hakuunの未来ノート

将来のため、人生やビジネスに関して、考えたこと、感じたことを綴ります。

日本を守ることができるか

2015-08-11 | 土木

●自然災害への対応は大丈夫か?

 ○地震国日本

日本の国土面積は、世界の0.25%。

一方で、世界中のマグニチュード6以上の巨大地震の20%は日本で発生している。

そのために、道路、橋、トンネルなどは巨大地震を想定して造らなければならない。

 

○台風の通り道日本

毎年、台風により日本各地で被害を及ぼしている。

日本の河川は、急流である。そのために増水すると一気に水位が高まり、河川は氾濫する。

また、軟弱地盤の地形が多いため、地滑り被害が多発している。

さらに、居所的な大雨のために、累積降雨量が多くなると地盤が緩み、土砂災害が発生する確率が上昇する。

 

○新たな災害「都市災害」

台風による大雨やゲリラ豪雨により、地下鉄の駅の出入り口から雨水が流れ込み、地下鉄が完全麻痺するというシミュレーションが予想されている。

 

このような自然災害はいつ起こるかわからない。

 

最近の異常気象、報道等で容易に予想できることだと思います。

 

しかし、問題は、この自然災害だけではないのです。

最大の危機は、自然災害に対応する人材がいないのです。

つまり、若い土木技術者がいないのです。

若い人材が入っても、離職率が高い。

 

その結果、負のスパイラルが発生している。

若い土木技術者の減少

⇒職員・技能員の高齢化

⇒技術の伝承ができない

⇒新たな技術・サービスを生み出す若手が育たない

⇒業界全体の技術力の低下

⇒国民の暮らしを守れない

 

将来の自分のために、

子供のために、

孫のために、

国土を守る土木技術者を育てなければならない。

 

業界ももっと頑張らなければなりませんが、

業界だけで、解決できる問題ではありません。

将来のために、

国民全体が、土木の応援団になる必要があると思いますが、

あなたはどう考えますか?