ブログはなやさい

福岡 桜坂 CAFE&DINER はなやさい
店主 大山博嗣のブログ 

… 本と映画と音楽と酒

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いい選曲だ

2012年05月27日 17時02分17秒 | Weblog
息子が通う中学校の運動会に行った


しっかり準備したのだろう

思った以上に段取り良くプログラムが消化されていく


今から女子のダンス、という段になった

その後が息子の出番である

女子のダンスに特別興味はないが

とりあえずグラウンド周辺に待機していた


ダンスの伴奏が流れてきた


おや、なんだこの高揚感は

なつかしい匂いもする

やっぱり、『Nowhere fast』だ


女性ボーカルとはいえ硬質なロック

中学校で流れるとはイカしてる

ウィレム・デフォーがどっかから出てくるんじゃないか

なんて気にもなる


あの子らと同様、わたしも心の中で踊ってた


せっかくの『ストリート オブ ファイヤー』だから

この曲も聴いてみよう

この曲、意外に吹替えってことが知られていない



お、知らんかった

ホール&オーツも歌ってた














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ブエナ・ビスタがやってきた!

2012年05月24日 01時08分18秒 | Weblog
こんなハプニングは大歓迎だ


土曜日の夕方のこと

それなりにお歳を召しているだろうと思われる男性から

「今から2人いい?そこって酒飲めるよね」という電話があった


もちろんOK


でも一体誰だろう?


間もなくやってきた2人組の男性

でもまったく見覚えはない

そしてひとりは大きなケースを持っている


さて、このケースの中身はなんでしょう?

ひとりが尋ねる

ひょっとして楽器?

お!正解!

じゃ、なんの楽器でしょう?

ん~わかんない


するとケースを開けて

その楽器を見せてくれた



え?アコーディオン?

そう

ちょっと弾いてくださいな


いいよ


そして昭和歌謡のオンパレードがはじまった





酒とアコーディオンの相性がこんなにいいとは知らなかった

たまたまいたお客さんたちも楽しそうで

メロディーにあわせて歌ってる人もいる



弾いてる姿を見て想い出した


このアコーディオン奏者は

はなやさいが入居するテナントの

大家さんの甥っ子さんだった


ちょっと前に知り合っていた


甥っ子とはいえ御歳80歳

ちなみに大家さんは92歳


お二人ともアカデミックな人生を送ってこられた才人だ


まったくかっこいい歳のとり方だ




いつまでも聴いていたかった


本場のブエナビスタも久しぶりに聴いてみよう


本当にかっこいい。




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だんだんと。

2012年05月23日 16時36分47秒 | Weblog
まもなく日付が変わる、という深夜にようやく読み終えた

読み始めたのがその日の昼ごろだったから

私にしてはずいぶんハイスピードで読んだことになる

本の名は『檀』



16年前に一度読んでる

だが、この本に何が書いてあったか もう一度、どうしても確かめたくて

再度読んでみた

それは大変有意義な確認作業だった




お客さんとの会話に、

ここのところ能古島がよく登場する

福岡市から渡船で10分ほどに位置する小さな島だ


魚がたくさん釣れるとか

島にある博物館のはなしだとか

ロケーションの良さだとか

そんな他愛もない話をしている


でもそこに、この能古島で晩年を過ごした作家、

檀一雄の名はまず出てこない


ちょっとさみしいな、なんて思いながら

大変なことに気付いた


実は私、彼の本を読んだことがない

彼についての本やちょっとしたエッセイは読んだことはあるが

いわゆる作品と呼ばれるものは読んだことがない

これはマズイ

羞恥心と義務感と使命感を合わせたような、

妙なドキドキした心持になり

とりあえず彼の代表作『火宅の人』を急ぎ読むことにした

言わずと知れた檀一雄の自伝的小説だ




読んでどうだったかというと


興奮した


心の奥底にある何かが共鳴した

この興奮はその昔、太宰治の『人間失格』を読んだとき、

あるいは坂口安吾を読んだときと同じ種類のものだった


檀一雄をもっと知りたい


そうだと思って、

昔読んだ『檀』をひっぱりだした


檀一雄の妻ヨソ子が語る、という形式をとったこの沢木耕太郎のノンフィクションは

『火宅の人』で興奮した私を、今度はやんわり鎮めてくれた


魅力的な人だったんだなぁと

会ったことも見たこともない人を

ひとり勝手に偲んでしまった



でも、偲んでいたのは実は私ひとりではなかったようだ

私が『檀』を読んでいる正にその時間、

能古島では、檀一雄を偲ぶ会『花逢忌』がとり行われていたからだ

関係者やファンのみなさんで彼を偲んだそうだ


朝、新聞を見て知った


間にあった!

なぜかそんな気持ちでいる
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2012年05月06日 13時03分36秒 | Weblog
雨が降ったり

風が吹いたり

一見不快な出来事も

季節を垣間見ることができれば

趣深く感じることがある


ちょっと前は風だった

そして最近は雨だ


降ったり止んだりのスッキリしない天気の中

仕入れ途中の花屋で見た、

あふれんばかりのアジサイたち


湿った天気じゃないと様にならないこの花たちを見て


なるほど雨もわるくないと思った


そんな精神状態だったから

読もうと思ったのかもしれない


今更だけど試してみた



初心者用の本だったから

古文にまるで馴染みのない私でも

それなりに楽しむことができた


枕草子での一番の発見は

『をかし』、『わろし』の基準が

今も千年前もたいして変わってない、ということ


そんなことを思っていたある日の夜

私の出身高校の名を語る、

聞きなれない名の男性から

店に電話があった

そんな名の同級生いたっけな?


いない

3年のときの担任だった

店のことをどこからか聞いて

連絡をくれたようだ


妙な感じだ


だってその担任は

古文の先生だったから


いとをかし。

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