この後、木をするする登ったり下りたりとすばしこく動き回り、そのうち森の奥へ帰って行きました。 こちらは香雪園で出会ったエゾリス君です。
器用にひょいと立って、もぐもぐ食べています。
葉の形が升麻(サラシナショウマの漢名)の葉に似ていることから名がつきました。 山地の林の中に生える多年草で、草丈は40~70㎝程あります。茎の先に瓶洗いのブラシのような花をつけます。花弁は白色のへら形で、雄しべは花弁より長く突出しています。
ルイヨウボタン(メギ科)を偶然見つけました。初めて見る花です。
葉の形がボタンに似ていることから名付けられました。
センボンヤリは1年に2回花をつけます。春の花は画像のような白い舌状花で、秋には高さ30~60cmの花茎をのばし、先端に閉鎖花を1個つけます。秋花が花茎を多数伸ばす様子から「千本槍」の名がつきました。 花色は白とピンクがあるようです。
山地の道端などで、地面に張りつくように生えていて、草丈は5~15㎝程です。
花はシソ科の花の特徴の唇形で、花色は淡いピンク色や、薄紫色が多く見られます。 こちらはまだ芽吹いたばかりの葉のようで、全体が濃い紫色をしています。
花は白色で、紫の葉に映え綺麗でした。
山地の湖や沼のまわりなど湿地に生える多年草です。 花の柄が長くのびる様子をテナガザルの手に見立てて名がつきました。 茎は直立せず地面をはい、先の方は斜上して花をつけます。
3枚の小葉を柏の葉に見立てて名がつきました。 今年は雪融け水が少ない為か、この花も水がほとんど無い状態で咲いていました。草丈は15~40cm。花冠が5裂した白い花の内側に、縮れた毛を密生させています。
葉・茎・根茎にワサビのような辛味があることから名づけれましたが、ワサビとは別のタネツケバナの仲間で、食べても辛くないそうです。
白い小花が集って咲く姿は、とても綺麗です。
この他にも、キバナイカリソウ、スミレ、タチカメバソウ、エゾワサビなど沢山の花を楽しみました。
桧沢の滝へは、サンカヨウ(メギ科)に会いたくて出かけました。滝に着いた頃に、ポツリポツリとにわか雨が降ってきてしまいました。
「荷葉」とはハスの葉のことで、大きな2枚の葉の上に直径約2cmほどの6枚の花弁をもつ白花を3~10個つけます。 昨年は6月2日に出かけ、満開のサンカヨウに出会えたのですが、今回は少し早かったようで、まだこのような蕾が多く見られました。 こちらは蕾みも膨らみ、花が開き始めています。 大きな葉の上に、丸々とした可愛らしい花を多数つけた様子がとても可愛らしい。 純白の花弁とオレンジ色の雄しべの取り合せがチャーミングです。
登山道脇に咲く花を楽しみながら、のんびり歩き、桧沢の滝に到着です。
雪が少なかったためか、昨年より水量が少ないようです。
さて、ここでハプニングが。
滝の近くで花を撮影していると、バシャっと音がするので振り向くと、同行者が足を滑らせ沢に落ちてしまいました。深くはありませんが、水浴びするにはまだ冷たく、下半身はびしょぬれです。すぐに立ち上がると「カメラが無い!」と叫びました。首から下げていたカメラは無事ですが、ポケットに入れていたカメラが滑り落ちたようです。周りの水の中を探しましたが見当たりません。すると、3mくらい下流の石に引っかかったカメラがピカッと光っていました。慌ててザブザブ取りに行き拾いあげました。液晶に水が入っていますが、割れてはいません。と、こんな状況なので引き返す事にしました。
登山道はこの時期、虫がうようよ飛び交っています。
虫除けスプレー、手袋、スパッツ、帽子、養蜂家のようなネットをかぶり、首にはタオルと万全の体制で歩いていたのですが・・・やられました「ヌカカ」です。
足3ヶ所、胸、お腹、一体何処から入ってくるのやら。
そして翌朝、顔と口の感覚が変なのに気づきました。
鏡を見てビックリ、唇が巨大たらこ唇に・・ああ「いかりや長介」さんよりヒドイ。
唇をヌカカに奪われました!しかも4、5ヶ所です。水ぶくれにもなってきました。
休み明け、再び皮膚科へ。
先生は開口一番「またダニにやられたの?」と。おもむろにマスクを取った私でした。
ついてない1日は終わりましたが、私のたらこ唇と虫刺されで赤く腫れ上がった足はまだそのままです・・・。
コキンバイ(バラ科)です。 外見がキンバイソウ(キンポウゲ科)に似ていて、草丈が小さい事からついた名です。 3枚の小葉がギザギザしているのが特徴です。