~ Mon petit cheri~*

四季を味わいながら、暮らしのセンスアップをめざしています

◆ ジャージの二人

2009年03月11日 | シネマ



fusarinさんから 「グーグーだって猫である」が
よかった♪ という情報を頂いたので、
レンタルしに行ったところ 貸し出し中・・・(涙)



そこで 「ジャージの二人」を借りることにしました。


篤姫で うつけの将軍役が光っていた 堺雅人さんと
シーナ&ロケッツの 鮎川誠さんが親子役。
北軽井沢の小さな別荘で 夏休みのひとときを過ごすお話です。



とりたてて何も起こらないし 淡々と時間が流れてていくという
「ゆるゆる系」の映画が増えているけれど、
まさにこれも ソレでした。
(ソレを期待して借りたのですけど。笑)



で 観終わって いろいろ感想は持ったのですが、



はは。 どうもうまくまとまらないので、
ざくっと・・・

一部の人には、素敵な処方箋になるかも

私には何べんもみたい映画です。





そうそう、


堺さんは ほかの映画では、
スーツ姿がとても似合っておられましたが、
今回は 赤やカエル色のジャージ姿ばかり。
ちょっとうれしそうな中学生のよう・・・(いますよね?)
彼氏を通り越して 息子にしたくなるかも





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◆ 怪人二十面相

2009年01月10日 | シネマ

K-20 怪人二十面相・伝』 を、友人と観てきました。


年末年始向けらしい、痛快な娯楽映画。
軽やかなアクション。笑いあり、涙あり。大どんでん返しあり。
なかなか楽しめました。
明智小五郎の書斎や、怪人二十面相のアジトも存在感があったし、
天真爛漫な令嬢役・松たか子がクリクリと可愛らしかった。





懐かしの、江戸川乱歩の「怪人二十面相」は、
一億人が読んだと言われてるそうです。
学生時代、読まれた人も多いのデハ?





ご多聞にもれず、中学の頃、私もハマりました。
ポプラ社の・・・あのちょっと不気味な表紙・・・・「少年探偵シリーズ」!!
幼ななじみのカズちゃんと競うように、図書室で借りまくったものです。
AB型同士、けっこう趣味が似てたんだなァ。


印象に残っているのは、「青銅の魔人」。
読み出したらば、やめられない、とまらない。
最後のページまで、ゾクゾクと怪しくて。一番面白かったと記憶。 


同じくらい好きだったのが、「怪盗ルパン」シリーズ。
宿題そっちのけで、読みあさったもの。
こっちはもっともっと上品なヨーロッパの香りがした。





乱歩にしろ、ルパンにしろ、
この年になって読んだとして、面白いと思うものなのかしら?
それとも少女だったから、思春期の入り口だったから、
あんなにもドキドキワクワク した・・・??


実のところ、
そんな図書室で拾った初恋までも
芋づる式に思い出させてくれた――ので、
この映画には、★★★★(星よっつ) 差し上げましょ!





大ベストセラー「少年探偵」シリーズが、
懐かしの装丁そのままに文庫化。
そう、このミドリ色・・・・涙



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◆ 赤い風船・白い馬

2009年01月04日 | シネマ


新しい年が、始まりました。
雪がチラつき、寒い三が日で。


そんな年の始めに、ふさわしかったかもしれない映画を観ました。


1950年代に作られたフランス映画。
デジタル・リマスターされ、去年、ミニシアター系で上映された作品です。
古くて、新しくて、おしゃれで。。。


「赤い風船」・「白い馬」――この2本ワンセットっていう、
コントラストが、きっとまたいいんでしょうね~。
紅白歌合戦みたいで・・・(ちょっとちがうな)



こわいですね。
観たはずもないのに、「遠い昔に観たような・・・」と
誰もがデジャヴってしまうような映画なのではないでしょうか。


人の深層心理に眠る神話の、まだ発見されてない神話、みたいな。


そうゆう意味で、普遍的な感じのものってやっぱりすごいんだぁー。
と思います。

何よりも、普通に心が落ち着きますし。
そのまま、心が善き方向に傾きますし。



「知らなかったことがうそみたい。
あの風船も、あの街角も、白い馬も、少年も、
既に、私の心の中にあったよー」

私の脳みそは、まだそんなことを申しとります。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◆ そこにノートがあるから

2008年12月20日 | シネマ

昨日やっと観ました。

クローズド・ノート

ストーリーは、最初からネタバレなので、
「流星のなんとか」みたいな、
大どんでん返しは、期待できませんけれど、


映像が魅惑的で、ノスタルジックなことや、
京都のロケ地が多かったことや、
主人公たちの住居が★★★だったことや
あれやこれやで、


「これはぜひ、もう一回じっくり観て研究せねば~」
という思いが残りました。




特に、小道具として使われていた万年筆――。
これが改めて、また新鮮で。


手書き、めっきり減りましたよね?
最近、でも少しばかり、復活途上の私です。


しかしながら、ペンといえば、やっぱりボールペン。
気軽だし、すぐに行方不明になってしまうので (そしてまた出現)、
100円ショップやコンビニで、次々に買ったボールペンが一絡げ。


こうゆう時代に、万年筆というアイテムが、
映画の中では、ごくごく当たり前な感じで使われていて、
「おやおやおや~っ 」 とアンテナに来まして。 (もしや協会ぐるみの罠?笑)


で、ふと。

僕のあの万年筆、どうしたでしょうねぇ・・・。  と。


あれはたしか、入学祝いに叔母からもらった。
大人になった気分で、初めはばんばん使っていたボルドーの。
或る日、ペン先がいたんで・・・ノートにダマができちゃって・・・え~ん。
で、それから・・・?


紺色の綺麗なインクで書かれたハガキをくれる友達もいたっけ。
すらすらと書かれた、縦長の彼女の文字。
ちょっと非日常的な内容。
いい感じだったなぁ。


そんな万年筆の持つストーリー性や、ウェット感。
それに、あたたかさ。

映画のあと、指先からじわっと感触が甦ってきました。



むむっ、やばいぞ。
手になじむ、書き心地のよい万年筆がめちゃ欲しくなってるし。
モンブランじゃなくてもよいから・・・・ねっ、サンタのおじさん




※ 長くなりついでにお付き合い下さいマセ。
  こんなお店にドキドキしつつも、入ってみたい→ **




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◆ 「めがね」

2008年04月01日 | シネマ


「かもめ食堂」の荻上直子監督なので、
レンタル開始を楽しみにしていました。


で・・・


どうなんでしょう、この映画。

どうよ、どうなの、この映画。



最近、ハラハラ・ドキドキ モノばかり観ていたせい?

「希薄・・・・」「淡い・・・・」「物足りない・・・・」。

正直、そんな感想を持ちました。


のっけから終りまで、間で満たされています。
ごくわずか、罪のない程度、偽ロハスの匂いもクンクンクン・・・・


ハードな毎日を送っている人が見ると、
心癒される映画かもしれないです。
たそがれたい気分も、きっと満喫できるのでしょう。
ただ、今の私はたそがれたい周期でもなかったようで。。。



とはいえ、ひとつ。



もたいまさこさんが、カキ氷用のあんこを煮ながら、

「大切なのは・・・焦らないこと・・・・」


と、じんわり言う場面があるのですが、
その一言と、微笑が今でもよみがえります。
あんこを煮る時って、それが本当ポイントらしいですね。


その言葉と、風の流れていく静かな食堂が、
不必要に時間に追われている時(よくある)だとか、
何かをしながら、今をじっくり生きず次を考えている時だとかに蘇り、
サーモスタットのような働きをしてくれています・・・。



もしかしたら、
もうそれだけでも、充分に(meには)価値ある映画なのかもしれませんね。



そうそう、

「かもめ食堂」同様、ごはんとおかずは超ウマそうでした
およばれしたい。笑。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◆ ウインターソング

2007年12月15日 | シネマ

去年、劇場で見そこねた 映画です。

初夏にレンタルして、2度ほど観たのですが、
冷房の中で、広がる雪景色にどうもピンと来なくて ・・・

今日、3度目の正直。久々の 解凍です。

やっぱり 「ウインターソング」は、冬に 観るのがピッタリ 。
色のない冬の中国や、凍った 河や、舞い落ちる雪が
心にすーっと染み入って、逆に 温かさを感じさせる
そんな映画です。


ベタ な恋愛モノかと思いきや、
映画の中で、映画が 進行していく、ちょっと
頭が混乱しそうな、不思議なス トーリーです。

哀しい映画なのですが、終わったあとに
後味のよさと、ポジティブ感が 残るような気がします。


過去は過去として、
はたまた、想い出は想い出として、
現在は現在にしか、生き られないことを
改めて 認識させて くれます。


まだ 癒えぬ傷を持っていても、迷いながらであっても、
白く透きとおる雪がゆっくりと大地を包み込んで、
静寂のうちに、新たな一歩を踏み出す、
そんなマジックを登場人物たちに与えてくれたのかもしれません。


相変わらず、金城さんはまなざしにとても慈悲心があるし、
主演女優のジョウ・シュンの演技は素晴らしかった。
麻生祐未と南果歩を足して、2で割って、
天使の粉を降りかけて、ティンカーベルの羽をつけたような
軽やかさと、現世的な打たれ強さが感じられる女優さんでした。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◆ ラスト・ホリデー

2007年11月16日 | シネマ


知っている人は 少ないかと 思われマスが、
L .L .クールJ。  (黒人ラッパー&俳優)

この人の、“ 可愛い目 ”のファン である私。

最新作が出たので、レンタルしました。

「ラス ト ホリデー」


この映画、予想以上に ☆☆☆☆☆でした。
おすすめデス。




【ス トーリー】 ←( アマゾンより )

デパートの家庭用品売り場で働く、ごく平凡な女性ジョージアは、
死の告知を受け、悲しみのどん底に突き落とされる。
しかし、逆に最期の3週間を好きなことをして思いっきり生きてやろうと決意。
会社を辞め、銀行から全財産を下ろし、夢だったヨーロッパの高級リゾート地へ。
だが、自由奔放な彼女の言動は、気取ったセレブばかりのホテルで
大騒動を巻き起こし・・・・・・




主人公・ジョージア役の 「クイーン ・ラティファ」。

最初は、いたって平凡な女性に見えたけれど、

いつしか、どんどん魅力があふれ出し、

観客を含め、回りの人間をすっかり、

「自分の大ファン」に してしまうような

カリスマ個性の持ち主と見た。



・貫禄

・賢さ

・気品

・豪快さ

・懐の深さ



決して、美人女優ではないけれど、こんこんと湧き出るような、

内なる美が感じられる人。

そしてまた、この人の目も、堂々としていて、すてき☆



うれしいな。
何度でも観たい映画がまたふえました





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◆ 涼しい女(ひと)

2007年08月07日 | シネマ
毎日、暑いですね。

食べ物、飲み物、音楽、カラー、素材感・・・などなど、
つい、クールなものを求めてしまいマス。

そして、人間にも ・・・。





ジュリー・デルピーさん。

なんだか涼しげなんです。
ちょっと、メーテルみたいだし ・・・。

フランスの女優さんです。



イーサン・ホークと共演した 「恋人までの距離(ディスタンス)」 は、
好きな映画のひとつで、文庫も持ってます。
台詞がすきなのです。

続編の「ビフォア・サンセット」も何年か前、
友達と観に行きましたが、
“納涼” をかねて、久々にレンタルしてみました。↓





うん、やっぱりいいです。


普段着の初夏のパリと、
ジュリーさんのごく自然な演技が心地よいです。


そして、まんまと共感させられてしまいます。


前作もそうだったけれど、
台詞の中には、タロットカードの「隠者」が見え隠れするような?
真実を求める、ひたむきな魂の生の声みたいなものが
いくつかあって、(とってもさりげなく喋ってるんだけど)
それをお互いがきちんと受け止めあうことができて、
それが、ありがちな男女の恋愛物語を、
忘れがたい、地に足のついたストーリーへと導いているような気がします。


映画の中でギターをかかえて、歌っているのが、
上手だなぁ・・・と思っていたら、

CDアルバムも出していました。
彼女、歌声も木陰の風のように、涼しげなのです。


これまた、納涼かねて、買ってしまうかもしれません・・・



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◆ かもめ食堂

2007年02月20日 | シネマ

友達がコピーしてくれた『かもめ食堂』。
やっと観ることができました。
「絶対気に入ると思うよ~。絶対、好きなはず」と言われたとおり、
悔しいけれど(?)、思うツボでした。

しばらく、“かもめ食堂ごっこ” をしてしまいそう。
おにぎりとか、焼き鮭とか、豚肉の生姜焼きとか、
ごく普通の和食をえらい心を込めて、作ってしまいそう。
しかも、いちいちエプロンかけそう。

滅多に使わない iittalaのグラスを普段遣いにしたり、
マリメッコのカップを買いに行ってしまいそう。

北欧の人のように、ゆったりと暮らすことに意識を向けすぎて、
さらに輪をかけて、おキラクな自分になってしまいそう。

近所の森へ行って、キノコ狩りさえしてしまうかも。笑。

というような映画でした。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◆ イギリスを少々・・・

2007年01月29日 | シネマ

今月、家で6本の映画を楽しみました。
先代から受け継いだミニシアターで観る映画は、
ポップコーンがちょっと欲しくなります。

・ヒッチコックの「断崖」
・イングリット・バーグマンの「ガス燈」
・「プライドと偏見」
・「ハリーポッターと炎のゴブレット」
・「きみに読む物語」
・「オリバー・ツイスト」

もっとも印象深いのは、「オリバー・ツイスト」です。
ディケンズの小説をロマン・ポランスキー監督が指揮をとり、
名優でまとめあげた、厚みある正統派作品です。
“勧善懲悪”といいますか、“わらしべ長者”(?)といいますか・・・
イギリスらしい映画で、ハリー・ポッターと共通するのは、
主人公が無垢な少年であること、画面がひど~く暗いこと(笑)・・・など。
そういえば、「プライドと偏見」もイギリス映画だし、
「ガス燈」はアメリカ映画だけど、舞台はロンドンだったし。
今月はどうゆうわけか珍しく、イギリスづいておりマシタ。

イギリス作品・・・といえば、私の場合、思い出すのが、
シャーロット・ブロンテの「ジェーン・エア」。
学生時代、夏休みに読んでからというもの、何度も読み返しては
ジェーン・エアは究極の女性像だと思ってました。(今も)
イギリスものは一度ハートに染み入れば、いつまでも心に残る
原型的な作品が多いのかもしれません。

ディケンズの「二都物語」もちょっと読んでみたくなりました。
が・・・文庫で読了する自信などはもうナッシング。
“少年少女世界の名作シリーズ”で読むか、ビデオを借りる・・・かナ。

そうそう、そういえば、うちにもイギリス系が約1匹・・・
性格がラテン系のため、すっかり忘れてましたニャ~


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする