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花散歩

函館および道南の野山の花を中心に、観光、グルメ、温泉などを紹介しています。

ネジバナ(捩花)

2007年08月16日 | 山野草

花のつき方が、穂の上にねじれて並ぶことから名がつきました。「ネジレバナ」、「ネジリバナ」、「ねじり草(そう)」とも呼ばれます。この花は、ほぼ直線に並んだ鮮やかピンク。

淡いピンクの右巻き

ちょっと分り難い、右巻きと左巻き。

恵山岬灯台をバックに、仲良く並んでハイポーズ!

ネジバナ(ラン科 ネジバナ属)
日当たりの良い草地などに生える高さ10~40cmの多年草。地際に線形の葉を数枚つけて、初夏には花茎が出て、多数の淡紅色の花が螺旋状に並んで咲く。花の付き方は、左巻き、右巻きのものがあり、途中で巻き方がかわったりもする。

イタドリ(虎杖)

2007年08月15日 | 山野草

この時期、道路脇や空き地などあらゆる所で、イタドリが生い茂っています。痛み止めの薬効があるからイタドリ(疼取)の名がついたようです。茎を折るとポコッと音が鳴り、食べると酸味があるので、別名スカンポとも呼ばれています。

イタドリ(タデ科 タデ属)
日当たりの良い荒れ地や斜面に生える多年草。葉は広卵形で長さ6~15cm、裏面は緑色。茎は太く中空で、上部は多くの枝にわかれる。雌雄異株で、夏には枝端と葉のわきに総状花序をつけ、白色か紅色の小花をたくさん付ける。

クサレダマ(草連玉)

2007年08月14日 | 山野草

七飯町の林道を車で走っていると、鮮やかな黄色の花が目に飛び込んできました。車を止め、近くで見るとクサレダマでした。

別名のイオウソウ(硫黄草)は、この黄色い花の色からきているようです。草丈も1m程と高く、5弁の花が沢山ついて、林道を華やかに彩っていました。

クサレダマ(サクラソウ科 オカトラノオ属)
やや湿り気のある明るい草原などに見られる多年草。草丈は40~100 cmである。葉は披針形で、先は鋭く尖り、対生ないし3~4個輪生する。茎の上部に円錐状に多数の花をつける。

ノブドウ(野葡萄)

2007年08月13日 | 樹木・園芸種
昨日から快晴のお天気になり、気温もぐんぐん上がり31度を越した函館です。本州の酷暑に比べればたいしたことはないのでしょうが、それでも炎天下での野山の散策は、かなり堪えました。

緑色の葉が爽やかなノブドウが、花を咲かせていました。

直径4~5㎜ほどの小さな花で、花弁と雄しべは5個あります。

実も少し色づき始めました。ノブドウの果実は、白、淡緑、紫、碧色など様々な色になり、まるで宝石のような美しさです。

ノブドウ(ブドウ科 ノブドウ属)
山地や丘陵、野原などで見られるつる性の落葉木本。葉は互生し、円形で3~5裂し、基部は心形、縁に鋸歯がある。花は淡黄緑色5弁の小花をつける。果実は熟すると紫色や碧色になるが食べられない。

ガガイモ

2007年08月13日 | 山野草

ガガイモがつるを伸ばして他の草に絡みつき、沢山咲いていました。

可愛い花ですが、ヒトデに似ているような気がします。

花の内側には、毛が密集しています。

 ガガイモ(ガガイモ科 ガガイモ属)
日当たりのよい原野に生えるつる性の多年草。地下茎を長く伸ばして増える。葉は卵状心形で対生し、先は尖っている。葉のわきから花序を伸ばし、約1cmの淡紫色の花を総状に付ける。


アカバナ(赤花)

2007年08月11日 | 山野草

やっとお天気が回復したので、久々に野山の散策に出かけました。七飯町の小川のほとりでアカバナを見つけました。アカバナという名前は花の色からではなく、秋に葉が赤く染まることからと言われているます。花弁は4枚で、太くて白い棍棒状の雌しべが目立ちます。

アカバナ(アカバナ科 アカバナ属)
山野の湿地に生える高さ20~70cmの多年草。茎には細かい毛があり、茎の上部の葉腋に直径1㎝ほどの紅紫色の花をつける。

大船温泉 上の湯 南茅部保養センター

2007年08月10日 | 温泉

我が家のお気に入りの温泉は、国道278号線の森町と恵山の中間、旧南茅部町(現在は函館市)の山に囲まれた静かな所にある「大船温泉 上の湯 南茅部保養センター」です。昨年7月から改修工事のため休館していましたが、今年の4月にリニューアルオープンしました。

こちらの日帰り温泉は、2種類の温泉が楽しめます。内湯は無色透明の重曹泉です。他に寝湯のジャグジーとサウナがあります。洗い場も綺麗になり、ボディーシャンプーとリンスインシャンプーも完備しています。

露天風呂は、お気に入りの白濁の硫黄泉です。この硫黄の香りが「温泉だ!」って感じでたまりません。温度はかなり熱めです。画像の左側に屋根付きの半露天風呂があります。

こちらが半露天風呂です。お湯は露店風呂と同じ硫黄泉ですが、温度が少しぬるめです。画像中央に休憩スペースもあります。以前のような開放感とひなびた感じがなくなって少し残念ですが、お湯はやっぱり最高です。(入浴料 400円)

ヤマブドウ(山葡萄)

2007年08月09日 | 樹木・園芸種

函館山の近くで山葡萄を見つけました。葉っぱの下を覗いてみると、もう小さな実を付けていました。

綺麗な翡翠色が、とっても爽やかです。黒紫色に熟すと食べられるのですが、手が届きそうにありません。残念!

ヤマブドウ(ブドウ科 ブドウ属)
林道の脇などの日当たりが良い場所に生育するつる性の木。葉は互生し、浅く3裂して縁には浅い鋸歯がある。葉と対生して巻髭を出し、他の物に巻きつく。

牛舎の中は・・・

2007年08月08日 | 道南
8月4日の台風から、どんよりした曇リ空や、雨が降ったり止んだりの愚図ついたお天気が続いている函館です。気温は27度前後ですが、蒸し暑く、まるで梅雨のようです。この状態が13日頃まで続くとか・・陽射しが恋しいです。

北海道では、牧場に売店があり、牛乳やソフトクリームなどを販売している所があります。先日、立ち寄った売店の奥に牛舎があったので、ちょっと覘いてみました。牛舎の中は衛生上立ち入り禁止、出入り口付近には、大きな扇風機が回っていました。あれ、牛の首に何かかけられています。

立っている牛を見てみると、上下に鎖の付いた大きな首輪をかけられています。

後ろにまわると、尻尾も繋がれています。搾乳のためでしょうか?1日中こんな状態ではないと思いますが、どうなのかな?ちょっと可哀そうです。美味しい牛乳とソフトクリームをありがとうね・・・。

ヤマハハコ(山母子)

2007年08月07日 | 山野草

ハハコグサ(春の七草のひとつでオギョウのこと)に似ていて、山に生えるのでこの名がつきました。灰白色のふわふわした小さな花が集っているように見えます。

実際は黄色いのが花で、白い帽子のように見える苞(ホウ)で、守られています。

 ヤマハハコ(キク科 ヤマハハコ属)
低山から高山の日当たりのよい乾燥した草地に生える雌雄異株の多年草。葉の裏に白っぽい長い毛を密生し、総苞片も 膜質で白い。白く花びらのように見えるのは、「苞(ホウ)」と呼ばれる花を保護する特殊な葉で、黄色い部分が本来の花びらである。


イワガラミ(岩絡み)

2007年08月06日 | 樹木・園芸種

イワガラミが木に絡み付いて、空に向かって高く昇ってゆきます。

ツルアジサイにそっくりですが、ツルアジサイが終わった頃に咲き始め、飾り花もまばらなので、少し地味な感じがします。

イワガラミ(ユキノシタ科 イワガラミ属)
山地の林内に生える木本性の落葉ツル植物。枝から気根を出して木の幹や岩にからみついて伸びる。ツルアジサイによく似ているが、ツルアジサイは装飾花の萼片が3~4枚あるのに対し、イワガラミは1枚である。

ヒメジョオン(姫女苑)

2007年08月05日 | 山野草

北アメリカ原産の帰化植物「ヒメジョオン」が、野原や空き地で繁茂しています。

薄紫がかった白い花が、涼しそうです。

 ヒメジョオン(キク科 ムカシヨモギ属 )
北アメリカ原産の1~2年草で、明治時代に渡来した。全体の丈は30cm~1mで、茎には毛が生え、中には白い髄がつまっている。茎の枝先にはたくさん蕾をつけ直径2cmくらいの白っぽい舌状花を咲かせる。


アラゲハンゴンソウ(粗毛反魂草)

2007年08月04日 | 山野草

北アメリカ原産の多年草アラゲハンゴンソウ(別名キヌガサギク)が、野原や空き地で咲き出しました。

茎と葉に粗い多くの毛があり、触るとざらざらします。

鮮やかな黄色の花に誘われて、シジミ蝶がやって来ました。

アラゲハンゴンソウ(キク科 オオハンゴンソウ属)
野原などに生える北米原産の多年草。茎と葉に粗い多くの毛がある。草丈は40~90cm程度、頭花の直径は4~6 cm。花は、黒紫状の管状花と橙黄色の舌状花からなっている。

クルマユリ(車百合)

2007年08月02日 | 山野草

森林内で、鮮やかなオレンジ色の「クルマユリ」に出会いました。高さ30~40cm 、花の大きさは5~6cmです。葉が茎の中央部で、車輪のように放射状についていることからクルマユリと名づけられました。

このクルマユリたち、何だか楽しそうです。まるでスネイクダンスでも踊っているみたい。

色つやも良く、ノリノリですね!

こちらは、おすまし顔の美人ちゃん。

クルマユリ(ユリ科 ユリ属)
亜高山~高山の草地、北海道では低山帯でも生える多年草。茎の中ほどに披針~狭卵形の葉が車輪状に輪生し、その上下に互生する葉もある。花は1~5個ほどが茎先に下向きにつく。花弁は6枚で、黒っぽい斑点があり、巻きあがる。