hakuunの未来ノート

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研修講師基礎講座 3回目

2012-08-27 | 研修講師
研修講師基礎講座 3回目

昨日の研修講座は、「楽しい」の一言であった。
カリキュラムは、「アイスブレーキング技法」であり、様々なアイスブレイクを体験してマスターするのである。
今回のやり方は、研修を受ける側に立って体験することでその「効果を実感」することができる。
一方で、交互に講師役を務めることで、「アイスブレイク」のスキルをマスターすることで、講師としてスキルアップを図ることができる。
このようなやり方は、「一粒で二度おいしい」という感があった。
さらに、6時間の研修の中で、実際の先生は、ほとんどしゃべっていない、ことに気付いた。


●悩んでいたこと

今まで研修講師をやる場合、一つ課題があった。
それは、どれだけ投げる球を用意するか、ということである。

もし仮に、講師が一方的に話していた場合を仮定しよう。
私の話し方は、少しゆっくり目のため、毎分250字である。
1時間であれば、15000字、1日6時間であれば9万字に及ぶ。
3月末より、ブログを書き始めてすでに30万字を越している。
そこまで書いたことでよくわかるが、9万字というのは膨大な文字数である。
それだけの原稿を作るのは並大抵のことではない、というのが実感でった。


●双方が満足するやり方

しかし、今回の講座で、認識を新たにした。
講師役を務めた生徒は10人。つまり10通りのアイスブレイクを行ったことになる。
最初の30分は、全体説明。後半の30分はまとめ。それも受講生の意見を引き出すため、実質先生としてのしゃべりは少ない。
実質5時間の実技演習である。
5時間は、300分。一人平均30分である。
私も10番目に行ったが、私の説明は、わずかであり、会議の進行役がほとんどでった。
さらに、進行役である私を指導する先生は、最初に行う指導と最後のまとめだけ話すだけである。

このように考えると、当初は9万字に及ぶ文字数と考えていたが、実質は1万字前後ではないだろうか。
その後は、参加者を積極的にワークに参加させ、参加者の意見を引出している。
一方的な講義形式の授業より楽しいし、得るものも多い。
講師としても、省エネで講義ができるし、双方が満足するやり方である。


●アイスブレーキングとは

・「Ice Breaking」は、直訳すれば、固い氷(アイス)を溶かす(ブレーキング)や雪解けなどという意味である。
・不特定の人々が集まる場で、人々の少し閉じた、警戒している心を楽しく開いていくことが出来るのが「アイスブレーキング」である。
・人と人が出会ったとき、心を開き、お互いのコミュニケーションを深めるきっかけを生み出す「出会いのコミュニケーションワーク」である。

さらに、その目的と期待効用は次の通りである。
・各種講習会などに集まった、お互いに知らなかった参加者が、その講習などを始める前に、氷のように固まった参加者間の緊張をほぐし、参加者がお互いに親しみを持ち、主体的に積極的に学習に参加しやすい雰囲気をつくることである。
・期待効果は、講習などを円滑に進めることが出来るようになる。


●アイスブレイクの効用

今回3回目の講座である。
今まで2回一緒に行っていたが、一部の人とは仲良くなっていたが、一方でほとんど言葉を交わさない人もいた。しかし、今回のアイスブレーキングを行うことで、様々なゲーム感覚でやり取りにより、コミュニケーションが深まり、我々受講者間の距離はグッと縮まったような気がする。

続く。