hakuunの未来ノート

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「腹式呼吸」のメリット

2012-05-30 | スキルアップ

●「腹式呼吸」は必須スキル

今、勉強している「朗読」の講座では、「腹式呼吸」に関するトレーニングが半分をしめる。
「朗読」を行う場合、大きな声で、ひと呼吸が長く、大量の空気を吐き出すことになる。
多くの人が、胸で呼吸する「胸式呼吸」のため、息を長く吐き出すことは困難である。
そこで、「朗読」を上手くこなすためには、「腹式呼吸」をマスターする必要があり、そのためには、基本となる「腹筋」を鍛える必要がある。
つまり、「腹筋」を鍛えるには、一日でできるものではなく、毎日継続してトレーニングを積むことで、徐々にではあるが「腹筋」を鍛えることが可能となる。
その結果、「腹式呼吸」も「腹筋」の強化に従って、大量の息を長く吐き出すことが可能となる。
つまり、「腹式呼吸」もスキルとということになり、日々のトレーニングが必要である。

●「腹式呼吸」の見える化

私は、偶然、この「腹式呼吸」の訓練を毎日続けている。
朝の通勤の際、ウォーキングを取り入れている。
ある信号から次の信号まで、5分間ほど、この「腹式呼吸」を行なっている。
「20秒間吐いて、5秒間吸う、そして5秒間息を止める」
これを毎朝やっていると、最初はつらかった「腹式呼吸」が楽にできるようになった。
「通勤時腹式呼吸」は、2年ほど続けいている。

最近はお風呂の中でもやっている。
息を吐くことで、お腹が凹み、そん分水面が下がる。
次に息を吸うと、お腹が膨らみ、その分水面が上がる。

私の場合、お風呂が小さい。
そこで息を吸うと、お腹が膨らみ、その分水面が上がり、お湯が溢れる。
お湯を継ぎ足しながらやると、息を吸うたびに、お湯が溢れ、見ていても楽しい。
まさに「腹式呼吸」の見える化である。
こうなると、「腹式呼吸」のトレーニングも楽しくなる。

●「腹式呼吸」のトレーニングをはじめた経緯

ある試験を受験した時のことである。
緊張のあまり、心臓はバクバクなり、落ち着こうと思っていても、落ち着けない。
試験時間は、朝から夕方まであり、その間、ずっと緊張していたことを覚えている。
その結果、試験には集中できず、成果を出すことができなかった。

その半年後位である。
林成之著の「脳に悪い7つの習慣」に出会った。
その第3章「脳に悪い習慣」P86には次のように記載されているので例のごとく引用する。

『緊張しすぎると心臓がドキドキしたり、手や声が震えたりして力が発揮できなくなることがある。これは自律神経が気持ちの高まりの影響を受けることで、血液中のカテコラミン濃度が上がり、筋肉を固くしてしまう。』
『自律神経は、自分でコントロールすることはできないが、呼吸によって間接的にコントロールする方法がある。』
『息を吸うことは交感神経の働きを高め、息を長く吐けば副交感神経の働きを高めてくれる。
適度の緊張とは、交感神経の働きが勝っている状態である。ドキドキしたり、震えたりするときは、息をゆっくりと長く吐くことである。』
『ぐっと深く吐き出すためには、腹筋を締めるのがコツである。』

まさに、試験の最中に私は、『緊張しすぎると心臓がドキドキしたり、手や声が震えたりして力が発揮できなくなった。これは自律神経が気持ちの高まりの影響を受けることで、血液中のカテコラミン濃度が上がり、筋肉を固くしてしまって』いたのである。

当然、この本を読んで、「腹式呼吸」の練習を始めた。

今までにも、あがり症で、「心臓がバクバク」したことは数がしれない。
すぐに、「ドキドキしたり、震えたりする対策として、息をゆっくりと長く吐くこと」の練習を始めたのは言うまでもない。

毎日毎日、くり返し続けたことを覚えている。
その結果、編み出したのが、「通勤腹式呼吸」であり、「お風呂腹式呼吸」である。

その後、プレゼンなどを行う機会が多々あるが、昔に比べ緊張する度合いは減っている。

●「腹式呼吸」の未来

原因がわかると、適切な対策が取ることができる。
つまり、「腹式呼吸」のトレーニングをはじめた次第である。
もっと早く、この事実を知っていれば、と思うこともあるが、過去に戻ることはできないし、過去のことを後悔してもはじまらない。

むしろ、「今ままで使っていない能力である」と考えることである。
つまり、まだこの脳力は「ノビシロがある」と、いうことになる。
そうすれば自ずと将来の可能性が広がり、トレーニングをすることが楽しくなる。

そんな気持ちで、「腹式呼吸」のトレーニングをしていた際の「朗読」である。
この2年間のトレーニングが、役立っていることは間違いないと思う。

今後、「朗読」でどれだけ成果がでるか楽しみである。