~ Mon petit cheri~*

四季を味わいながら、暮らしのセンスアップをめざしています

◆ 月光に一目惚れ

2009年04月01日 | ブック


最近ブログで知り合った オステリアmama さんが
ご自身のページで紹介されていた絵本。


「ながいよるのおつきさま」



その表紙のお月さまに、一目惚れ。
私には、まるで、本物の月の光のよう



白くて、青くて、レモンイエローで。
明るくて、神秘的で、つめたくて、ほんのりあたたかく。


眺めているだけで、心がふわぁっと拡がっていくような。
正しい道を照らしてくれるような。
My Sweet Home みたいな満月。




そんな月の魔法にまんまと、かかってしまったかのよう。

私の本棚に、ごく自然に仲間入りしました。



ぺージを繰れば、中身の絵もストーリーももちろん魅力的なのですが、
今の私にはこの表紙だけでも、じゅうぶん価値があったかも。



―― そう。だって月が隠れている晩だって、月と会えるじゃん・・・。



(うわっ。・・・もしやまだ癒されたい心境が残ってんのかな!? )





***



オステリアmamaさん、

珠玉の一冊を教えて下さって、ありがとうございます。

それにしても、ずいぶん前に書かれたブログだったのに、
どうしてそこにサクサクッと、いとも簡単に辿りついたのかよくわかりません。

月の方が引き寄せたとしか・・・




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「ながいよるのおつきさま」


シンシア ライラント (著)
マーク シーゲル (イラスト)
渡辺 葉 (翻訳)

講談社



《ネイティブ・アメリカンが満月につけた12の美しい名前》
子どもにとって夜は、禁じられた世界のようなものだ。
なにしろ、おやすみを言ってベッドに入らなければならない時間なのだから。
けれど、だからこそ、夜はわくわくするような魅力に満ちた時間なのである。
本書「ながいよるのおつきさま」の文章と絵が、子どもたちが夜を味わい、
そのかくされた魅力を祝福するきっかけとなるよう、心から祈っている。
                                       マーク・シーゲル

                                 
                                            (Amazon 解説より)                                    





◆ もったいない感覚?

2009年02月19日 | ブック


買ったのに、読むのがもったいなくて、
なかなか読めない本というのがあります。
とりあえず、お正月に買った二冊。





新潮クレスト・ブックス
「ソーネチカ」


ロシアの女流作家の作品で、
主人公 ソーネチカはとっても不思議な人らしい。






見るからに幸せそうなときに「なんて幸せなんだろう」と考えるのはともかく、
親しい人に裏切られ、失望させられて
たいていの人間なら、激怒し絶望しそうなときでも
何か悦ぶべきことを見つけて「なんて幸せなんだろう」と考えている――
ソーネチカは、そんな女性なんだそう。



「そんな人にすごく興味がある。
ソーネチカの心情や性格を知りたい・・・」


鳥肌を立てて買ったのに、なぜか1ページも開いていない。
表紙の絵の感じからも、寒い冬の間に読みたいと思っていたのに。
もったいないという感覚が、自分ながらよくわからない。


それとも、深入りするのが恐いのかな。。。
自分を変えられそうで・・・






クラフト・エヴィング商會・著
「クラウド・コレクター ~雲をつかむような話」


これもパラッと開いたあと、もったいなくてそのまま置いてある。
本当に好きな人には近づけない。そんな感覚と似ている。


雑誌とかもそんなのが、時々ある。
全部読むのがもったいなくて、全て読まない。だからなかなか捨てられない。


B型の友達は、雑誌はすみからすみまで読むという。
物品の広告とかも一つ残らず読むから、疲れてしまうのだそうだ。


そのほうがきっと、本にとっては本望というものだろうけど。 





◆ 癒されました

2008年10月18日 | ブック


イギリスは3年前、ヒースロー空港に降り立っただけ。
ハリーポッター、ストーンヘンジ、妖精話、オーラソーマ、フラワーレメディー ・・・
独特な不思議アイテムも多い国です。


もし行けるならば、ロンドンよりも地方がいいなぁ。。。
湖水地方とか、コツウオルズとか。


そんな最近、ちょっとしたご縁も手伝って、
『イラクサの小道の向こう -英国、花とくらす小さな村 』
を読みました。


コツウオルズの中の、「ブロックリー」という小さな村に滞在された
同世代の、お花の仕事をされている女性のエッセイです。


日々の慌ただしさに息切れになった彼女は、ある時、英国に向かいます。
そこで待っていたのは、あるがままの自然や、村の人達との心の交流。
すべてが何をアピールするでもなく、おだやかで純朴。
それらが、固くなっていた心をやわらかに解きほぐしていく・・・
そんなお話です。





紀行文やエッセイは苦手で、基本読まないのですが、
この本は、1ページ目を開いたときから、
すんなり、その世界へと入っていけました。

想像力を駆使しなくても、麦畑の色や、一面の草花のそよぎ、イギリストーストの匂い、
たっぷりの紅茶の香り、サラサラした蜂蜜の舌触り、搾りたて牛乳瓶の音・・・が、
本のあちらから、スーッとやってくるような感じなのです。


その臨場感があんまり心地よくて、ほんとにおいしそうで (笑)、
時おり開いてみたい一冊となりました。





遠くにある、目立つ輝きのあるものに目を奪われがちだった作者は、
この目立たない村で、シンプルな日常の喜びを大切に暮らす人たちや、
自然そのものから、大切な何かに気づかされたそうです。
それが心の中でトロリと熟成され、今後の仕事や人生のベクトルとなっていく。
出会いのレシピって、ほんと絶妙です。


あわてず騒がず、細やかな視線を重ねながら、
ゆったりとした文章の書き方もよいな・・・と思いました。



イギリス好きでもそうじゃなくても、おすすめの一冊だと思います。 → **







◆ 月の距離

2008年06月29日 | ブック


イタロ・カルヴィーノの短編 「月の距離」を読みました。

いまや遠くにある月が、まだはしこで昇れるほど
近くにあった頃の切ない恋物語・・・ということで、

SFというか、はったりというか、大風呂敷というか。
奇想天外にもほどがある――というほど、
日常からかけ離れていて、
それがカキーンと気持ちよく、私は好きだと思いました。

でも、好き嫌いが分かれそうです。
実際的な特に女性(うちの母さんとか)半ページも読めば
パタンと本を閉じてしまうかもしれません。


海、月、エビ、貝、空・・・etc

紫色、水銀色、青色、藍色・・・きれいな色が出ていました。

水彩かパステルで、絵を描きたくなりました。


海、空、果てしなく広がるもの、

たまには眺めなければいけません。






◆ ツヴェルガーの絵本

2007年12月23日 | ブック


何年か前、伊勢丹京都の ミュージアムで、
リスベート ・ツヴェルガー 絵本原画展』 がありました。


そのときに 買った 「アンデルセン物語」の絵本。
毎年 の時期になると、きまって部屋に 飾りた くなりマス。



ツヴェルガー女史の水彩画は、
透明感があって、繊細です。


どうして、ここまで にごり なく塗れるのか ・・・・(ジェラシー)
そもそも、塗っているという感じではないのです。


タッチに、粘っこさや、強い意識が感じられなくて、
まるで、1/f ゆらぎのせせらぎのよう。
スーッ、サラーッ とした 流れという感じなのです。
しかも深みがある


彼女自身もそんなさ らりとした
知的な雰囲気の女性のようです。



で、

絵は優雅で詩的なイメージだけど、それだけに 収まらず。



    


何となくトボけたというか、
そこはかとなく毒的要素も感じられて、
ついつい引き込まれてしまう ・・・


ごくビリョウの毒が、逆に、作品の純度を上げているのかも。


彼女の手にかかれば、よく知っている「不思議の国のアリス」さえ、
違う世界へといざなわれていくようです。





◆ 手のひらの虹

2007年11月29日 | ブック

虹つながりで、
なんと、虹が 掌で見える本があるそうな。

「RAINBOW IN YOUR HAND」

これ、

誰かからプレゼントされたいような。


つまんないという人もいるかもしれないけど、

私だったら、たとえば家に遊びに来た人たちに

「家宝」だと言って見せて、話題のタネ にしたいなぁ。

ちょうど雨上がりだと最高ー。



コレを作った 川村氏も個性派なら、(参考 :半月)

ユトレヒ ト・・・ココで扱っている本も なかなか 面白い。

AB型としては、ちょっと無視できない。笑。










◆ garden books

2007年11月20日 | ブック



仕事帰り の書店で、

ポール・ス ミザーさんの本を、偶然、見つける。

先日行った、「宝塚ガーデンフィールズ」について書かれた本だ。

しかも、発刊 日は 2007/11/15。 訪れた 日ではないか。



それほど広くない敷地に、池から山道までの変化と
四季折々の彩り を生み出した、
庭づくりの魔術師 ・ポールの技を
豊富な写真と 文章で展開する・・・・との内容。




マイナスイオンな表紙に 吸い込まれ、思わず、立ち読みしたけれど、

美しい写真たちに やられました。 

脳内が、 ドーパ ミンで いっぱいに。



ちょっと予習してから行けば、もっともっと感動できたかもしれず。

わずかな予備知識は、真っ 白で 行くより も、

現場での いい刺激に なることが多いと思う。



家に帰ってきて、アマゾンで調べたら、他にも著書が。



  


ポールさんが運んでいるものは、なんだろう ・・・?

ドンゴロスな 服装で、自然の中に 溶け込んでいて、

見ているだけで、幸福感をかんじる。



今日は、新しいインスピレーションをいただいた。






◆ この秋に読みたい小説

2007年08月25日 | ブック




本のデザインの可愛いさに、思わず、昨日買ってしまいました。





こっちも、可愛い。
去年ブログにも書かせてもらった、映画「ショコラ」の原作本です。




両本の著者である ジョアン・ハリス は 1964年生まれの女性。
同世代ということもあって、中身も、もちろん楽しみデス。
どちらも、大人のためのおとぎ話。
映画以上に、小説は面白いと聞く 「ショコラ」も、また買おうっと 。。。



(主人公が男性の) 「ブラックベリー・ワイン」 は、祖父に、
(主人公が女性の) 「ショコラ」 は、祖母に、

捧げる――
という形で書いているのが、ちょっと興味深いと思いました。



きっと、ジョアンさんって、祖父母から影響を受けた人なんですね。
おじいちゃんとおばあちゃんから、人生の知恵や冒険心を教わったのかな~。


そういえば、私も祖父母と一緒に暮らしたのですが、
人生のファンタジックで 面白い部分とか、「老人力」みたいなものを、
いろいろ教えてもらったような気がします。
特に、うちの祖父母は、とても不思議な人達だったので ・・・・笑。



この、2冊ワンセットな感じに、
たまらなく、魅力を感じています


しかも、「美味しそうシリーズ」 というところが、
食欲の秋には、タイムリーかも!?



◆ ターバン野口さん

2007年07月04日 | ブック

今日、仕事の帰り、こんな本を見つけました。
本のタイトルは忘れましたが、「ターバン野口を作ろう」
という内容の“折り紙”本。(これって、もしかしてネタ的に遅い!?)

それにしても・・・です。
オサツを、こんなふうにしちゃってよいもんでしょうか?

「あぁ、でも、ちょっとやってみたい・・・」
「あ~、ダメ、やっぱりできな~い・・・」
「えっ、キューピー野口さんまで・・・」
「ありゃ~、樋口一葉さん・・・ぷっ」

心を波立たせながら、立ち読みし、
すっかり帰りのバスの時刻を忘れておりマシタ(汗)。

***

コチラでも。

ただし、よいこのみなさんはまねしないでね!(笑)


◆ 新しいこと

2007年07月03日 | ブック

仕事にも慣れ、ちょっと余裕が出てきたので、
ちょいお勉強でも・・・と思い、買ってみました。

この週末から、スタート。
こうゆう分野の独学は初めてなので、
ドキドキ・ワクワクです。

必ず必ず、最後までやってみせます!

・・・と、ココに宣言して、自分を追い込んでおくとしよう・・・笑。