた


初めて読んだときは、絵筆で丁寧に描かれた絵画のようだった

次に読んだときは、音楽のよう

そして今回は、自然の息遣いが聞こえた


読み終えた時、ビールはまだジョッキに残ってた










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サッカーについて

2010年05月24日 16時07分22秒 | Weblog
僕はサッカーを知らない

全く知らないと言ったらウソになるけど

大勢の人が大抵知ってることを、何となく知ってるという程度

だからいくらワールドカップが近づいてきたからといって、

特別な盛り上がりは、実はない。

そんな中、先日NHKのスポーツドキュメンタリーで

海外で活躍する、ある日本人サッカー選手の特集がありました

髪を金髪に染めたその若者のことは

新聞記事でわずかに知っている程度で

関西人であることとか、左利きであること、

スキル、フィジカルともに優れた選手であること等

まるで知らなかった


ビッグマウスでも有名らしい


で、そのビッグマウスが気になった


彼は意識を高く持つことが、何より大事だと心得ている様でした

これはトップアスリートにとっては当たり前のことでしょう

が、彼の発言にはなぜか泥臭いものが漂う

サッカーにおいてですが

彼は人間の心の弱さみたいなものを、どうも体験的に知ってるようで

それを克服するために意識改革が必要だと

それこそ体験的に知ったように思えました

だから彼の強気な発言は

すべて彼自身に向けて発せられてる、

そう感じました

自分の発したその言葉に責任を持つため、彼は走り、そしてゴールする。

熱い人間なんだな

勝手にそう思いました


僕はサッカーを知らない

本田圭佑のこともあまり知らない

でもどうも、彼に魅かれたようだ



今日、韓国戦らしい
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傑作。

2010年05月18日 15時32分53秒 | Weblog
ここ最近は、昔読んだ本を読み返すことが多かった気がします

昔馴染みを訪ねるようで

パラパラとページをめくるたびに、活字の先にある世界が甦ってきます

時を経ての再訪であるから相手の様も一様ではなく

ずいぶん老けた本もあれば

相変わらず若々しい本もある

書かれてる内容の鮮度もありますが、

見た目もあると思う

本そのものが醸す空気は何とも豊かな気分にしてくれる


電子書籍の流れに確実に乗り遅れる、そう確信しました


ずいぶんご無沙汰だった古本屋で、向田邦子の本を見つけました

解説は沢木耕太郎

そういえば彼のエッセイのどれかに、この向田邦子の本に触れたものがありました

何かの縁だと思い、この向田邦子の初エッセイ集を読むと

ちょっと大げさですが


軽く唸ってしまいました


これほど見事な文章はみたことない


書かれている内容もいいのですが

何よりその書き方、技術に打ちのめされました

シンプルにして鮮やか

挿話がたびたび飛躍するんですが、

最後はキッチリ繋がる

小説と間違えるほどドラマチック

見事な短編のオンパレードです


すごい人だったんだな

ずいぶん昔の本だし、文庫の古本だから、かなり老けた見てくれですが

中身はピチピチ、若々しい本でした
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きびなご

2010年05月16日 15時06分56秒 | Weblog
日曜の朝は、地域の子供会等の行事で、ゴミの収集が行われているようです

子供たちが張り切って出て行くのは、

ボランティア精神によるものではなく

一仕事終わった後にもらえるお菓子のため


「人を動かすのは利である」と、

歴史上の誰かが言ってた気がする

なるほど、納得


「やった、きびなごだ!」


今日のご褒美を前に喜々とする次男坊

それにしても、きびなごのお菓子とはめずらしい

喜ぶところをみると、何度か食べたことがあるようだ

どれどれ、どんなお菓子なんだろう




なるほど、納得





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小さな旅

2010年05月14日 02時22分31秒 | Weblog
電車に乗るのはいつぶりだろう

ランチ営業の後、ちょっと用事があって宇美町へ

限られた時間内での行動なので車ではなく、

時間の読めるJRを利用することにしました

博多駅までは、車窓からの景色を楽しみながらのんびりバスで移動

しかし、時間の読めるJRに乗るために、

時間の読めないバスを利用するという本末転倒なことをしたため

博多駅バス停から駅のホームまで、全速力で走る羽目になりました


長者原で香椎線に乗り換え


そして宇美行きの電車に乗ると、自然と胸が昂ります


2両編成の古びた車両

知らない土地

まばらな乗客

のどかな風景…


わずか20分の乗車時間でしたが、私は束の間、旅に出ていたのだと思う

終点で電車を降りると

露天風呂にでも入ったような、何ともいえない心地よさがありました


用事を済ますと、この用事の相手が福岡空港まで車で送ってくださるということになり

そこからは地下鉄に乗って店に帰りました


大都市の交通システムに効率良く運ばれていく自分が、

ひどくつまんない人物に思えましたが

先ほど電車を降りた時に感じた、風呂上がりのさっぱり感は

かろうじて店に持って帰りました


なかなかいい旅だった


この小さな旅で一番慌てたのは

地下鉄の出口、つまり地上までの通路がわからなかったことでしょうか

桜坂駅の。
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