●自然災害への対応は大丈夫か?
○地震国日本
日本の国土面積は、世界の0.25%。
一方で、世界中のマグニチュード6以上の巨大地震の20%は日本で発生している。
そのために、道路、橋、トンネルなどは巨大地震を想定して造らなければならない。
○台風の通り道日本
毎年、台風により日本各地で被害を及ぼしている。
日本の河川は、急流である。そのために増水すると一気に水位が高まり、河川は氾濫する。
また、軟弱地盤の地形が多いため、地滑り被害が多発している。
さらに、居所的な大雨のために、累積降雨量が多くなると地盤が緩み、土砂災害が発生する確率が上昇する。
○新たな災害「都市災害」
台風による大雨やゲリラ豪雨により、地下鉄の駅の出入り口から雨水が流れ込み、地下鉄が完全麻痺するというシミュレーションが予想されている。
このような自然災害はいつ起こるかわからない。
最近の異常気象、報道等で容易に予想できることだと思います。
しかし、問題は、この自然災害だけではないのです。
最大の危機は、自然災害に対応する人材がいないのです。
つまり、若い土木技術者がいないのです。
若い人材が入っても、離職率が高い。
その結果、負のスパイラルが発生している。
若い土木技術者の減少
⇒職員・技能員の高齢化
⇒技術の伝承ができない
⇒新たな技術・サービスを生み出す若手が育たない
⇒業界全体の技術力の低下
⇒国民の暮らしを守れない
将来の自分のために、
子供のために、
孫のために、
国土を守る土木技術者を育てなければならない。
業界ももっと頑張らなければなりませんが、
業界だけで、解決できる問題ではありません。
将来のために、
国民全体が、土木の応援団になる必要があると思いますが、
あなたはどう考えますか?