日々是好日

楽しみあるところに楽しみ 楽しみなきところに楽しむ

赤坂山(スキー場~黒河峠~スキー場)

2012年05月21日 | 山登り
 

キャンプ場を通り抜け、登山口へと登って行く。



リフトの無い、緩やかなスキーゲレンデの上から
登山道が始まる。



登山道に入ると、階段状の急斜面が待ち受けている。
この坂が結構長くてしんどい。



階段が終わると、傾斜は緩やかになり
新緑が美しい森の中の散歩道だ。



1時間弱であずまやのある広場に出る。



見上げると、高圧鉄塔の向こうに頂上が見える。
この鉄塔、てっぺんが猫の耳みたいでカワイイ♪



粟柄越えまで来ると、辺りは笹の生い茂る草原になる。
風が強くて歩きにくい。



この道は古くから若狭と京を結ぶ街道であった為か、
峠には石仏が祀られている。



頂上から琵琶湖の眺め




頂上には方向盤と大きな岩
眺望はすこぶる良いが、風が強い。
頂上直下の風裏で早めの昼食。



明王の禿(ハゲ)は岩が露出した崩壊地だ。
登山道は崩壊地を避けた北側の樹林帯に付いている。



此処が禿(ハゲ)のてっぺんになるのだろうか…
見晴らしは良いがやっぱ風が強い。

赤坂山は綺麗な三角錐



琵琶湖はちょっと霞んでいる。



明王の禿から黒河峠に向かう道、
三国山の分岐の先に「アザラシ岩」なる地点がある。

多分この岩が「アザラシ岩」だと思う。
(他にそれらしい岩は無かった)



黒河峠までの道も新緑がとても綺麗な
気持ちの良い山道だった。

花の数も多い。




峠近くまで下りてくると、傾斜も緩やかで
道幅も広て歩きやすい。



黒河林道は、途中から車両通行止め。

道が修復されそうな気配は何処にも無い。

道がえぐれた所や、水が流れて川みたいになっている所が
あるので、車の通行は不可能だ。

通行止めの手前には駐車スペースがあるが、
峠まではかなりの距離がある。

黒河峠からマキノのスキー場までは徒歩で約1時間半、
ちんたら歩くのも悪くない。

編笠山(八ヶ岳)

2012年05月06日 | 山登り


観音平(山梨県北杜市)から登り始める。
駐車スペースは広いが、昨日までの雨にも拘わらず、
車は結構停まっていた。
近郊の人にとっては日帰り登山の山のようだが、
京都から遠路はるばるやって来た我々にとっては、
今年最初の大イベントだ。



1時間ほどで見晴らしの良い雲海に到着。
ベンチもあって、ポカポカと暖かな日差しを浴びながら
景色を眺めてたら、ついつい長居してしまった。



雲海から50分くらい登ると、急に水の流れが出現!

押手川に着いた。

此処で編笠山へ向うコースと、山頂は通らずに
青年小屋へ向うコースとに分かれる。

朝に聴いたラジオの天気予報によると、
昨日まで雨を降らせた低気圧は東に遠ざかったが、
上空には寒気が流れ込んでくるので、一旦晴れても
その後急な雨や雷に注意が必要との事だったので、

大事をとり、山頂は翌日に行く事にして、
巻き道から青年小屋を目指す。



暫く行くと、雪道に…

所々凍っている。

登るにつれて残雪は多くなり、

小屋まであと5~6分のところで雹が降って来た。



山小屋到着!

一旦荷物を置いて、西岳へ行こうと小屋を出たが、
ズボズボのクサレ雪に閉口し、
乙女の水まで行って引き返した。

無雪期ならば片道5~6分で行ける所を往復30分以上もかかった。




小屋から見た編笠山

雹が降った後、一旦天気は回復した。

しかしこの数時間後、急に天気が崩れ
一晩中強風が吹き荒れる嵐になった。



ビュウビュウと音をたてて吹き荒れる嵐の夜だったが
小屋の中では酒盛り…
結局寝床に入ったのは11時過ぎだった。

寝床に入ったが、吹き荒れる風でガタガタと音を立てる窓、
入り込むすきま風、時々建物もグラッと揺れる程の強風だ。
部屋の中なのに息が白くなる程の寒さで、なかなか寝付かれず、
結局2~3時間ウトウトした程度で朝食前に目が覚めた。



翌日は晴天。

だが、風は強く小屋から頂上までの岩場の登りでは、
吹き飛ばされそうになる。
権現岳の頂上に目をやると、そこだけ雲の流れが異様に早い。

昨夜の宿泊者の中には、権現岳に行った人も多かった。
しかし、この時期の稜線歩きには、10本以上のアイゼンと
ピッケルは必須アイテムだ。

我々は6本爪のアイゼンとストック…(しかも1人1本)
しか持ってない。
昨夜の嵐で恐らく稜線は凍っている事だろう。

それに、家へ帰る時間の事を(高速道路の渋滞なども考慮に入れて)
考えると、やっぱ権現は無理。

潔く諦めた。


登りの岩場が終わった所から先は残雪。
昨日の嵐で雪は締り、凍っている所もあるのでアイゼンを付けた。




南アルプスの眺め

山頂からの展望は素晴らしかった。




権現岳とその向こうに見えるのが右から赤岳・横岳・阿弥陀岳だ。




編笠山の標識にはエビのしっぽがびっしり付いていた。

下りは押手川付近まで残雪。
巻き道より傾斜は急なので、アイゼンはずっとつけたまま。

だったのだが、凍った斜面で滑って転んで手を突いた拍子に
雪に埋もれていた丸太に当たって突き指し、
右手の薬指は腫れあがり…そして曲がらなくなった。