先週、きれいなエネルギーが出ている人と出会った。
私は仕事帰り、少しもやもやしていたんだけれど、
この気分は切り替える必要がある・・・と知っていた。
それで、前から気になっていた本を買いに、遠回りの
本屋さんに立ち寄ってゲットし、カフェで少し読んで、
ちょっと立ち直ったところだった。
若い彼女は、白い杖をついて、JRの駅から出てきた。
私は駅に入ろうとしていた。
「あの・・・どちらまでですか?」
「阪急の駅までです」
「じゃ、ご一緒します」 「すみませーん。暑いのに・・・」
10分弱のつかの間のお散歩だったけれど、不思議な出会い。
目の不自由な彼女は、気さくで、とても明るい人。
彼女を改札の向こうに見送った私が手に持っていたのは、
コンサートのパンフレット2枚と、彼女の名刺。
その人は、ピアニストであり、ヴォーカリストだった。
今日も福知山で、仕事があって・・・と言っていた。
名刺にあったアドレスにメールしてみた。
おととい、返事が届いた。
自分は、セミナーで海外にも行くし、暇があれば長距離バスに乗って、
東北や関東の友達を訪ねるし、フットワークがとても軽いと言われる・・・と。
それは、一人の時間を満喫したいのと、いろんな出会いがあるから・・・。
こんな時代に、情報を公開しすぎだとも周りに言われるけれど、
人との出会いがうれしくてしかたがないから・・・と。
縁のある人とは、その場で通じ合うのだと思う、と書かれていた。
メールを読んで、すごいなぁーと思った。
きれいなエネルギーは、まさに、そのポジティブな魂から
発せられていたのだと思った。
乙武洋匡さんのことをふと、思い出した。
秋のコンサートには、行ってみよう。