~ Mon petit cheri~*

四季を味わいながら、暮らしのセンスアップをめざしています

■洋館

2006年01月31日 | 日日是好日

昔から、洋館と呼ばれるものに弱い。
羊羹は、苦手だけれどね・・・(笑)。

異人館だとか、そこまで洋館洋館していなくても、
街並みに溶け込んだ、古い洋館が好き。

石畳の静かなアプローチ。
手入れされすぎていない木々の間を抜ける。
扉を開くと、そこには、やわらかな空気と時間が交差している。
悲喜こもごもの感情の影も、今ではすべて風化し、
そこに住んでいた人たちの穏やかな記憶だけが、
壁紙や木の棚に留まっているみたい。

以前・・・そう、たしか以前、ここに住んだことがあった・・・
そんなデジャヴさえ、感じられる懐かしい匂いと、
奇妙なやすらぎと、
窓辺の光の澱のダンスと・・・。

階下の広い居間には、暖炉に、揺り椅子に、風景画にドライフラワー。
赤い段通に低く積まれた古本に、画集に、片隅の足長ランプ。
無垢の木枠に、分厚いカーテンに、深緑色のフリンジ。
積み重なっていく時の流れが、かたちに こころを与えてゆく。

明るい午後の冬の日には、
澄んだ青い光をまとった妖精が洋館を訪れる。
・・・ことも、あるかもしれない。
ティンカーベルのように、きっと軽やかに、無邪気に。
そこは彼女にとっても、お気に入りの場所のはずだからね。



追伸たまたまカメラのレンズに青い光が入ったようなのですが、
    写真を眺めている内に空想しちゃいました・・・


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■水栽培

2006年01月28日 | 日日是好日

我が家のキッチンの対面式カウンター。
そこに置かれているのは、
マカロニや、ボンヌママンのジャム瓶(中は塩昆布・・・笑)。
それに、根幹野菜の水栽培たちでアリマス。

人参、大根、さつまいも・・・等々
調理の際に、葉の生える方の一部分を切り残して、
水をはったお皿につけておけば、
1週間もすると、清らかで柔らかな葉っぱが出てきます。
それは、日に日に伸び、鮮やかにたくましく成長していきます。
この世界に現れ出ることが、どうにも嬉しくてたまらない様子。
そして1ヶ月以上も(最長4ヶ月アリ)、その自然美を披露してくれるのです。
農家の皆さんには当たり前の光景なのですが・・・

お金を出して買ったミニ観葉と同じくらい、
いえ、多分それ以上に、いとしさを覚えるから不思議デス。
毎朝、声をかけたくなるのです。


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■レンブラント

2006年01月12日 | 日日是好日
「アムステルダム国立美術館展」に行ってきました。
(夫が)秋から前売りチケットを買っていたにもかかわらず、
なかなか行く気になれず、延ばし延ばししていた私・・・

レンブラント、フェルメール・・・たしかに素晴らしい画家さん達。
けれど、開催地が駅からかなり遠いこと、急に寒くなったこと、
それに、その美術館はとても広く、コンクリートの打ちっぱなしで、
意外と疲れるのです。(安藤さん、ゴメンナサイ
でも意を決し、駅からはタクシーという条件の下、いざ行かん~

前置きが長くなってしまいました。

展覧会、よかったです。
すごいと思います。まるで、写真のように正確で。
光と影・・・お見事です。
デッサンの勉強では、いつも光と影に悩まされます。
光の中にも影の中にも、それぞれ明るさ暗さの段階があるからです。
その上よく見れば、光の中にも影が、影の中にも光があります。
それが、なかなか見えてこない・・・
言われて、はっと気づくことが多いのです。

そんな一瞬を正確に切り取り、写実に表現して、
皆を「う~ん」って唸らせる力って、何なんでしょうね。
天賦の才? プラス血のにじむような努力・・・?
一兆円というお金の感覚が(私には)わからないように、
自分とかけ離れすぎている偉大なものは、
圧倒されるばかりで、かえって頭がぽーっとしちゃいます。
もちろん、単純にアートは楽しめばいいんだけれどね・・・。

ところで、夫はすごく楽しめたみたいです。
「本物やで・・・癒されるなぁ~」なんて、どんどん機嫌がよくなって、
帰りの買い物の袋、全部持ってくれました。
きっとレンさんと波長が合ったんだね まずはめでたし。


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■ラン様

2006年01月08日 | 日日是好日
卵料理はいい。
罪のない子供のように無邪気で、
ほがらかで、それでいて滋養はたっぷり。
大晦日、年越し寿司の箸休めに・・・と
義母がパッと作り、ポンと食卓に出した“伊達巻”。
卵料理の中では、見た目も名前も、ちょっと小粋だよね。
カッコよく渦なんて巻いて、何らかのポリシーさえあるみたい。

けれど、食べてみると、なんとも Sweet
限りなくお菓子に近く、乙女心をくすぐる代物。
ミリンとミキサーしたハンペンだけで、この粘りと甘さとは・・・
それにもまして驚かされるのは、それらをネットワークさせ、
見事に調和させる、ラン様の才・・・・・・
卵、アンタはえらい!

(作った人もえらい・・・)

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■月光に導かれ・・・

2006年01月03日 | 旅・建物探訪
仏像がふいに見たくなったのです。
今日『薬師寺』 に詣でました。

初詣といえば、いつも京都の某神社が定番の私たち―。
けれど昨夜、お風呂の中で「今年は奈良だ・・・」と思いました。
薬師寺の仏像さまは、ホントウに美しいのです。
世界でも最高の仏像と言われているそうです。
ちなみに、金堂に祭られた薬師三尊像の中で、
私は月光菩薩に一番、ビビビ・・と来ます。
そのお顔の清らかさ。流れるような身体の線。
いつまでもいつまでも見ていたい感じなのです。

伽藍を歩き、金堂で久しぶりに仏さまと再会、手を合わせる。
おみくじを引きました。夫婦仲良く「吉」也。
それから、恵方がんじきと “お写経セット”を買いました。
お写経・・・初めての試みです。
「ゆく年くる年」で見た、年越写経の影響かもしれません。
いや、般若心経がこの頃、気になるのです。
一昨年去年と、祖母と叔父を続けて亡くしました。
般若心経を唱える機会が何度もありました。
内容には前々から関心があったのですが・・・。

かたよらない こころ
こだわらない こころ
とらわれない こころ

それは「空のこころ」

そういえば、夕べ浴室の窓に見えたのは、白く光る三日月
もしや、月光が導いたご結縁ではないかしらん。

アナタは、初詣どちらかに行かれました?


※国宝・薬師三尊像・・・薬師如来を中央に、右が日光菩薩、左が月光菩薩

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■好きな文

2006年01月01日 | 日日是好日
元旦。新しい出発。書かれるのを待っている人生の新しい章。
発せられ、暖められ、愛されるのを待っている、新しい問い。
見つけられ、そして喜びと自己発見の変化を遂げる今年に
実行されるのを待っている答え。


サラ・バン・ブラナック「シンプルな豊かさ」より


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■2006年にゃ~のだ

2006年01月01日 | うち猫
今年もみにゃあさま、よろしくお願いいたします

でも、でも、でも、

でも、 でも、 でも、

いつも唇に  を・・・・・・

ボクに できたら モンプチを・・・・・・



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