ゴホンといえば…

しっとりと雨が降る暗い朝

私は黄色い傘をさして、

間もなく発車するであろう大型バスをぼんやりと眺めている

バスの中には友達とふざけあう兄

そして私のとなりにはオフクロがいる


修学旅行というと、いつもこの光景を想い出す

兄が小学校の修学旅行に出発する日

私と母が学校まで見送りに行った時のこと


なぜ二人して見送りに行ったのかは憶えてない


私は多分、勝手について行っただけだが

オフクロがわざわざ学校まで見送りに行ったのは

息子の成長を眺めるというより、

転校してそれほど月日が経ってない兄を心配してのことだったかもしれない

今思えばですが。


時折煩わしい時もある。でも心配は、あったかい


うちの長男も明日から修学旅行

今回は見送りに行けそうもないが、

ひょっとしたらオフクロが、天国の窓から見送ってるかもしれない

そんな気がしてならない




先日、ゴッホの作品・生き様についてわかりやすくまとめた本を読みました

知ってるようで、実は知らない

ありがとう、オーボエはなこ


ゴッホといえば


龍角散。