~ Mon petit cheri~*

四季を味わいながら、暮らしのセンスアップをめざしています

◆ 月の距離

2008年06月29日 | ブック


イタロ・カルヴィーノの短編 「月の距離」を読みました。

いまや遠くにある月が、まだはしこで昇れるほど
近くにあった頃の切ない恋物語・・・ということで、

SFというか、はったりというか、大風呂敷というか。
奇想天外にもほどがある――というほど、
日常からかけ離れていて、
それがカキーンと気持ちよく、私は好きだと思いました。

でも、好き嫌いが分かれそうです。
実際的な特に女性(うちの母さんとか)半ページも読めば
パタンと本を閉じてしまうかもしれません。


海、月、エビ、貝、空・・・etc

紫色、水銀色、青色、藍色・・・きれいな色が出ていました。

水彩かパステルで、絵を描きたくなりました。


海、空、果てしなく広がるもの、

たまには眺めなければいけません。





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◆ お買上げ品は語る

2008年06月22日 | 日日是好日

昨日、またチュニックを買ってしまった。


こうゆう形態の被服に大変よわい。
精神的にも、身体的にも、自分に合うような気がする。
だからか、とても似合う。ような気がする。
チュニックというコトバの響きも好き。
チュニックがずーーっと流行っていて、幸せ。
流行がすたれても、着続けるであろう 宣言。





久しぶりに、スリッパも買いました。
「家族はみんな色違いの、お揃いのスリッパをはく」
というのが、義母の暗黙の方針のわが家。
タオルとか、コップとか、歯ブラシ、いろいろそう。


実家では、バラバラ。
みんな好き勝手に、衝動買いするなり、もらったやつをばらすなり、
自由に愛用していたので、(自由を愛する家族なのだ)
正直、この家に来てから、なんだか面倒くさかったワケですよ。


ところが、最近、義母が資○堂でもらった景品のスリッパを急にはき始めた。
軽くていい、とかなんとか。
階段がラクならしい。

そうか。

ならば、私もこの機会にこころおきなく、
個でスリッパを買っていいわけか。
生協さんの三足いくらみたいなのから解放されて、
んじゃぁ、レモンイエローの若々しい感じのものをば・・・。
(↓ しかし、内側は機能性重視の40'S



 ルルルーン♪


ちなみに、夫は、おととしカビが生えそうになったけど、
結局1菌も生えなかった強い免疫力を持ったスリッパ、
それをはいています。


かくして、足元から自由な風が吹き始めたのだ。




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◆ 温もりのみならず

2008年06月19日 | 日日是好日


京都えき美術館の「アンカー展」観にいってきました。


むむっ、これはやばい・・・
大好きになってしまった・・・


ほとんど、スイスの子供たちが描かれた絵は、
ノスタルジックな雰囲気。
そして、天使みたいに愛くるしくて、甘いだけではなく、
どこか凛とした、大人っぽさ。
子供の中に宿る、大人よりもずっと賢く、カリスマな部分が、
見え隠れしていました。
どの絵も光ったように見えました。


静物画もステキで、思わず吸い寄せられた。
ただそこにある気配、が好き。


「行っといてよかったー」と、つくづく思った展覧会も久しぶり。


 

 



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◆ 七変化

2008年06月17日 | 日日是好日


アジサイの花言葉は「移り気」というけれど、
どんどん変化していくさまは、他の花にはない不思議さ。
毎年、この時期になると、いつもそう思う。

画像はおととし買った、ガクアジサイですが、
“今のところ” 好みな感じで、咲いてくれました。


10年前に買ったガクアジサイなどは、
(えー。なんでやねん)」と。。。
ある年から、突然、普通のアジサイになってしまい、
青かったものが、だんだん白へと移ろい、
形も色もすべて、基本に戻るのか・・・。
まぁ、それもよかろう・・・。 と達観しておりましたら、
ふいに、ある年から、ピンク色になったりして。
それで数年、淡いピンクであったけれど、最近また白いのです。

なんだかよくわからない、アルカリだか酸性だか。
リトマス試験紙がほしい。
生物部だったわりには、
「ミツカン酢をかけたら青くなる??」
ぐらいの発想しかなくて。


それにしても、アジサイは、やっぱり雨模様が似合う。
ここ最近の雨降らずでは、
どことなく、その存在すら色褪せて、哀れに見えます。
カッパの乾いたお皿のよう・・・




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◆ 脱力系ツール

2008年06月10日 | 日日是好日


原田知世という人の「変わらなさ」が
好きであります。


久々のアルバム「music &me」は、
このところの 朝のBGM なのですが、
透きとおったヴォーカルや、決して“じょうず”を目指してない、
以前よりもさらに、肩の力の抜けた歌い方は、
限りなくあわい、ミント系アロマのよう・・・な。


彼女も、もう40。
結婚もされたようですが、いくつになっても
ずーっと、「時をかける少女」な人でいてほしいな。



いい意味で脱力系、のアイテムは、
暑っくるしい自意識とか、どうでもヨイこだわりをうすめ、
ヒョイ と放すことの快さに、気づかせてくれる道具のようです。


先日買った「沈黙入門」という本も
リンクするような内容で、ちょっと枕辺に置いておきたい、
たまに読みかえして、余分なガス抜きをしたい。
そんなツールになりそうデス。




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◆ 杜へ

2008年06月08日 | 旅・建物探訪


梅雨の晴れ間に、山の中のお寺に行ってきました。



 



祖母が昔よく、「金時の火事見舞い」という言い回しをしていて、
それが意味もよくわからないのに、妙にツボで、
ニヤニヤしながら、「なぁ、キントキって、何なん?」 と聞いたら、
“足柄山の金太郎” のコトだと教えてくれました。

顔がひじょーに赤いことのたとえだとか。
祖母はどうゆう場面で、この言葉を ヒンパンに使っていたのか?
酒飲みに対するイヤミだったりして・・・(笑)


話はそれましたが、その坂田金時さんのお墓があるとか言う、「満願寺」。
眼病平癒の言われもあるそうな。
最近、とみに小さい字が見づらくなってきた夫と私。
「ウォッチン ぐー となりますように・・・」と祈ってまいりました。





猫の定位置と見た・・・。




鈴を鳴らす綱、なにやら長く感じた・・・。



実はここ、テレビでやっていて、行く気になったのですが、
近郊の、なかなか良い気(マイナスイオン)の漂う穴場でした。
金太郎から、元気をもらえた気がします。




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◆ 家守

2008年06月03日 | 日日是好日


うっとおしい梅雨の時期になると、見かける ヤモリ。
湿気が好きなのか、お風呂の窓にくっついたりしています。


ヤモリは家守。 家をまもってくれているとか。
害虫を食べてくれて、人には決して害を与えズ、
ありがたい生き物のようです。
これからは見かけても、気持ち悪がらずに、

「やぁーもりん」 と優しく声をかけてあげよう。




コメント (3)
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