日本はつねに震災が繰り返されています。
今回も突然の大災害に見舞われました
報道されている状況をみても、なんとも痛ましい…
洪水は収まりましたが、多くの方が避難所生活を送られています。
暑い季節で避難者の健康状態が心配になります。
テレビでは、暑いので熱中症の予防について注意喚起されていますが、
個人的に心配なのは「肺血栓塞栓症」です。
いわゆる「エコノミークラス症候群」
下肢のふくらはぎに血栓ができて(「深部静脈血栓症」)、
大きくなってちぎれて血流に乗り、肺の動脈に詰まります。
胸の痛みが出たり、時にはショック状態になり、命を落とすことも。
「肺血栓塞栓症」が広く知られるようになったきっかけは
新潟の中越地震からです。
大学の後輩の榛沢和彦先生が被災地の避難所で下肢静脈エコー検査を
行って明らかになりました。
2、3日以上の避難所生活や車中泊をすると、水分補給が少なく
動かずにいる高齢者で下肢に「深部静脈血栓症」が生じる危険性が
高いことがデータで示されています。
熊本地震でも地震発生後数日で「エコノミークラス症候群」が発生し始めて
中には命を落とされる方もいらっしゃいました。
今回の洪水でも避難者にとって危険な時間になっています。
予防法はm水分補給と足を動かすこと(体操など)です。
もし、下肢静脈エコー検査ができれば、ヒラメ静脈が大きく血がよどんでいるか
うか診断することができますし、血栓を見つけることもできます。
リスクが大きい方には、弾性ストッキングの着用も有効です。
かつて震災で学んだことが、今起きている震災で活かされることを望んでいます。
そして、被災地がはやく落ち着くことと、「エコノミークラス症候群」が発生しないことを
いのります。
今回も突然の大災害に見舞われました
報道されている状況をみても、なんとも痛ましい…
洪水は収まりましたが、多くの方が避難所生活を送られています。
暑い季節で避難者の健康状態が心配になります。
テレビでは、暑いので熱中症の予防について注意喚起されていますが、
個人的に心配なのは「肺血栓塞栓症」です。
いわゆる「エコノミークラス症候群」
下肢のふくらはぎに血栓ができて(「深部静脈血栓症」)、
大きくなってちぎれて血流に乗り、肺の動脈に詰まります。
胸の痛みが出たり、時にはショック状態になり、命を落とすことも。
「肺血栓塞栓症」が広く知られるようになったきっかけは
新潟の中越地震からです。
大学の後輩の榛沢和彦先生が被災地の避難所で下肢静脈エコー検査を
行って明らかになりました。
2、3日以上の避難所生活や車中泊をすると、水分補給が少なく
動かずにいる高齢者で下肢に「深部静脈血栓症」が生じる危険性が
高いことがデータで示されています。
熊本地震でも地震発生後数日で「エコノミークラス症候群」が発生し始めて
中には命を落とされる方もいらっしゃいました。
今回の洪水でも避難者にとって危険な時間になっています。
予防法はm水分補給と足を動かすこと(体操など)です。
もし、下肢静脈エコー検査ができれば、ヒラメ静脈が大きく血がよどんでいるか
うか診断することができますし、血栓を見つけることもできます。
リスクが大きい方には、弾性ストッキングの着用も有効です。
かつて震災で学んだことが、今起きている震災で活かされることを望んでいます。
そして、被災地がはやく落ち着くことと、「エコノミークラス症候群」が発生しないことを
いのります。