hakuunの未来ノート

将来のため、人生やビジネスに関して、考えたこと、感じたことを綴ります。

オリンピックとプレッシャー

2014-02-25 | 人生観

●オリンピックとプレッシャー

 

ソチオリンピックが終わった。

金メダルを目指し、世界中のアスリートの祭典。

素晴らしいドラマが数々生まれた。

レジェンドと言われるジャンプの葛西選手。

1日にして大変身した浅田選手。

あの涙から笑顔に変わった瞬間は、世界中の人々の記憶に永遠に残るであろう。

まさに、記録ではなく記憶に残る選手である。

 

 

一方で、多くの選手が苦杯をなめている。

プレッシャーという魔物に負けてしまった。

プレッシャーがストレスとなり、平常心を保てなくなったためと思われる。

仮に、プレッシャーを感じず、平常心で戦うことができたら、結果は大きく変わっていたはずである。

メダルの数も今の倍は取れていたと思う。

 

「オリンピックの舞台は違う」

この言葉を聞いたのは、今回のソチオリンピックだけではない。

過去のオリンピックにおいて、多くの選手が発した言葉である。

 

であるならば、どのような方法でメンタル面を強化していたのだろうか?

 

相撲の世界ではよく「心・技・体」という。

身体も技術も大切であるが、一番大切なものは「心」である。

 

他のスポーツも同様であろう。

では、他のスポーツでは、どのようにして「心」を鍛えているのだろうか?

実践を経験して、鍛錬することも重要である。

 

どのスポーツでも基礎体力強化のために、

腹筋・背筋・腕立て伏せなどの基礎トレーニングを行う。

スキーもスケートもゴルフも野球もサッカーも、

どのスポーツ選手でも肉体的基礎トレーニングを行う。

 

では、精神的な基礎トレーニングはやっているのだろうか?

 

 

●精神的基礎トレーニング

 

インターネットをみると、メンタル強化方法が様々記載されている。

 

・自分に自信を持つこと

・自己肯定感を持つこと

・プラス思考になること

・潜在意識を活用すること

・コミュニケーション力を高めること

・感謝の気持ちを持つこと

・ポジティブな言葉を発すること

・夢を描くこと

 

などなど、様々な切り口から言われている。

言っていることはすべて正しい。

 

しかし、腹筋・背筋トレーニングが、体力面の基礎トレーニングであるように、

精神面の基礎トレーニング方法は、何かあるのではないか、

との疑問に対する答えを見出すことが難しい。

 

●10数年前の出来事

 

ある本を読んで、マイナス思考からプラス思考に一瞬にして変化した経験がある。

まるでオセロゲームであった。

白い石をひとつ、ポン、と置いた瞬間に、

「パタパタパタ」と黒い石が白い石に変わった。

盤上の黒い石が全て白い石に変わった。

 

このような経験をしたことがある。

それ以来、超マイナス思考から超プラス思考に変わった。

このことは、ブログに書いてあるので見てほしい。

 

http://blog.goo.ne.jp/hakuun101/e/22bb757c4a8b7d7fe9e374f6e563373e

 

 

●ウォーキング

 

私は、本社勤務となり約20年間が経過している。

家から会社まで、5km余りの距離である。

往復ほぼ毎日歩いているのはないだろうか。

雨の日などは電車に乗るから、年間200日は歩いていると思う。

先日その距離を計算してみた。

一日で歩く距離は、5km×2=10km

年間200日歩くので、10km×200日=2000km

20年間続けているから2000km×20年=40,000km

40,000km、4万km、これは地球一周の距離である。

つまり、20年間、毎日毎日毎日毎日歩いて、地球一周歩いたことになる。

 

私の場合、毎日毎日、歩くことにより、脳内モルヒネはバンバン出てくる。

歩きながら考えることは、将来のことや楽しいこと。

10年後、20年後の自分を考えることは楽しい。

100歳の自分を想像することはウキウキする。

目標は、笑顔の日野原先生。

半分瞑想しながら歩いているから、ストレスは無くなり、活性酸素は皆無となる。

 

腹筋・背筋の体力的基礎トレーニングと同様に、日々歩いている。

これが私の基礎トレーニング方法である。

 

実際に、最初からメンタル面を強化しようと思って、歩いていたのではない。

結果として、自分の経験を振り返ってみたところ、

メンタル面の基礎トレーニングになっていた、というのが本音である。

 

どのような歩き方をするかは、下記を見てほしい。

http://blog.goo.ne.jp/hakuun101/e/e276e4f0253f53746a979ddcbcdfadbc

 

あなたはこのブログを読んで、どうのように感じましたか? 

 

「ウォーキングをやってみよう!」と考えた人は、必ず、できますよ。

 

その理由は、

あなたがプラス思考ですから。


「自分のため」「他人のため」

2014-02-17 | 人生観

今はオリンピックの真っ盛り。

毎日、TVから流れてくるニュースを見ると、悲喜こもごもである。

当然メダルをとることを予想された人が、結果的には圏外に去って行ったのは残念である。

フィギュアスケート男子シングルで日本人初の金メダルに輝いた羽生選手。

レジェンドといわれるジャンプの葛西選手の銀メダル。

想像を絶するプレッシャーの中でメダルを取ったことは喜ばしいことである。

 

こたつに入りTVを見て観戦している者が言うのは申し訳ないが、

期待されたのに思うような結果が出せなかった人、メダルを取れなかった人々に、

一つの共通点があるような気がする。

共通するコメントは、

「オリンピックには魔物がいる」

「すごいプッレシャーだった」

「メンタル面の強化が必要である」

などなど、メンタル面に関するコメントが非常に多い。

 

一方で、体力的に劣っていたとか、技術的に未熟だった、などのコメントは皆無に近い。

オリンピックに出場する選手であるから、体力的にも技術的にも日本のトップであり、海外選手と比べても見劣りはしないと思う。

しかし、体力的・技術的に優れている選手でも、結果的には「精神面」では己に勝つことができなかった人が多かったように見受ける。

 

では、結果を出した人と残念ながら出せなかった人の「精神面」での差は何であろうか?

おそらく、選手の置かれた状況や環境も千差万別であるので、一言で「こうだ」というのは不可能である。

私自身、試合を直接見たことも無いし、選手と話したこともない。

私が手に入る情報は、TVや新聞からコメントだけである。

それだけで、判断することは、大胆すぎるかも知れないが、御勘弁願いたい。

 

フィギュアスケートの羽生選手は、

「震災にあった東北の人々に夢を与えるために頑張った」

ジャンプの葛西選手は

「亡くなったお母さんや病気の妹のために頑張った」

このようなコメントがのっていた。

 

以前、韓国人女子ゴルファーの強さをこのブログで書いた。

ぜひ読んでいただきたい。

 

http://blog.goo.ne.jp/hakuun101/e/896881ef375771c5fdd731396cb3c43f

 

このブログにも書いてあるように、

彼女たちが小さい時から、自分のゴルフのために汗水流して働いている両親をみている。

そのために、彼女たちは、尊敬する両親や家族のために、ひたすら頑張っている。

彼女たちは「両親のため」「家族のため」に結果を出そうとしている。

そこに精神的な強さが生れている。

 

羽生選手、葛西選手、韓国人女子ゴルファーに共通することは、

「他人のため」である。

 

羽生選手は「東北の人々のため」

葛西選手は「お母さんや妹のため」

韓国人女子ゴルファーは「両親のため」「家族のため」

 

みな、自分以外の「他人のため」なのである。

 

当然、「自分のため」もあると思う。

しかし、目的として「自分のため」だけしか考えないと、

そこには甘えが出てくる可能性がある。

一方で、目的を「他人のため」とすることにより、

より強い精神力が養われるのだと思う。

 

オリンピックのような大舞台で実力を発揮するには、

このわずかな差が勝敗を決めるのではないか、

と考える次第である。