東海旅客鉄道浜松工場

　東海旅客鉄道浜松工場は，１９１２（明治４５）年に鉄道院浜松工場として創設され，当時は主に蒸気機関車の修理を行っていました。
　東海道新幹線開通後は，東海旅客鉄道が所有する全ての新幹線車両の全般検査を行っています。各地に新幹線が開通するようになると，浜松工場が持つノウハウを伝えてきました。
　工場の西側の入出庫線には公道と交差している箇所があり，フル規格の新幹線が自力で通過する全国唯一の踏切があります。

浜名湖

　浜名湖は南側が海に通じた汽水湖で，湖の中でとれる漁獲高は日本一を誇ります。湖の形は複雑で，細江湖・猪鼻湖・松見ヶ浦・庄内湖の４つの水域をもちます。湖の面積では日本で１０番目の大きさですが，周囲の長さでは２番目になります。
　浜名湖で発見された魚介類の種類は大変多く，現在までに確認された種類は，魚類４０１種，エビ類５９種，カニ類９２種，その他の甲殻類２０種，貝類１２１種，イカ・タコ類１０種と合計７０３種にものぼります。
　浜名湖は，約１万年前，内浦であったのが地球温暖化により海面が５ｍあまり上昇し，浜名湖の原型ができ上がりました。その後，淡水湖になったものの，１４９８年の大地震と津波により，今切口ができ，汽水湖になりました。
　浜名湖で行われる漁業は，外洋側ではシラスやフグなど，内海側ではアサリにノリ，カキ，クルマエビ，ウナギなどが有名です。
　浜名湖はリゾート地としても全国的に有名で，ボートやヨット，ウインドサーフィンなどのマリンスポーツも盛んに行われ，
数多くの観光客でもにぎわっています。