『K-20 怪人二十面相・伝』 を、友人と観てきました。
年末年始向けらしい、痛快な娯楽映画。
軽やかなアクション。笑いあり、涙あり。大どんでん返しあり。
なかなか楽しめました。
明智小五郎の書斎や、怪人二十面相のアジトも存在感があったし、
天真爛漫な令嬢役・松たか子がクリクリと可愛らしかった。
懐かしの、江戸川乱歩の「怪人二十面相」は、
一億人が読んだと言われてるそうです。
学生時代、読まれた人も多いのデハ?
ご多聞にもれず、中学の頃、私もハマりました。
ポプラ社の・・・あのちょっと不気味な表紙・・・・「少年探偵シリーズ」!!
幼ななじみのカズちゃんと競うように、図書室で借りまくったものです。
AB型同士、けっこう趣味が似てたんだなァ。
印象に残っているのは、「青銅の魔人」。
読み出したらば、やめられない、とまらない。
最後のページまで、ゾクゾクと怪しくて。一番面白かったと記憶。
同じくらい好きだったのが、「怪盗ルパン」シリーズ。
宿題そっちのけで、読みあさったもの。
こっちはもっともっと上品なヨーロッパの香りがした。
乱歩にしろ、ルパンにしろ、
この年になって読んだとして、面白いと思うものなのかしら?
それとも少女だったから、思春期の入り口だったから、
あんなにもドキドキワクワク した・・・??
実のところ、
そんな図書室で拾った初恋までも
芋づる式に思い出させてくれた――ので、
この映画には、★★★★(星よっつ) 差し上げましょ!
大ベストセラー「少年探偵」シリーズが、
懐かしの装丁そのままに文庫化。
そう、このミドリ色・・・・涙