世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

みたい

2006年07月04日 22時17分01秒 | Weblog
見たいものがここに来て一気に増える。
やばい。金が。でも絶対行く。
クレマスター3」。
マシュー南である。いや違った、バーニーだよバーニー。
とことんマシュー・バーニー運がない私は、4年前クレマスター全シリーズを高知で上演したのに、稽古があって行けず、1年前の金沢では映画はすばらしかったが、美術館側が制作した展示作品の「解説」にはガックリして帰ってきた。
クレマスターが見れなかった事を後悔するあまり(マシュー自身がDVD化を拒んでいるし)、トイレの壁に懺悔の表れごとくクレマスターのチラシを貼っている私である。
こないだ「ママン」を見た時にクレマスター3のチラシを発見して狂喜したのは言うまでもない。
行く。今度こそは絶対見る。
全5シリーズのうちの3だけだけど絶対見る。
平日だけど。残業断ってでも行く。

そして、「若沖と江戸絵画展」。
これはね、私の大好きなTV番組の一つであるところの「美の巨人たち」が大きく関わっている。
毎週、絵画や彫刻、建物などの美術作品一点を紹介していく主旨の番組で、
小林薫のナレーションといい、物語仕立ての番組構成といい、各美術品に対するアプローチの仕方がとても心地よい。
長年やってきた中で、江戸期の画家も幾人か紹介されてきた。円山応挙、伊藤若沖、曾我蕭白、長澤芦雪、与謝蕪村、池大雅などである。
応挙の氷図には息をのんだし、芦雪の牛と象にはなんとも言いがたいまがまがしさを感じた。それ以上に、蕭白の仙人図には狂気を感じて鳥肌がたった(←たぶん横尾忠則の先祖)。
こないだの放送はそんな18世紀京都において活躍した画家が総合して改めて紹介しなおされ、芸術があらゆる方向に一気に花開いたこの次期を「京都ルネッサンス」と称していた。
そんな時代の画家たちが、な、な、なんと全員集合しちゃうのが今回の展示なのである。
すばらしい。夢のようだ。
絶対行く。
絶対番組と博物館の罠だが、よくぞ張ってくれた!こんなにみごとな罠!!
絶対行きます。

ううう。
楽しみだ。

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