HALクリニックの診察室から

Human Active Life…新潟で心臓血管外科のクリニックを開設した医師のひとりごと

コロナに対する医療体制の今後を考えると…

2022-04-15 21:07:43 | 医療
 新潟では第6波の後も感染者が増加に転じて、若い世代、特に10代以下で
感染が広がっています、
その一方で、病床使用率は1割台と低いというニュースがありました。




「病床使用率1割台 医療逼迫至らず」

若い感染者で無症状や軽症が多くて、入院ではなく自宅療養がどんと増えています。




 病院での入院治療が少なくても、在宅治療のサポートの負担が
ドンドン大きくなっているので、病床使用率だけで判断するのも
正しいことではないようです。





まん延防止措置が明けてから、感染者が増えていますが、入院せずに治る患者が
オミクロン 株では多いということです。
ウイルス自体の特徴もありますが、高齢者にはワクチン接種が進んで重症化を
防いだためかもしれません。

県はこどもへのワクチン接種を呼びかけていますが、こどもの接種率が低い状態で
重症患者が少なく、死亡者数が少ないという現状をみると、今後のコロナ対策を
全年齢・全世代のワクチン接種から高齢者や基礎疾患のある人の接種に徐々に
シフトして、さらに感染が拡大しなければ新型コロナ感染を現在の2類相当から
インフルエンザと同じ類に変更する時期になるのではないかと考えています 


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