全美貞が通算12アンダーで、6月のリゾートトラストレディス以来の今季2勝目を挙げました。2番ホールで三塚優子がバーディーを取って一時は首位に並ばれましたが、6番でバーディーを奪い返すとその後は2位以下が崩れる展開にも気を緩めず、上がり5ホールは常に4打差以上をキープして余裕のラウンド。終わってみれば、2位三塚とは5打差ぶっちぎりの優勝です。
最終ホールが近づくにつれて、笑顔で雑談する様子さえ見られました。こうなると最後のウィニングパットも緊張感ゼロ、バーディも楽々と決まります。大相撲名古屋場所で、白鵬が千秋楽の2日前に優勝を決めたことを彷彿させられました。これで賞金ランキングも9位から一気に2位に上昇です。
一方、3打差の4位から2週連続の今季3勝目を目指した福嶋晃子は、通算イーブンパーの15位に終わりました。たった1週間でこうも違ってくるものなのでしょうか。
ところでこの大会、「働く女性をサポートする」をメインテーマに掲げ、出場選手の獲得賞金やギャラリー入場料の10％をチャリティ基金として下記に寄付するそうです。
① テレビ朝日福祉文化事業団（母子・児童福祉事業への支援として）
② 日本対がん協会（乳がん撲滅の一助として）
③ 日本プロゴルフ殿堂設立準備基金
④ 日本赤十字（自然災害への義援金として）
ちなみに本年度集まったチャリティ基金の総額は、約2,200万円とか。③だけ毛色が違う感じもありますが、現LPGA会長樋口久子の功績を思えば、誰も文句を言う人はいないでしょうね。
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