しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

桜 さくら サクラ・・・・

2008-04-11 23:40:15 | 季節

4月6日(日)

父が桜を見たいと言い出しました。それではと、徳島県内の桜を巡るドライブに出かける事になりました。たまには親孝行もせねば・・・。

畜産試験場へ

まずは県北部の上板町内にある県Img_3201の畜産試験場に向かいます。桜の季節は桜まつりと称して一般に敷地を開放しています。見事な桜並木が真っ直ぐに続いています。頭上を見上げると、空が一面ピンク色の花びらに覆われています。施設の性格上たImg_3214くさんの牛さんたちと桜が共存しています。牛さんたちは「花が咲こうと咲くまいと、うちらには関係ないよ!」とばかりに干し草を食べ続けています。のどかな春の風景でした。

 

強腰のうどん屋発見

土成ICから高速に上がり美馬ICで降ります。吉野川の南岸へ向かう途中<手打ちうどん>の看板を見かけます。お腹も空いてきたことですから、行ってみる事にします。看板の指示に従い、幹線道路を折れ細い道をいくと、ただ者ではない雰囲気を持ったうどん店が現れました。店の名は「きりかみ」と言います。メニューは「しょうゆ」と「かけ」のImg_3224Img_3223み。自分で麺を湯がきます。その後に油揚げ・ネギ・天かすを自分で入れます。箸を付けてみて、麺の腰の強さに驚きます。徳島のうどんでここまで腰の強い麺は珍しいのでは・・・。父は一言、「うまい!」とだけ発して、以後は何もしゃべらずにうどんを平らげてしまいました。

つるぎ町吉良のエドヒガンザクラ

吉野川南岸のつるぎ町に入り、剣山方向に車を向けます。しばらくして脇道にそれ急峻な道を登っていきます。 少し開けた場所に出ると、たくさんの車が路上に停めてあります。どうやらここからは徒歩の様です。我々も車を降り、細くて急峻な道を徒歩で登っていきます。目的のヒガンザクラは遙か山の上にある様です。これからの行程が思いやられ、気持ちはブルーに。けれども、あたりを見渡してみると、まるで桃源郷の様なのどかで美しい光景が拡がっています。家々の庭に植えられたあらゆる花が、まるで爆発したかのように咲き誇っています。こんな美しい光景が、同じ県内にあることを、私は想像も出来ませんでした。

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やがて長く続いた坂道が終わる場所に突然に桜の巨木が現れました。これが天然記念物吉良のエドヒガンザクラです。正直撮影するには大きすぎる・・・・・。高さは20m(ガンダムよりでかい!と心の声)

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巨木の老桜と隣接する神社に手を合わせ、山を下ります。正直疲れましたが、想像を越える美しいものに触れることが出来ました。

帰りは、桜の名所にほど近い、日帰り温泉施設「剣山木綿麻温泉」で一休み。こぢんまりした施設で派手さはありませんが、柔らかなお湯が疲れた体を癒してくれます。父も立派な桜が見られたので満足したようです。

これで、本日の予定は終了。一路徳島へ帰る事に・・・。

最後に待つもの。それは・・・・。

やがて国道192号線を東に車を走らせていると、平行するJR徳島線が目に入ってきます。遠目に線路が桜の森に覆われている場所が見えます。これを見て、<写真が撮りたい!>と心の中で叫びます。父に「少し寄り道させてよ!」と断ると、突然の進路変更に驚く父を尻目に脇道へ入っていきます。桜の森の中心は、小島駅でした。車を降り、駅の時刻表で通過列車のチェックをした後、「父さん。少し休憩していくけん。待っていてよ」と言い残して、カメラを持って線路沿いを走ります。気分は、撮影モードに突入します。桜がバックに栄えるポジションを探します。結局列車2本、30分粘ってしまいました。ふと我に返り、父の元に戻ると不機嫌な表情で私を迎えてくれます。本日は、親のリクエストに応えて親孝行したつもりでありましたが、最後に親を置いて趣味に走ると言う親不孝を演じてしまいました。この借りはいつか返すからねと心の中で叫びますが・・・。こんな私は、このまま『地獄に堕ちていく』のでしょうか?いや!もうすでに別の地獄に堕ちているのでは・・・・。

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