日々是好日

楽しみあるところに楽しみ 楽しみなきところに楽しむ

大文字山

2017年04月24日 | 山登り


昨日は天気が良かったので、大文字山に行った。
久しぶりなので、山靴を履いただけで足が攣りそうだ。

今回は銀閣寺から登り、南禅寺に下りて、
哲学の道から銀閣寺に戻るコース。

ナラ枯れが進んで荒れ気味だった山には
人の手が入り、少しずつだが綺麗になっている。

火床近くまで登ると新緑がとてもきれいだ。



大の字の一画めの真ん中あたり。火床からの眺めはとても良い。
天気のいい日は大阪の高層ビル群が良く見える、

お弁当を広げている人の姿も多い。
五山の送り火の時には薪を積むための炉が、
腰かけになったり、テーブルになったりしている。



火床から更に登ると山頂に着く。
こっちも人いっぱい。
まだ昼前なのに、もう座る場所は無い。

大文字山は何時登ってもこんな感じだ。





稜線を南に下ると、七福思案処に着く。
「山火事注意」と書かれた赤い幕が目印で、
丸太ベンチがあるので、私はいつも賑やかな山頂を避け、
ここで休憩する事にしている。



お湯を沸かしてカップラーメンを作った。



下山は南禅寺。 水路閣の所に出る。



ソメイヨシノの花が終わり、落ち着きを取り戻した感がある哲学の道。
今は、サトザクラと八重桜が見頃を迎えている。


伊吹山

2016年05月03日 | 山登り


伊吹山は、ゴンドラが無くなり、
ファミリー登山の山から一気にグレードアップした。
ゴンドラがある時は、3合目まで一気に登れたので、
ラクラク登山だったのだが、
登山口の標高は200m、今は標高差約1100mを自分の足で登らなければならない。

登山口で協力金300円を払い、出発だ。

登り初めて約30分、山荘が建つ1合目に着く。
深い森に覆われているのは此処までで、
この先は草原の山歩きだ。



全身にお日様の光を浴びながらの山登りは
とても暑い。この日は風も弱く特に暑い。
京都市内ではまだ5月になったばかりだというのに
最高気温が30度を超えた。

しかし、見晴らしはとても良い。

去年の夏に登った時は3合目で既にバテバテ、
山頂まで5時間ほどかかった事を思えば、
3合目まで1時間半、まぁまぁ順調。




5合目まで来ると、山頂までの道のりが見渡せるようになる。
登山道はジグザグに刻まれ、傾斜は少し緩やかになるが、
石ころが多く、上の方では岩場もあり、決して登り易いとは言えない。










伊吹山は花の山として名高い。
この時期に登山道を彩るのは、スミレ、ニリンソウをはじめとして、
オドリコソウやコバノミミナグサ、イブキハタザオなどの花々だ。

黄色いのは、イヌナズナだろうか…ちょっとわからない。





5合目の次にベンチがあるのは8合目、この先の岩場登りに備え、
ゆっくりと休息をとる。




山頂にはドライブウェイから来ることも出来るので、
観光客の姿も多い。
茶店も何軒かあり、幟がはためいている。
飲み物も、食べ物も…何でもある。

今回私はソフトクリームを食べた。
一度うどんを食べてみたい。。。




今回の登山の目的はこのお花(^^♪

花の名前は「アマナ」
山頂付近に、ニリンソウと一緒にお花畑を作っている。

早春にチューリップに似た花を咲かせる、
所謂スプリングエフェメラルと呼ばれる花のひとつである。







久々のヤブ漕ぎ

2016年04月24日 | 山登り


昨日は福井の「姥ヶ岳」に行った。
久しぶりの山登りだ。

メンバーは山友達のTちゃん、Sちゃん、そしてTちゃんのお知り合いのご家族4人、

福井ICから越前大野を越え、温見峠へと続く国道へ、麻那姫湖青少年旅行村を
過ぎたら橋を渡って林道に入る。
一応舗装はされているが、狭くて曲がりくねった山道を上がっていくと
登山口に到着する。

最初に出迎えてくれたのは、キクザキイチゲの花。
春一番に咲く、スプリングエフェメラルと呼ばれる花のひとつだ。




足元には、セリバオウレンの花も多い。
聞けばこの辺りにはオウレン畑が広がっているとの事、




1時間ほど登ると、平家平と呼ばれるブナ林に出る。
まだ新緑には少し早いが、空が抜けて、清々しいところだ。




一旦下って小さな流れを渡り、再び登り返し、
今度は鞍部まで下る。この辺りから所々に残雪が姿を現すようになる。

下り切ったところにはミズバショウの群生地が広がっている。

まだ咲き始めたばかりのミズバショウに感動し
緩やかな斜面を登っていく。

時々姿を現す残雪に足を取られ、登山道を見失いそうに
なりながら歩を進めるが、登山道に覆いかぶさるように茂るクマザサと
灌木に悩まされる。
これ程のヤブ漕ぎは久しぶりだ。

道はほぼ平になっているのにもかかわらず
なかなか頂上に着かないので、もしかしてルートを
間違えたかも…などと不安な気分を抱えつつ、

メンバーの殆どが、もうこれ以上のヤブ漕ぎはヤダ!と思い始めた頃、
ようやく山頂の標識を見つけた。
しかし、やっと着いたと言う安堵の気持ちとは裏腹に、
下りもまたヤブ漕ぎか…と言うウンザリ気分が頭をもたげ、
ちょっと複雑な気分だ。




山頂からは荒島岳方面の山々の眺めが素晴らしい。

反対方向には灌木の合間に能郷白山の姿も見えた。




登山口10:00 ・・・ 平家平10:40~10:50 ・・・ 山頂12:45~13:xx ・・・ 
平家平14:30~14:40 ・・・ 登山口 15:15


雪が無い

2016年01月10日 | 山登り


登った山は滋賀県の「武奈ヶ岳」
標高1214m、200名山にも選ばれており、
関西人にとってはとても馴染み深い山である。

本日は、坊村から御殿山と西南稜経由のコースだ。

例年、この時期の武奈ヶ岳には1m近い積雪がある。

しかし、今年はと言うと…
ほぼほぼ秋山。

私の服装もほぼほぼ秋山。。。なのだ。

しかし、さすがに1月、
登るにつれて気温は低くなる。

夏道と冬道の分岐手前でカッパのパンツを履き、
ダウンジャケットを着た。

御殿山の頂上で帽子をかぶり、手袋を装着。

ここまで来るのに大汗かいたんだけど、
その辺は、夏山とおんなじなんだけど、、、

やっぱ、寒い。

山頂でカッパの上を着て、ネックウォーマーを付けた。




雪が無いせいかどうかはわからないが、
山頂は大勢の登山者で賑わっていた。

我々も、おうどんとか、おでんを炊いた。

しかし、

ようやくうどんも煮え、おネギを入れようとしたところで
お鍋をひっくり返してしまった。

僅かに残った汁に、拾ったうどんを戻して食べた。
油揚げも拾った。少しくらいの土は気にしない。

土まみれで、食べられそうにないうどんは
泣く泣く捨てた。

帰りは、気分を変えて冬道を下る。
真っすぐに下る急こう配の登山道だ。

坊村からの道は、それでなくても急なのに、
これを積雪の中登るのは相当骨が折れる。

私も昔に登った事はあるのだけれど、

今はもうムリ。。。

京都一周トレイルと比叡アルプス

2015年11月01日 | 山登り


バプテスト病院下の登山口から、登り始める。
小さな流れを遡って行くと、道は二つに分かれる。

どちらから行っても、同じところに出るのだが、
瓜生山は帰りに通る事にして、右の道を行くことにする。



稜線に出た。

登山道は、小さなアップダウンを繰り返しながら、
比叡山に向かって上り坂だ。



色づき始めたカツラの木が綺麗だ。



大鳥居に到着。

殆どの登山者は、比叡山の方へ向けて歩いていくが、
私は反対側の坂を登り、比叡アルプスに向かう。

大鳥居をくぐって、地蔵谷へ下る道は、不明瞭なので
行かない方が賢明だ。

治山林道の方は、単調な道だが、ドライブウェイから、
東海自然歩道へとつながっている。



大鳥居からは、左下の方に音羽川の水音を聞きながら
の登りだ。

比叡アルプスへの分岐点は、標識も何もないので、
非常にわかりにくい。
何度来ても、やっぱり良くわからない。

これまで、何度も道に迷った。
支尾根に入って行き止まりになったり、
谷に迷い込んでガケをよじ登った事もあるし、
そのまま直進して一本杉(ドライブウェイの途中にあるホテルの方)
まで行ってしまった事もある。



分岐点からは、風化した花崗岩のヤセ尾根を下っていく。
しばらく下ると、送電線の鉄塔が建っているのだが、
目印の筈の鉄塔は、樹木が生い茂っていて、展望が効かないので、
鉄塔の下まで来ないと、道が合ってるかどうか
わからず…何度来ても、不安だ。





比叡アルプスの登山道は、ほぼこんな感じ。
所々に岩があったり、ザラザラの急斜面を下ったりだ。

登山者とすれ違ったりすることは、まず無い。

一周トレイルの標識には「比叡アルプス」の名前が書かれているのだが、
気に留める人は居ないようだ。





ここにあっても、それほど嬉しくない

「アルプス」と書かれた道しるべ。

出来れば、分岐点と、鉄塔の手前にもつけて貰えたら
有難いのだけれど…



地蔵谷まで下りてきた。
このまま流れに沿って下っていくと、ラジウム温泉に着く。
温泉まで行けば、1時間に1本程度ではあるが、路線バスがある。



こちらから登る場合は、トレイル道への分岐点から
少し上流の右側(上流の方を向いて)に登り口がある。



ラジウム温泉には向かわず、稜線へ登り返す道を行く。
トレイル道までは5分ほどの登りだ。


東山のバックヤードには、小さな流れが数多く存在している。

市内から見たら、壁のように見える山も、裏側は小さな尾根や谷が
無数に存在し、それらの谷のひとつ、ひとつに
小さな流れがあるのだ。

比叡山の南部から大文字山の北部は、花崗岩の山で、
これ等の流れが運んだ白い砂は「白川砂」と呼ばれ、
古くから神社仏閣などの庭園にとっては
必要不可欠なアイテムとして珍重されてきた。

山の中には、石切り場の跡も存在し、
北白川界隈には今も石材屋が多い。


赤坂山

2015年10月18日 | 山登り

 

今日は朝からとても良いお天気だったので、

 滋賀県と福井県の県境にある「赤坂山」に出かけた。

登り始めは、マキノ高原にあるスキー場のゲレンデだ。

 昔から「高原」と呼ばれている(呼ばせているのかも)

が、標高は200mだ。

リフトも無く、超初心者向きのゲレンデは、

小学生のスキー教室のみで成り立っていると言っても過言ではない。

 私も、このゲレンデでスキーデビューした。

しかし、私の父母の時代にまで遡ると、

スキーと言えばマキノと言うほどの賑わいだったようだ。

 

初心者ゲレンデを登り切ると、登山道が始まる。

いきなりの急登且つ直登の道がしばらく続くのである。

階段状に整備されてはいるけれど、段差がきつくて、 息が上がる。

 

山登りなんか止めて、とっとと家に帰りたくなる。

 

 1時間ほどで、あずまやが建つ広場に着いた。

 此処から先は少し傾斜が緩み、山腹をジグザグに 登るようになるのだ。

 

 以前よりは登山道も整備され、幾分かは登り易くなった。

 

しかし、山を整備するのは、即ち山や水源を守る事であり、

ひいては、里に暮らす住民の生活を守る事なのだから、

 行政が予算を割くのは当然のことだ。

 

 ゲレンデのマレットゴルフ場や、キャンプ場の 客には、親切だが、

登山客に不親切なのは、 今も昔も変わらない。

 

 昔はスキー場の外の、下の方の空き地が登山者用の 駐車場で、

上の温泉横の駐車場には止めさせてもらえなかった。

 

 「登山の人? ここはアカンで、下、下!」

って追っ払われたのだ。

 その時のことを思えば、今は、端っこの方とは言え、

 止めても文句言われなくなっただけ進歩した。

 登山者だって、町で食べ物や飲み物を買うし、

 温泉だって利用する。

それに何より、何十回も来るリピーターなんだ。

 

何度も何度も、「良い山だ」「良い温泉だ」って

ブログやホームページに書いて来たのに、

奴らの態度は殆ど変わらないのだ。

 

稜線に出ると、一面ススキの原っぱが広がっている。

 何という景色だ!

 夏場はササが斜面を覆っているのだが、 今は、 ススキの穂がお日様に照らされ、

キラキラ光って 風に揺れているではないか!

天気がいいので、琵琶湖もくっきりと望むことが出来る。

 遠くには伊吹山や霊仙山の眺めも素晴らしい…

 

下山後はいつものように「白谷温泉」へ直行だ。

 今日は麓でマラソン大会が開かれていたので、

まだ2時前だというのに、もう待ち時間が生じている。

 

だが、ここの温泉は宿泊客も利用するので、 ロッカーの数が少ない。

その分、お風呂も空いていてとてもゆったりしているのだ。


茂来山(1,717m)

2015年09月14日 | 山登り



佐久平方面から、小海町方面へ向かう国道を
走っていると、ひと際ピラミダルな山容の山が見える、
これが、茂来山である。
信州百名山の1つに数えられる茂来山には、
霧久保沢、槙沢、親沢の3つの登山道が整備されており、
山頂までは約2時間~2時間半ほどのルートである。





今回は、霧久保沢を登り、槙沢を下るルートをたどった。

茂来山は山頂付近まで、深い森におおわれている。
薄暗く苔むした登山道には、清らかな沢が流れ、
登山者の数も少なく、とても静かな山だ。





駐車スペースから山道を1時間ほど登ると、
森の巨人たち百選に選ばれたトチの木の
「コブ太郎」に出合う。
とても大きな木だ。




更に2~30分ほど登った辺りに、
トチの実が沢山落ちていたので、ふと見上げると
更に大きなトチの木が枝を広げている。

名前は「大王トチの木」と言って、樹齢はコブ太郎よりも
更に100年も古いとの事だ。









花の季節は終盤に差し掛かり、種類、数共に少ないが、
シロバナトリカブトが咲いていた。





沢が消え、山道をジグザグに登るようになると
どんどん傾斜がキツくなり、やがて稜線に出る。

稜線からは渇いた岩交じりの道だが、
ひと登りで山頂に着く。





山頂からは360℃の大パノラマが広がり、
殊に、八ヶ岳の展望が素晴らしい。

山頂直下の広場でゆっくり休憩し、
下りは槙沢コースを行く事にした。

槙沢コースは霧久保沢コースとは対照的に
コースの半分以上が尾根歩きである。

山頂付近は岩がゴツゴツして、傾斜も急だ。







毒キノコの王様、
カエンタケとベニテングタケ

タマゴタケと似ているがベニテングタケは、赤い傘に
白いイボイボが付いていて、柄が白いのが特徴で、
タマゴタケにはイボイボが無く、柄が黄色い。

如何にも毒がありそうなカエンタケは、
色が赤く、人の指のように、先が幾つもにわかれていて、
焔が燃え立つような形が特徴だ。

食べるのは勿論の事、触るのも危険な猛毒のキノコなので、
山で見つけても決して触れてはならない。





急な岩場の下りに疲れ、猛毒のキノコに肝を冷やし、
ようやく傾斜が緩んで、ちょっと休憩しようか…
と思った所に、大きな栗の木がある。
地面を良く見ると、栗のイガが落ちているので栗だとわかるが、
上を見上げただけでは、ちょっと分からないほどに大きい。





傾斜が緩み、沢の音が聞こえるようになると、
登山口はすぐそこだ。


伊吹山

2015年08月17日 | 山登り


お盆休みの最終日、
早起きして、伊吹山に行った。

3合目まで通じていたゴンドラは、今は無く、
登山口から自分の足で登らなければならない。

標高差はなんと、1,117m(登山口標高220m、山頂1337m)である。

登山口は0合目、木陰ではあるが、登り始めから急登である。

1合目まで来ると、ゲレンデ跡に出る。
ここから3合目まで…燦々と太陽の光を浴びながら
急こう配をひたすらに登るのである。



3週間前に肋骨を(多分)骨折し、
まだ咳やクシャミをしたら痛みが走る。
骨折との因果関係はハッキリわからないけど、

息がとっても苦しい。

又、暑さのせいで足取りはとっても重い。

1合毎の休憩ポイントで長めの休息を取りながらの
山登りだ。



4合目まで来ると、頂上が見渡せるようになる。
緑の草原の中をジグザグに登って行く登山者の姿が
見える。

だが、足取りは重くなるばかりだ。

2リットルほど持って来たお茶やお水は、山頂に着くまでに
殆ど飲み尽くした。

そもそも、此処の所全然山には行ってなかったし、
この息苦しさは、肋骨のせいばかりでは無い。



やっとの事で、山頂にたどり着いた。

山頂は広々としていて、ドライブウェイの方から
来た家族連れなどで、とっても賑やかだ。



海の家と見間違いそうな山小屋には、ソフトクリームも、
ビールも、うどんも蕎麦も…

何でもあるのだ。










北八ツ

2015年05月07日 | 山登り


今年のGW休暇、1日目は、坪庭から北横岳までの山歩き、
登りで約1時間半の道のりだ。

まずは、坪庭までロープウェイで、一気に上がる





溶岩台地の坪庭を抜け、北横岳の登山道に入ると、
残雪が姿を現した。

アイスバーンでは無いが、滑りやすいので、
アイゼン装着。

雪が融けて岩が露出している所はちょっと歩きにくい。



北横岳ヒュッテから頂上までは、10分ほどの道のりだが、
雪が残っている上に、傾斜が急だ。



頂上からの眺めは素晴らしい。

直ぐ近くに見えるのは「蓼科山」



八ヶ岳連峰最高峰の「赤岳」



南アルプス
左から日本第二位の高峰の「北岳」
峻険な山容の「甲斐駒ヶ岳」
南アルプスの女王と呼ばれる「仙丈ケ岳」



西に目を転じると、北アルプスが
白い稜線を連ねている。


釈迦岳

2014年11月16日 | 山登り


登山口には広い駐車スペースがある。
その、一番下のところから釈迦岳の登山道が始まっている。

まずは小さな川を渡り、幾つかの水の無い小さな谷筋を越えて
ワンゲル道の尾根に取り付く。




主に尾根の北側の斜面を巻くように付けられた
登山道を登って行くのだが、
所々に岩場があって、斜度はキツイ。



1時間ちょっと登ったところに「大津ワンゲル道」の道標がある。
「難路」ってかいてある。

確かに難路だが、
登山道の周辺にはシャクナゲが多い。
きっと春に来たらキレイだ。






尾根に生えてる松の木だが、枯れてるのが多い。
松くい虫の仕業だろうか…

こんなキノコが生えてる松もあった。

松に生えてるけど、「松茸」じゃ無いよな…




尾根は次第に細くなり、傾斜も急になって
乗り越える岩場の数も増して来る。

殆ど垂直の岩場を乗り越える。




乗り越えたと思ったらまた現れる。

ロープと、岩と、気の根っこを頼りに
手足をフル稼働させて、よじ登る。

この登山道は、三点確保が必須科目だ。




岩場を越えると、今度はイワウチワの群落だ。
斜度は幾分緩やかになるが、それでも、まだキツイ。

頂上付近の木々は既に葉を落し、
冬に備えて、準備完了といった感じだった。



昼頃から晴れ間が出ると言ってた予報通りに
お天気は良くなった。

高気圧に覆われているんだろう…

風も無い。





今日のお昼ご飯は「天ぷらうどん」プラス温泉玉子

やっぱ寒い時は暖かいご飯が良い。

なので、重いけど、
うどんのパックとガスとストーブを担いだ。

生玉子は、万が一割れた時のリスクの事を考えて、
温泉玉子にした。
(別に玉子が無くても良いんだけど、
やっぱあった方が良い)



下山にはいくつかの道があるのだが、
即下ってしまうには勿体ない。

もう少し、山の雰囲気に浸っていたい。

時間も早いので、北比良峠に向けて、
緩やかな尾根道を行く事にした。




一旦下り、登り返す。大きなアンテナのある所が
カラ岳になる。

その後も幾つかのアップダアウンを繰り返し、
元比良ロッジのあったところまで来た。

琵琶湖からそそり立つ比良山系の山々では、
所々に琵琶湖の絶景を見る事が出来る。

スキー場だった所には草や木が生い茂り、
元の姿に還りつつある。

比良山系の山々は、スキー場があった頃には、
麓から架かるリフトやロープウェイのおかげで、
気軽に来れた山域だったが、
それらが無くなった今、格段に難易度は上がった。

行きか帰りか、どっちかを索道に頼れば
行動範囲も広く、疲労も少なかった。
トイレや山小屋、水場にも困らなかったが、

全部無くなった。




北比良峠まで来た。

ダケ道を下る手もあるが、
私は八雲ヶ原の森の景色が好きだ。

少し遠回りになるが、、
好きな方の道にしよう♪




八雲ヶ原から、沢沿いの緩やかな森を抜ける。

流れ込みが沢山あって、丸木橋を幾つも渡る。
山頂に近いこの辺りの流れは穏やかで、優しい。

少しだけ登り返すと、金糞峠に出る。
正面谷と(通称青ガレ)呼ばれる谷と稜線が出会う地点だ。

この谷は曲がる事なく、真っ直ぐに琵琶湖まで伸びる。
斜度は急で岩がゴロゴロした道だが、
比較的登りやすく、人気のコースでもある。




青ガレ

大きな岩が積み重なったところだ。
岩が崩れ、犠牲者が出た事もある。

慣れない人には歩きにくい道だが、
ペンキの印通り、左側(登りの時)を通るように
心がければ大丈夫だ。




振り返ると、所々に紅葉した木々が見える。




北比良峠からの登山道の出会い(大山口)まで下りて来た。
此処まで来れば終わった感満載なのだが、

登山口まで(車を止めたところ)の歩きが長い。


麓の方まで下りてくると、
まだ紅葉してないモミジもある。