ブログはなやさい

福岡 桜坂 CAFE&DINER はなやさい
店主 大山博嗣のブログ 

… 本と映画と音楽と酒

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誤算

2013年04月28日 18時13分34秒 | Weblog
好きな本は?

と問われて

うまく答えることなんてできない


だが先日、

若い常連さんがいともたやすくはっきり答えていた

おまけに一番好きかも知れない、とまで言い切っていた

これも若さか、とも思うが

ハッキリ言えるのは清々しい



そこまで言うなら読んでやろうじゃねぇか



だが、タイトルを聞いてちょっと困った

私の感覚では確実に読むことはない

失敗しそうな予感もある

だから後日、

図書館から本を取り寄せるとき、

ついでに借りて読むことにした

図書館が近いということは

素晴らしく便利だ



やっぱり。



冒頭から繰り返される登場人物たちの会話は

気の利いたジョークというよりお寒いコントで

先を読もうという気力を奪ってしまう

少し幼稚な気がした


どうしようかな


他に読みたい本もある

というわけで、途中棄権した





それから2週間近く経った

借りた本をそろそろ返さなければならない



何となく気になっていたので

この『幽霊が自殺志願者達を救う』という奇抜な物語に

もう一度トライすることにした


登場人物たちの会話は

次第に気にならなくなっていった

自殺という深刻なテーマを扱うのに

このくだらなさはむしろ有効かもしれない

泣けるエピソードもある

自分に思い当たる節もある


もっと先が読みたくなったところで

返却の期限がきた


延長の申請をした


ところが、ダメだという

この本には次の予約が入っているらしい


ま、仕方ない

返却した


それからしばらくして

また、図書館に行った

予約していた本を受け取るためだ




予約していた本をお願いします


はい、どうぞ






リベンジだ

つづきを読み終えるのに

24時間かからなかった


好きな本は?

と問われたら


今はこのエンターテイメントの名を答えるかもしれない
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うれしい気持ち

2013年04月28日 18時09分49秒 | Weblog
今年に入って買った靴なのに

もう穴が開いたようだ


雨の中通勤していると

次第に足の裏が湿ってくる


ソールの減りが思ったより早い


歩くがベースの私にとって

この靴は少しか弱かったようだ


悲しい気持ちになった




店に着いてしばらくして

携帯電話にメールが入っていることに気付いた


近所にお住まいの常連様だ


桑田圭佑のベストアルバムを書きこんだCDを

店先の物陰に置いているとのこと


そういえば以前、

桑田圭佑の音源が店にはないんだ、と

彼女に話したことがある


気を利かせて持ってきてくれたんだ


さっそく聴いて思わず吹き出した

最初の曲が

『悲しい気持ち』だったからだ


楽しい気持ちになった




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最高

2013年04月28日 18時08分33秒 | Weblog
有名な映画なのに実は観ていない


そんな映画があまりにも多い

この映画もその一つだ

先日BSで放送されていた


ひょっとしたら

この映画を観る人生最後のチャンスかもしれない


だから録画した

とりあえず手元に来た

これでいつでも観れる


と、ここで安心してはいけない

塩漬けにしておくと

録画データを整理するとき

どうせ近いうちは観れないし

TSUTAYA行ったらいつであるし

とか言って削除するかもしれない

で、永久に観ない


早めがいい、観るのは。


それで録画した次の日、

ランチ終了からディナー開始までの間に

観れるところまで観て、

閉店後の夜中、残りを観た





私にとって幸運だったのは

この物語のあらすじを知らなかったことだ


何をテーマにしたサスペンスかはどこかで聞いていたが

筋は知らない


テンポは抜群で

伏線の引き方もシンプルでいい


若い時に観た、

デ・パルマの『レイジング・ケイン』を少し想い出した


凝り過ぎたトリックは

かえって映画を退屈なものにするという、

悪いお手本の映画だ


なぜそんな映画を想い出したかと言うと

『レイジング・ケイン』がこの映画への敬意から作られていることが

はっきりとわかったからだ



とにかく久しぶりに良質な映画を観た

時間を割いて観た甲斐があった


サイコーだ










もうケッコーだ




















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息子

2013年04月21日 18時55分11秒 | Weblog
三國連太郎といえば

この映画くらいしか観ていない


随分若いときに観た

3回は観てると思う


三國は岩手の田舎に一人で住む、

昔堅気の父親を演じている


彼には二人の息子がいる


長男は自立し、結婚もしているが

次男はフラフラしている


東京住まいのフリーターだ


映画では、この次男坊と父親との関わりが

主に描かれている


役者が皆上手い


登場人物の心情が

ゆっくり、確実に伝わってくる


静かだが隙のない映画だと思った


聴覚障害のある女性と恋に落ちた次男坊は

たまたま上京してきた父親に

その女性との交際を認めるよう熱く説得する


今までの自分とは違うんだ


反対もなにもない父親に対し、

手話を交えて一生懸命語る永瀬正敏がとてもいい奴に思えた

彼なら彼女を幸せにできる





山田洋次は、少し小津安二郎を意識してたのかもしれない



ようやく原作がわかった

椎名誠の『倉庫作業員』という短い小説だそうだ

『ハマボウフウの花や風』という短編集に入っている


映画とは別物だと思う

それでいいと思う


近々読むつもりだ



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ロック

2013年04月21日 16時15分03秒 | Weblog
『The Boy With The Thorn In His Side』

という曲名を

『心に茨をもつ少年』という邦題にしたのは

ちょっとした文学センスかもしれない


スミス好きのお客さんとそんな話をしていたら

長崎在住の、これまたスミス好きのお客さんが

突然、店に現れた

しばしの間、スミス談義に明け暮れた


The Smiths - The Boy With The Thorn In His Side


やっぱりクネクネしてる



歳とったな

Morrissey - I'm Throwing My Arms Around Paris


やっぱりまだちょっと変だ




誤解を恐れずに言うが

80年代のブリティッシュロックは

やはり、今より元気だったと思っている


その元気の源のひとつに

当時の政治に対する反骨もあったと思う


メッセージ性の強い歌詞が

きれいなメロディーにのせられ、

叫ばれていく


その叫びの矛先には、

いわゆるサッチャリズムがある


サッチャリズムを背景にした映画も数多くある


『ブラス!』、『フルモンティ』、

『リトルダンサー』もそう


いずれも秀逸な映画だ


そのサッチャリズムの立役者、マーガレット・サッチャーが亡くなった

いろいろあったが、スゴイ人だ

という論調が多い中、

サッチャーが死んだら、みんなでお祝いをしよう

という催しがあったようだ

盛大に。


イギリスだなぁと思う


スタイルカウンシルは今でもよく聴いてる


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