浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

アベノミクスは庶民無視の政策

2014-09-06 08:12:40 | 政治
 まず最近給与があがったと報道される。しかし、税金(所得税・住民税)や社会保険料などを引かれた可処分所得をみれば、実質的な所得の上昇はまいられないはずだ。そして年金もその支給額が減らされている。

 そして消費税という、庶民からの収奪的な税は、確実に庶民の消費生活に痛みを与えている。

 消費税増税と共に、いろいろな物価があがった。我が家の近くのラーメン屋は、3月まで500円だったのが、増税後は600円になった。便乗値上げである。

 そして円安により、ガソリン価格は上昇し、輸入品も価格が上昇している。しかし、円安により輸出が増え、輸出企業の経済活動が活発になり、国民所得も上昇し・・・・というアベノミクスとやらは、輸出の伸び悩みで完全に失敗である。

 日本政府のいままでの経済政策は、常に輸出企業を援助してきた。自動車を買うと、カネが支給されるという制度があった。そのカネは税金、つまり税金をつかって自動車製造会社を援助する仕組みであった。その姿勢は一貫している。現在の円安も、そして消費税の増税(輸出戻し税)も、庶民の生活をもとに輸出企業を援助する政策なのである。

 アベノミクスなる政策は、徹頭徹尾庶民の生活を無視するもの。これが続けば続くほど、庶民の経済生活は縮小していく。国内消費に依存してきた日本の経済成長の息を止める政策だ。

 経団連に結集している超大企業のための、海外の投資家のための政策が、いま展開されている。

 「朝日」もそれに関連した記事を載せている。庶民の生活、中小企業には、「冬の時代」である。このままでは凍結してしまう。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11335978.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11335978
コメント
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