しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

島原への道(1)加津佐のおもいで

2007-08-31 23:56:17 | 旅行記

8月24日 金曜日 そして猛暑

ようやく取れた夏休み。たった一日ながら有効活用すべく、早朝に徳島の実家を出て香川県のJR宇多津駅に向かう。高架下の1日500円の駐車場に車を入れ、駅で青春18切符に日付印を入れてもらい、いざ出発。岩徳線経由でひたすら山陽路を西に向かう。九州に入り、夕方の通勤時間帯では、立つ事も。長崎に着いたのは10時半過ぎ。以前泊まったカプセルホテルまで歩く。久しぶりの鈍行列車の旅は、さすがに疲れた・・・・。

8月25日 土曜日 そして

宿を出ると、驚いた・・・・。雨が降っている・・・。小降りだが、雷鳴も聞こえる。今日は島原鉄道で国鉄色の気動車を撮影する予定である。今回の旅行の最大目的が、この天気では、お先真っ暗。テンションは見事に下降し、自分の運の悪さを呪う・・・。週間予報では26日まで晴れマークだったのに・・・・。そんな私に、大学鉄研の同期A木氏より、携帯にメールが入る。「ただいま名古屋でパノラマカー撮影中!快晴・・・」とのこと。ますます、ブルーになる。長崎駅まで小雨に打たれながら、肩をおとしてひたすら歩く・・・。

Img_0228  島原駅の券売機で島原半島遊湯券を購入。島鉄系の鉄道・バス・フェリーの1日乗車券に地域の旅館の温泉に1箇所だけ入れる切符がついて3000円。はたして、この天気で、これだけの投資に見合う成果が得られるものか?南島原でしばし接続列車の待ち合わせ。構内には旧型車が留置されている。しばし撮影TIMEに入るのだが、時折雨が横から降り込む為、レンズを頻繁に拭かねばならなかった。

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南島原10時54分発加津佐行きで来年3月末で廃線が決まっている、通称「南目線」に入る。しばらくして、雨は上がったようだ。車窓から見える普賢岳は、霧が離れつつあり、はっきり見えてきた。ただ、有明海は曇り空を映してか、鉛色。対岸の熊本はよく見えている。

Img_0289 途中、午前の旧型車両と交換。この時点ではまだ薄曇り。

途中、原城を過ぎたあたりから陽が差してきた!

加津佐に到着。ここまで来ると、夏の空!海は、マリンブルーで南国ムード満点!

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但し、海水浴シーズンは終わっており、砂浜の海の家は閉鎖している。人も少ない。

さて、撮影開始。雑誌でよく目にする、紺碧の海バックの写真を撮るべく白浜海水浴場方向に線路に併走する国道を歩く。

Img_0314 Img_0317 ←乗ってきたキハ2500の返しを撮影。

いよいよ島原方向から目的のキハがやって来ました。

やって来たのは、旧国鉄色キハ20016!

陸側から海をバックにした場合逆光となりますが、この際仕方ない。それより、この瞬間に立ち会えた歓びの方が大きい!自分が子供の頃、日常的に目にしていた光景がそこにあったから。

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