しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

東北 天国と地獄 貨物が撮れない日

2014-07-11 23:52:34 | インポート

2014年7月6日(日)

 年1回のまとまった休暇をいただきました。今日から東北・北海道への旅を始めます。 

 神戸空港から仙台に飛びます。機が東に進むにつれ晴れ間が広がります。北関東を横切り猪苗代湖上空で向きを東に変えやがて太平洋上空に出ます。そこで機体を左旋回します。その時、海岸線に経つ四角い建物と煙突が視界に入ります。私はこの建物を知っている。いや、日本中の人が知っています。<福島第一原発>です。実際には20㎞位の距離はあるのでしょうが、見るものを不安にさせます。日ごろ忘れていた厳しい現実を突き付けられた思いがします。こんな時期に自分は物見遊山な旅をしていて良いのだろうか・・・。
 

Img_0413  仙台空港で半日レンタカーを借り、東北の旅をスタートします。目指すは石巻線。高速道路を使えば十分帰ってこれます。高速に入る前に貨物時刻表を確認します。が脚注を見て、目が点になります。<日曜運休>がずらり。非電化のローカル線でありながら貨物列車が数多く設定されている石巻線ですが日曜運転は午前の2本だけ・・・。結構大きな字体で注意書きされています。出鼻をくじかれました・・・。と言ってもこれはオウンゴールです。誰を恨むわけにもいけません。


 目的地を仙台臨海鉄道に切り替えます。貨物時刻表には休日運休の脚注はありません。

 

戦いとは、常に二手三手先を読んで行うものだ。

Img_0358 とシャア少佐のように二段構えの作戦であったと嘯きます。

Img_0319 仙台臨海鉄道仙台港駅に行ってみるとタキは大量に留置されているものの、車両が動いている形跡はありません。時刻表の発着時間になっても、何もやって来ない、起こらない。本日は貨物時刻表に運休の脚注は無いもののウヤの様です。


シャア少佐は次の様なことも行っています・・・

戦いは非情さ・・・。

Img_0308 Img_0342_2 手ぶらで帰るわけにもいかず構内留置のコンテナをチェックします。

目ぼしいものはUG15D電源コンテナと12ftJRコンテナ3個を載せて海上、陸上を輸送できるラックコンテナと言ったところでしょうか。

目ぼしい成果を上げることなく、仙台港付近の大型量販店駐車場で空しく時間を潰します。仙台まで来て、車も借りて<なにも撮れませんでした>とは・・・・

ええい!冗談ではない!

車の中で誰も聞いていないのを良いことに、これまた少佐の様に叫んでみます。

別に貨物列車ばかりが被写体ではありません。ここは近くを走っている仙石線にターゲットを変更します。

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福田町-陸前高砂の七北田川鉄橋わきで撮影開始です。仙台に着いて4時間半、初めて走行する鉄道写真が撮影出来ました。我ながら効率の悪い撮影旅行だと思いますが、残された時間を。楽しみます。一時期、通勤電車の世界を席巻した205系も首都圏からは姿を消しつつあります。いずれは、ここの205系も次世代の電車に置き換わってしまう事でしょう。元気なうちに記録しておくのも悪くはありません。かつての国電区間だけあって本数も多く、撮影する側から言えば待つストレスも無くモチベーションも上がります。

空港へのレンタカー返却の途中、福田町西側の車両基地を覗いて行きます。ステンレスの車体が夕日に映えて実に綺麗です。

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 6時前に車を返却しました。走行距離は68㎞。今日訪問した内容でしたら電車とタクシーを使った方が時間もコストも効率的でした。あす以降はもっと充実した旅になるよう

Img_0419  仙台空港から鉄道で仙台方面へ向かいます。これから乗車する仙台空港鉄道仙台空港線は2007年開業の名取 - 仙台空港 7.1kmを結ぶ新しい鉄道です。今回が初乗りとなり、私鉄全線完乗まで少しの距離ですが近づきました。が、初乗りでうかれた気分も次の美田園駅付近の仮設住宅群を見て、震災の傷跡がまだ癒えていない事実を 突き付けられます。


Dsc_0534Dsc_0535                                               仙台に出て牛タンを頂きます。予想以上の硬さですが、おいしく頂きました。小さなグラスにビールを付けてもらいました。ジョッキにしなかったのは、今日の自分への戒めの気持ちと、明日こそは勝利の乾杯をという決意のあらわれのつもりだったのですが、頼んだ後で後悔しました。もっと飲みたい・・・。


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