世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

オーディション

2007年01月28日 19時09分14秒 | Weblog
を受けてきました。
まだ名前は伏せますが、これに受かればその劇団の準メンバーになります。
上京して初めてメンバーオーディションを受けました。
今までのは公演のための募集だったわけで、
劇団員になるというものではなかったわけです。
それが、ここにきて、メンバーオーディションですよ。
もちろん断固としてどこかに所属する劇団員になりたくなかったわけじゃなかった、今までも。それでもどこにも所属しないまま、一年きてしまっていた。
フリーで、という道もあるにはあるが、それはあんまり自分向きではないと思うし、かといってどこでもいいと言ってしまえるほど柔軟性もないわけだ。
それが、ちょっとづつだが、色んな線が一箇所につながっていく感覚があって、状況も揃って、ようやく今回の名乗りにこぎつけた。
そんな大仰なことでもないのだが、振り返ってみれば、全部が繋がっている気もする。

昨日、一日目。
ワークショップをずっとやった。
それがもう、見事!というほどに私にはまった。
どんぴしゃ。ど真ん中。
大好き。このワークショップ。
身体を動かすもので、ゲーム形式が多い。
変な体育界系でもないし、妙な小理屈もない。
ただただ感じたままに動く。そういうワークショップだった。
これは私がことさら上手くできたとかそういうのじゃない。
数あるゲームの内できるのもあれば、できないのもあった。
ワークショップを依頼されることが多い劇団なので、
導き方が洗練されているというのもある。
でもそれだけじゃないぴたっと感がもうそこここにあった。
楽しい。
もう楽しくて楽しくて、次やることの説明聞きながら早くやりたくてやりたくてにやにやしてたぐらいだった。
すごく感覚的にあっているワークショップをやらせてもらった。
やることもその呼び名も、やっている最中の指示の出し方もすごくあっていた。
これで落ちたら目も当てられないな。
いや、すごく楽しかった。
こういうワークショップがやりたかった。
やらせてくれる場所があるなんて思いもせんだった。

今日、2日目。
即興と台本。
演出をつけるのかと思ったら、自分たちで考えて見せてみなさい、というスタイルの今日だった。
ダメだしというのは全くなかった。
私は思うようにやった。が、自分でいまいちなとこもいっぱいあった。

昨日も今日も小さな空間で濃密に過ごさしていただいた。
今までのことや個人的な嗜好やそういうのもたっぷり話した。
結果はこれからみんなで話し合うからというので、先に帰った。
最後に「これがダメでも強いつながりができた気がするから」と言われたのがうれしかった。
全くどうなるかわからん。
どういうことになるのだか。落ちたら、受かったら、どちらの結果でも想像を超えている。


その帰りに、新宿の伊勢丹へ寄る。
今、「サロン・ド・ショコラ」というのをやっていて、
あんまりよく知らんのだが、フランスの世界的なチョコの祭典があって、
世界の有名なショコラティエが新作を発表したり、即売をしたり、商談をしたりするのが年一であるのだが、
そのうちから伊勢丹のお眼鏡にかなったチョコブランドやショコラティエが一同に新宿店に集結しているらしいのだ。
これはいかなきゃ。
6階の催物開場にはずらっとチョコの名店が並んでおった。
そのうちの私でも知っているジャン・ポール・エヴァンのショコラバーでベルガモというケーキとジャンが最高にチョコにあう紅茶として選んだというJPH紅茶を味わってみた。
ちょっと、びっくりする。
もちろんチョコのケーキなのだが、オレンジのムースもはさまっている。
食べたことのない味だ。
チョコの味すら食べなれているものと別もの。
笑みがこぼれるタイプのおいしさとはまた違う、
もっとじっくり探っていくタイプのおいしさがする。
すごい。
ゆっくりゆっくり、これはすごいこれはすごいと思いながら食べた。
もったいなくてちびちびとゆっくり食べていたわけじゃなく、
このゆっくりさがケーキを味わうために必要な適量だった。
濃厚すぎて早く食べてしまうとくどいというのもあった。
さらに、紅茶がまたハンパなくおいしい。
やはりこれも、普通のアールグレイやアッサムやダージリンの味じゃない。初めての味。なのにすごくおいしい。
チョコにあうための紅茶というのだから、そうなんだろう、とてもとても食べたケーキにあっていた。
このイベントはもう明日までです。
行けてよかったわぁ。

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