奉公を始めた木下藤吉郎は,殿様から鎌を研ぐように言われました。藤吉郎は,近くの池に鎌を持って行き,一生懸命に研ぎました。すると,切れ味のにぶっていた鎌も,見る見るうちに輝いていきました。
「どのくらい切れるようになったか,確かめてみよう」と思った藤吉郎があたりを見回すと,葦が目に入ってきました。「風にゆれる葦の葉を切ることができれば大丈夫だろう」と考えた藤吉郎は,切れ味を試すために,さっそく葦の葉を切り落としました。
藤吉郎は鎌を研ぐたびに葦の葉を切り落としたために,藤吉郎寄りの葉は次々に茎(くき)の付け根から切られてしまいました。
こうして,いつの間にか藤吉郎の通う池の葦は,「藤吉郎に葉を切り落とされては大変」とばかりに,茎の片方にしか葉を生やさないようになったそうです。
「どのくらい切れるようになったか,確かめてみよう」と思った藤吉郎があたりを見回すと,葦が目に入ってきました。「風にゆれる葦の葉を切ることができれば大丈夫だろう」と考えた藤吉郎は,切れ味を試すために,さっそく葦の葉を切り落としました。
藤吉郎は鎌を研ぐたびに葦の葉を切り落としたために,藤吉郎寄りの葉は次々に茎(くき)の付け根から切られてしまいました。
こうして,いつの間にか藤吉郎の通う池の葦は,「藤吉郎に葉を切り落とされては大変」とばかりに,茎の片方にしか葉を生やさないようになったそうです。