日々是好日

楽しみあるところに楽しみ 楽しみなきところに楽しむ

これからのとき

2013年10月10日 | 日記・つぶやき


病院を出る時にそっと手渡された小冊子
表紙には「これからのとき」と書かれている。

看護師さんに「ちょっと落ち着いたら読んでみてね」
と言われた。

中には死別後に起こる哀しみの体験がわかりやすく
書かれているだけで、別に特別な事をしなさい。
なんて事が書かれている訳では無い。

・心と体の変化

・悲しんでいるときに必要な事

・哀しみを和らげるためにできること

只、読んでいると、妙に心が落ち着くので、
時々開いてみる。

『哀しみを和らげるために出来る事』

の章に「気持ちを書いてみましょう」
という下りがある。

私は長い事ホームページやブログに、自分の気持ちを
綴ってきたのが幸いしたかも知れない。

『何処かの誰かが気にかけていてくれる』

ということが、今の私にとっての最大の励みだ。

超眠い1日

2013年10月09日 | 日記・つぶやき
昨夜は夜中の2時過ぎに目が覚めた。

そこから約1時間半、

眠れない。

本を読んで、眠気が来たっ!
と思ったとこでスタンドの電気を消し、目を瞑る。

でも眠れない。。。

そんな事を何度か繰り返し
漸く眠りに就いたのは3時をだいぶ過ぎた頃だった。

ちょっと寝たらもう起きる時間。

おかげて、今日は一日眠くてたまらない。
アタマぼんやりで、集中力も皆無、

晩ごはんを食べたら更に眠気が増し、
まだ8時過ぎだと言うのにTVを見乍ら居眠った。

季節外れの暑さも影響しているのか、
だるさも加わり、超サイテーなコンディションの
一日だった。

さっさとお風呂入って、さっさと寝よう。



医療費が返ってくるかも

2013年10月08日 | 日記・つぶやき
今日7月分の高額医療費支給のお知らせが届いた。

えっ!? 7月分…??

8月じゃ無くて…!? 8月の方が多い筈だけど…

7月と言えば1回目の入院の時の医療費か…

領収証を家探しした。

通院の時の領収証と退院証明書は出て来たが、
肝心の入院の時の領収証が見つからない。

やれやれ

幾ら返ってくるのかは良く分からないが、
たとえムダな努力になったとしても
やれることはやってみよう

ふたりで行った最後の山旅を振り返る

2013年10月07日 | 日記・つぶやき


今年の夏山は、とても切ない思い出となってしまった。

元々行こうとしていた山域は、後立山だったのだが、
体調が優れない夫でも行けそうな山…
と言う事で、標高2000mまでバスで行ける立山に予定変更。

朝、ケーブルとバスを乗り継ぎ、一の越山荘で一泊し、
翌日に雄山登頂の計画を立てたが、一の越山荘は満員で
泊まる事が出来ず、雷鳥荘に2泊する事にしたのだった。

山にさえ行かなかったら、こんなに早く逝ってしまう事も
無かったのでは…との思いが強い。

酷い事をしてしまった…


でも、もしあの時予定をキャンセルして家で養生していたら
病気が治ったのだろうか…

結果は恐らくNOだ。


私はあの時に、既にお別れの日が近付いていることを
感じていたのだろう。

その事を口に出す事も、態度に現す事も出来ず、
いつも通りを装う事に、必死だったのだ。

あの時、夫は山荘の中で立山の気色を眺めながら
時々温泉に浸かったり、寝台に横になったりして、
山小屋ライフを満喫していた。

元々、山をガンガン歩くより、山小屋でダラダラ過ごすのが
好きな人だったから、思いっきりダラダラ出来て
満足だったのかも知れない。

私が稜線を歩いている間も、時々メールのやり取りをし、
帰って来てからは、私が歩いてきたコースの説明に
聞き入り、微笑みながら窓から見える稜線を眺めていた。

帰りのバスの中で、私が「眠い」と言ったら、
黙って腕を差し出し、肩を貸してくれた。

道中はずっと夫が運転手だったなんて言ったら、
きっと鬼嫁だと罵られるだろう。
しかし、運転しようか…?と言っても決して代ってくれとは
言わなかった。

お互いに、来年も再来年もずっとこんな夏山登山が出来ると
言うのが前提の、必死の演技だったのかも知れない。。。

満中陰忌

2013年10月06日 | 日記・つぶやき
9日に夫の四十九日を迎えるに当たり、
今日満中陰忌の法要を、其々の逮夜の時と同様に、
身内だけで質素に執り行った。

まだ残暑の厳しい8月の旅立ちだったが、
早いものでもう忌明けだ。

居間にしつらえた祭壇とも今日でお別れ、
一日中ぐるぐる回っていた蓮の花の絵柄のぼんぼりさんも
初盆の時までは箱の中で待機していただく。

百ヶ日の法要にはお寺に出向き、お骨収めをする。
お骨収めが終わったら、初盆と一周忌まではひと段落という
ところだろうか。

今はまだ亡くなった事が、自分の中で理解出来ているのか
いないのか、正直良くわからない。

ただ、その日その日を一生懸命に生きる事で精いっぱい
ではあるのだが、
仕事頑張る事と、これまでの私を支え、励ましてくれた
人たちとの付き合いを大切にする事、これが私の勤めであると
思っている。

優しいおとな

2013年10月05日 | 読書



ハピネスは、思いの他早く読んでしまい、
直ぐに借りられそうだったのでとっちかと言えばテキトー
に予約して借りた「優しいおとな」も3日ほどで読み終えた。

本は、退屈な時間を潰してくれるし、現実の苦難を一時
忘れさせてくれる、とっても頼りになるアイテムだ。

しかし、「優しいおとな」はその優しげなタイトルとは裏腹に、
福祉制度が破綻し、ホームレスが街にあふれる近未来社会に
1人で生きているストリートチルドレンの物語だった。

格差や貧困の先に待っていた闇の社会の物語。

こんな事って、あって良いのだろうか…
良い筈ない!

でも、そんな時代が来てもおかしく無いような、
そんな予感と言うか…何かそんな気がする。

私の身の上にも、まだもっと過酷な運命が
覆いかぶさって来るんだろうか…
その時の私に、そんな運命と闘う気力が
一体どれ位残っているのだろうか…

後ろ向きと言うか…とっても暗い気分になった。

どうせ、とりとめも無い事を考えるなら
もっと明るい事が良い! そうだ、そうに決まってる♪

山に行くとか、友達に会うとか♪

山、行きたいなぁ~~
そろそろ山も紅葉が始まる頃だなぁ~~('ω')


貧乏人の僻み

2013年10月01日 | 読書


桐野夏生の「ハピネス」は意外にも、4日で読み終えた。
私にしては、かなりのハイスピードだ。

東京の銀座に近い埋め立て地に建つタワーマンションに住む
ママ友たち、有名幼稚園から大学までエスカレーター式の
有名小学校に入学させるのが、子供の幸せ即ち自分の幸せだと
考える人たちの話だ。

オシャレな服とブランド物の小物を身に纏い、
高級外車に乗って、週末はレストランでお食事。

このマンション、分譲と賃貸の2棟からなり、
賃貸棟の家賃が23万円だと言う。
気が遠くなるような高額家賃だ。

子供がまだ2~3歳って事は…親はアラサー

一体、どんだけお給料貰ったら、そんな暮らしが
出来るのだろうかと、ついつい下世話な事を考えてしまう。

家も服も持ち物も、子供の教育も、すべてが夫の経済力で
成り立った、薄っぺらで珍妙な世界だと思うのは、

貧乏人の僻みか。。。